仮面ライダー

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(かめんライダー)

テレビ番組『仮面ライダー』(1971年(昭和46)‐1973)および石森(現、石ノ森)章太郎による同名漫画の主人公。

若き生化学者オートレーサーの本郷猛は、世界征服を企む悪の秘密組織ショッカーに捕らわれ、その尖兵となるべく改造手術を施される。脳まで改造される前に辛うじて脱出した彼は、身体に埋め込まれた風車に風を受けることで、超人的なエネルギーを生み出し、バッタのような姿に変身。仮面ライダーと名乗って、オートレースの師である立花藤兵衛やFBI捜査官の滝和也らと共に、ショッカーが次々と作り出す怪人と戦っていく。普通の人間が、敵と同様な異形のものへと変化する、という斬新なコンセプトは「変身」ブームを巻き起こし、劇中のアクションを真似て子供が怪我をしたり、ライダーや怪人のカードを景品につけたスナック菓子が、カードだけ取って菓子自体は投棄されるなど、社会問題にもなった。

主演の藤岡弘が撮影中事故に遭い、降板を余儀なくされた際には急遽、佐々木剛演じるカメラマン・一文字隼人が仮面ライダー二号として登場。ショッカーの計画を追ってヨーロッパに渡った一号に代わり、日本を守るという設定で、一つの番組に同一名のヒーローが二人登場するという珍しい形となった。藤岡の復帰後は、二号が南米に渡ったという形で退くが、一号と二号が揃うダブルライダー編が時折展開されて好評を博し、後のシリーズにおける歴代ライダー共演への道を開いた。

番組終了後も人気は衰えることなく、直接の続編である『仮面ライダーV3』を皮切りに、現在に至るまで、「仮面ライダー」の名を冠したシリーズが作り続けられている。

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