伊豆半島
提供: miniwiki
伊豆半島(いずはんとう、Izu peninsula)
静岡県東部,駿河湾と相模灘を分ける半島。南北約 50km,東西 15~35km,面積 1430km2。新第三紀層からなる山地を基盤に,天城,多賀(熱海),達磨,大室などのなだらかな火山を載せている。北流する狩野川に沿う田方平野のほかは平野に乏しく,海岸の多くは磯浜。黒潮に洗われ,気候は温暖多雨で,ことに南端の石廊崎付近は無霜地帯である。伊豆の名は「いでゆ」からきているといわれるほど温泉が多く,東海岸には国際観光温泉文化都市法の対象となっている熱海,伊東をはじめ熱川,稲取,今井浜,狩野川流域には伊豆長岡,修善寺,湯ヶ島,西海岸には土肥,堂ヶ島などの温泉群がある。火山,温泉のほか,石廊崎,浄蓮の滝など景勝地が多く,富士箱根伊豆国立公園に属する。海岸地域は半農半漁の集落が形成されていたが,観光地化に伴い,民宿などに変わっている。半島全域で果樹,園芸作物,花卉が栽培される。東海岸を伊豆急行が走り,国道135号線,136号線が半島を一周する。
座標: 東経138度57分北緯34.9度 東経138.95度