住宅金融支援機構
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独立行政法人住宅金融支援機構(じゅうたくきんゆうしえんきこう、英称:Japan Housing Finance Agency、JHF)は、住宅金融公庫の業務を継承した独立行政法人。2007年4月1日に発足した。所管省庁は、国土交通省住宅局と財務省である[1]。
沿革
概要
- 本店(兼 首都圏広域事業本部):東京都文京区後楽1-4-10
- 支店:北海道支店(札幌市)、東北支店(仙台市)、東海支店(名古屋市)、北陸支店(石川県金沢市)、近畿支店(大阪市)、中国支店(広島市)、四国支店(香川県高松市)、九州支店(福岡市)の8店舗
- 営業エリア:沖縄県を除く46都道府県[2]
- 設立:2007年4月1日
- 資本金:7,117億3,259万円(平成27年度末現在、全額政府出資)
- 理事長:加藤利男
- 役職員数:915人(平成28年4月1日現在)
- 買取債権等残高:24兆9,585億円(内:買取債権11兆6,394億円・貸付金13兆2,404億円、平成27年3月31日現在)
業務
旧住宅金融公庫では、住宅ローンを直接融資していたが、住宅金融支援機構では一部の民間金融機関による貸付が困難な分野のみに直接融資を限定し、その他の一般的な住宅ローンについては、民間金融機関が長期固定金利の住宅ローンを提供できるよう、資金の融通を支援する。なお住宅金融支援機構は、一定の金融機関、一定の債権回収会社、地方公共団体その他政令で定める法人に対し、業務の一部を委託することができる。
- 証券化支援業務
- 民間金融機関が安心して長期固定金利の住宅ローンを提供できるよう、住宅ローン債権を証券化し、投資家に投資してもらう。フラット35などが代表例。
- 融資保険業務
- 民間金融機関の住宅ローンが債務不履行に陥った場合、住宅金融支援機構が金融機関に保険金を支払う。
- 直接融資業務
- 住宅の建設をしようとする者への情報の提供
- 情報提供・相談援助業務は、他の機関、民間団体、地方公共団体へ委託することは一切できない。
- 住宅金融公庫の債権の管理・回収業務
- 緊急時の主務大臣の要求
- 主務大臣は、災害時等緊急の必要がある場合には、住宅金融支援機構に対して業務に関する必要な措置をとるよう求めることができる。住宅金融支援機構は正当な理由がない限りその求めに応じなければならない。
脚注
- ↑ “独立行政法人住宅金融支援機構法施行令、(主務大臣等)第34条、最終改正:平成21年4月30日政令第131号”. 電子政府の総合窓口 (2009年4月30日). . 2009閲覧.
- ↑ 沖縄県では沖縄振興開発金融公庫が同様の業務を行っている。