伊藤豪

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伊藤 豪いとう ごう1938年3月4日 - )は、日本俳優司会者ナレーター東京電機大学高等学校早稲田大学文学部演劇専修卒業。劇団アドック所属。

経歴・人物

父は養蚕教師として郡是製糸に在籍し、戦時中は軍属としてインドネシアに派遣され、戦後は埼玉県にある郡是製糸株式会社の原料部に配属されていた。本人は山形の母の実家で小学低学年時代を過ごしたが三年になる頃天童市(旧天童町)久野本に移住した。その後父の会社のある埼玉県鴻巣市に移住し、鴻巣中学校を卒業後東京電機大学高等学校に進む。高等学校は電機大学への一過程でもあったが普通科が存在しており、そこに在籍した。他の科との違いは大学への進学科として、高校時代に文科系の内容を一通り習得する目的があったように思われる。その過程の中で、学園祭で行われた演劇作品に参加したのが契機となり、理系から文系に舵を切り替えることになった。 早稲田医学文学部で演劇を学び劇団民藝の俳優教室に入所し、研究生を経て劇団員として様々な作品に出演した。 1973年劇団民藝を退団。有吉佐和子訳「ケイトンズヴィル事件の九人」を上演・出演する。参加者に宇野重吉氏。滝澤修氏、芦田伸介氏、中村勘衛門氏、緒方拳氏、杉村春子氏等が集まり話題になる。その後演劇集団友、劇団鬼の演などを結成し、2001年、三園ゆう子氏、吉野晴雄氏等と共に六本木に劇団アドックを設立。赤坂に移転し今日に至る。 主に麻布区民センターホールを利用する麻布演劇市に所属し、脚本、演出、出演を担当している。 この間NHKや民放のドラマやショー番組に出演、コマーシャルでは通販のはしりといわれた日本文化センターテレフォンショッピングキャスターとして出演。2017年の今日に至るまで継続出演している。司会者としては3千組を越える婚礼司会をホテルオークラ、フォーシーズンズで行っている。現在、港区のふれあい会館で朗読や語りの「表現講座」を実施している。

出演作品

◎劇団民藝 1961年 久保栄作「火山灰地」村山知義演出(第一部 第二部) 1963年 小山祐士作「泰山木の木の下で」宇野重吉演出 サルトル作「狂気と天才」村山知義演出 1964年 島崎藤村作「夜明け前」松尾哲二演出「女の勤行」アンネフランク作「アンネの日記」菅原卓演出(学校公演) 1965年 ショーロホフ作「拓かれた処女地」宇野重吉演出、大橋喜一作「コンベア野郎に夜はない」早川昭二演出 1966年 「悲しみの酒場のバラード」菅原卓演出 小林ひろし作「郡上の立百姓」早川昭二演出 1967年 アーサーミラー作「ヴィシーでの出来事」菅原卓演出 「うちのお姉さん」宇野重吉演出 庄野英二作「星の牧場」宇野重吉演出 1968年 シェークスピア作「ヴェニスの商人」浅利慶太演出 アルブーゾフ作「イルクーツク物語」宇野重吉演出 1969年 カミュ作「正義の人々」宇野重吉演出 1970年 アーサーミラー作「みんな我が子」菅原卓演出 「七月六日」宇野重吉演出 木下順二作「審判」宇野重吉演出 1971年 アーサーミラー作「るつぼ」菅原卓演出 フリー 「ケイトンズヴィル事件の九人」有吉佐和子演出 ◎劇団友 たいらまさお作「海賊オーロカーナの冒険」藤原新平演出 ◎劇団鬼の演 「若者たち」伊藤豪演出 劇団アドック(全作品演出) 芥川竜之介作 神尾哲人脚色「雛」 三浦綾子作 神尾哲人脚色「母」 チェーホフ作「熊」 チェーホフ作「白鳥の歌」 チェーホフ作 神尾哲人補色「結婚申込み」 三浦綾子作 三園ゆう子脚色「母」三園ゆう子の独り語り 神尾哲人作「そして河童は消えた」 O・ヘンリー作 神尾哲人脚本「最後のひと葉」 ルナール作 神尾哲人脚本「にんじん」 三浦綾子作 神尾哲人脚色「新しき鍵」 三浦綾子作 神尾哲人脚色「青い棘」 三浦綾子作 神尾哲人脚色「貝殻」 三浦綾子作 神尾哲人脚色「この重きバトンを」 三浦綾子作「壁の声」より 神尾哲人脚色「壁」 三浦綾子作「細川ガラシャ夫人」参照作品 神尾哲人脚本「月さびよ」 三浦綾子作「細川ガラシャ夫人」参照作品 神尾哲人脚本「月さびよ」完結編

再演作品 「雛」横浜開港150年記念公演 他 「母」豊島公会堂 埼玉県加須 山形県天童 川崎市 他 「母」三園ゆう子の独り語り 宮城県被災地 他 「最後のひと葉」レストラン公演 テレビ(ドラマ) 「徳川家康」佐治日向守 「勝海舟」松平伊豆守 その他「マー姉ちゃん」「いちばん星」「大都会パートⅡ」「大江戸捜査網」「水滸伝」 「白い巨塔」「子連れ狼」「岸辺のアルバム」他 司会「奥様801」(テレビ朝日)「みどりの地球」(NHK教育テレビ)他 映画「告白的女優論」「西のペテン師東の詐欺師」他 コマーシャル 「日本文化センター」キャスター 他

関連項目

外部リンク