保守的キリスト教

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保守的キリスト教伝統的キリスト教、(Conservative ChristianityTraditional Christianity)とは、特に西方教会における、伝統的なキリスト教の信仰と実践に重きをおくグループあるいは運動について用いられる語である。 この用語は西方教会における様々な動きを指している。これは保守的神学と呼ばれ、聖書に関する教派と個人の立場について述べられる。

保守的クリスチャンの語はしばしば福音主義教会とキリスト教根本主義者(総じてキリスト教原理主義と呼ばれる)によって、キリスト教社会運動と近代主義者(リベラル)から自らを区別するために使われる。

なお正教会においては、「伝統的」の語彙は頻繁に用いられるが[1]、西方教会と東方教会はかなり異なる歴史的経緯を有しているために、西方教会における「保守的キリスト教」「伝統的キリスト教」と、正教会における「伝統」は、結果的に各種見解において似通っている部分はあるとしても、概念としては全く別のものであって軌を一にはしていない。

信仰

保守的キリスト教とキリスト教根本主義は多く重なる部分があるが、二つの用語は同意語ではない。保守的キリスト教の中心となる伝統的な信仰は三つの信条、使徒信条ニカイア・コンスタンティノポリス信条アタナシオス信条に見出される。

キリスト教弁証論のWatchman.orgは、聖書無謬説聖書の無誤性は、聖書の正統的信仰の核心であるとしている。しかし保守的なカトリックはその確信を共有していない[2]

脚注

  1. 「ギリシャ正教は、名実ともに伝統的なのである。」引用元:高橋保行著『ギリシャ正教』講談社学術文庫 1980年 ISBN 9784061585003、63頁
  2. [1]Watchman.org

外部リンク