人工妊娠中絶
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人工妊娠中絶(じんこうにんしんちゅうぜつ、英: induced abortion)
胎児が子宮外で生育不可能な時期に,人工的に妊娠を中断して,胎児とその付属物を子宮外に出すこと。現在では,妊娠 22週未満を子宮外生育不能な期間とみなしている。妊娠3ヵ月までは,機械的に子宮口を開き,内容を除去する手術が行われるが,4~5ヵ月では,出産と同じように陣痛を起させ,子宮筋の力で頸管を開き,内容を排出させる方法がとられるので時間がかかり,危険度も高くなる。日本では,母体保護法 (旧優生保護法) によって指定された医師が,暴行で妊娠した場合,妊娠の継続や分娩が身体的,経済的理由で母体の健康をそこなうおそれのある場合は,合法的に中絶手術を受けることができる。