付知川
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付知川(つけちがわ)は、岐阜県を流れる河川。木曽三川の木曽川水系の川である。
地理
岐阜県中津川市加子母と長野県木曽郡王滝村の県境の小秀山付近に源を発する[1][2]。阿寺断層に沿って市内の付知町・田瀬・福岡を流れ、恵那峡付近の市内苗木と高山の境界で木曽川に合流する。
上流の付知峡は、数多くの渓谷、瀑布、滝がある。原生林や旧神宮備林が残っており、紅葉の名所でもある。付知峡を中心にキャンプ場や渡合温泉、付知峡倉屋温泉などの温泉施設が点在する。鮎などの釣りの名所でもあり、一帯は裏木曽県立自然公園に指定されている。
かつては青川と呼ばれ、透明度の高い川であった。現在も透明度は高いが、以前よりは濁りがあるという。
流域開発
付知川に沿って、かつては鉄道が存在していた。さらに下呂までを結ぶ、旧国鉄の計画もあった。
- 北恵那鉄道線:中津町駅(中央本線中津川駅付近) - 下付知駅(恵那郡付知町)。1924年開通。1978年廃止。
- 付知森林鉄道:下付知駅 - 渡合(恵那郡加子母村)。1937年開通。1959年廃止。
- 下呂線:中央本線中津川駅 - 高山本線下呂駅。1922年予定線。1980年国鉄再建法により凍結。未成線。
流域の観光地
付知川と付知峡は、その自然美などから様々な指定を受けている。
- 裏木曽県立自然公園(付知川・付知峡)
- 岐阜県の名水50選(付知川)
- 飛騨・美濃紅葉三十三選(付知峡)
- 森林浴の森100選(付知峡)
- 福岡ローマン渓谷(付知川)
関連項目
- オーロラになれなかった人のために - スピッツのミニアルバム。収録曲「田舎の生活」が付知川流域をモデルとしている。