京都精華大学
京都精華大学 | |
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大学設置 | 1979年 |
創立 | 1968年 |
学校種別 | 私立 |
設置者 | 学校法人京都精華大学 |
本部所在地 |
京都府京都市左京区岩倉木野町137 東経135度46分15秒北緯35.07306度 東経135.77083度 |
キャンパス |
上記本部所在地 朽木学舎 丹後学舎 |
学部 |
芸術学部 デザイン学部 マンガ学部 ポピュラーカルチャー学部 人文学部 |
研究科 |
芸術研究科 デザイン研究科 マンガ研究科 人文学研究科 |
ウェブサイト | 京都精華大学公式サイト |
京都精華大学(きょうとせいかだいがく、英語: Kyoto Seika University)
京都府京都市左京区岩倉木野町137に本部を置く日本の私立大学。
Contents
概観
大学全体
1968年(昭和43年)に現在の所在地に開設された、京都精華短期大学を前身とする4年制大学。現在は、芸術学部・デザイン学部・マンガ学部・ポピュラーカルチャー学部・人文学部、芸術研究科・デザイン研究科・マンガ研究科・人文学研究科の5学部・4研究科を構える。
2017年9月23日、理事会において次期学長にマリ共和国出身のウスビ・サコ人文学部教授が選任承認された。2018年4月1日に就任。
建学の精神(校訓・理念・学是)
教育理念は、「自由自治」「人間尊重」。この理念はかつてであれば、大学主催の学園祭「木野祭」に加え、学生主催の学園祭「五月祭」が開催されるといったかたちで実践されていた。
しかしながら、学生団体(自治会)による相次ぐ不祥事などを受けて、学生団体の解体や学祭の規模縮小が行われており、特に学生間において「自由自治」は形骸化している。2016年度を以って、自治会は選挙管理委員会の不正により解散し、現在は自治会に変わる組織は存在しない。
また、大学設置当初より、公式な校歌・校章を制定していない(大学敷地内や式典内での、国旗の掲揚や国歌の斉唱などを行っていない)。
大学の理念を反映した講演会も数多く行われており、2000年にはダライ・ラマ14世を日本の非宗教団体として初めて招聘した[1]。
教育および研究
日本で初めてのマンガ学部を設置した大学として知られている。とりわけ2000年以降、文部科学省の「私立大学学術研究高度化推進事業(オープンリサーチセンター)」[2] として「京都精華大学表現研究機構」[3]内にマンガ文化研究所を、また京都市と共同運営するかたちで「京都国際マンガミュージアム」を開設・運営するなど、文化・表現メディアとしてのマンガの研究・収集・保管・展示に力を入れている。さらに、平成27年度から文化庁より委託を受け「メディア芸術連携促進事業」を実施し、メディア芸術分野の文化資源の運用・展開に参画している[4]。
また2004年には、教育活動の発展と向上を目的に、学内に教育推進センターを設置した。ここでは、ISO14001認証を受けているキャンパスを活用した、新しい教育システムの研究や、EMS構築支援活動を通しての「自立した学習者」の育成プログラム、そのほか地元・京都の伝統産業や地場産業と連携した教育実践プログラムなどが提供されている。 なお、これらの活動は、複数回にわたって文部科学省の大学教育改革支援事業である「特色ある大学教育支援プログラム(特色GP)」に採択されている。
沿革
略歴
1968年(昭和43年)、形骸化した学問の自由と大学の自治の回復を目的として、岡本清一初代学長を中心に、現在の所在地に学校法人京都精華学園により京都精華短期大学として開設。当初は、英語英文科と美術科のみの短期大学としてのスタートであった。
1979年(昭和54年)、美術学部を開設。同年、短期大学美術科を廃止。10年後の1989年(平成元年)には人文学部を開設すると同時に、短期大学英語英文科を廃止。1991年(平成3年)に大学院美術研究科(私立の美術研究科としては、関西で初)、1993年(平成5年)に大学院人文学研究科を設置するなど、4年制大学としての拡充に努める。
2006年以降、デザイン学部、マンガ学部、ポピュラーカルチャー学部を新設し、芸術教育の領域を拡張している。
年表
- 1968年(昭和43年) - 京都精華短期大学開設。
- 1979年(昭和54年) - 京都精華大学美術学部開設、短期大学美術科廃止。
- 1989年(平成元年) - 京都精華大学人文学部開設、短期大学英語英文科廃止。
- 1989年(平成元年)9月21日 - キャンパスに隣接する叡山電鉄鞍馬線に京都精華大前駅が開業。
- 1993年(平成5年) - 5月、京都精華学園理事会において大学と高校の経営法人分離を決定。12月、学校法人木野学園設立。
- 1994年(平成6年) - 京都精華大学の経営が学校法人京都精華学園から学校法人木野学園に移管される(これにより、学校法人京都精華学園との関係はなくなり、学校法人京都精華学園が経営する京都精華学園中学校・高等学校との系列関係も解消される)。
- 2000年(平成12年) - 芸術学部にマンガ学科、人文学部に環境社会学科を開設。
- 2001年(平成13年) - 表現研究機構を開設、文字文明研究所・マンガ文化研究所・映像メディア研究所を置く。
- 2003年(平成15年) - 人文学部に社会メディア学科・文化表現学科を開設。学校法人名を「学校法人木野学園」から「学校法人京都精華大学」に変更。
- 2004年(平成16年) - 環境ソリューション研究機構を開設、環境ビジネス研究所・環境建築研究所・環境マネジメント研究所を置く。
- 2006年(平成18年) - デザイン学部、マンガ学部を新設。
- 2009年(平成21年) - 人文学部総合人文学科開設。
- 2010年(平成22年) - デザイン研究科、マンガ研究科開設。
- 2013年(平成25年) - ポピュラーカルチャー学部開設。
教育および研究
組織
学部・大学院
- 芸術学部
- 造形学科
- 洋画コース
- 日本画コース
- 立体造形コース
- 素材表現学科
- 陶芸コース
- テキスタイルコース
- メディア造形学科
- 版画コース
- 映像コース
- 造形学科
- デザイン学部
- イラスト学科
- イラストコース
- ビジュアルデザイン学科
- グラフィックデザインコース
- デジタルクリエイションコース
- プロダクトデザイン学科
- プロダクトコミュニケーションコース
- ライフクリエイションコース
- 建築学科
- 建築コース
- イラスト学科
- マンガ学部
- マンガ学科
- カートゥーンコース
- ストーリーマンガコース
- 新世代マンガコース
- キャラクターデザインコース
- ギャグマンガコース
- マンガプロデュースコース
- アニメーション学科
- アニメーションコース
- マンガ学科
- ポピュラーカルチャー学部
- ポピュラーカルチャー学科
- 音楽コース
- ファッションコース
- ポピュラーカルチャー学科
- 人文学部
- 総合人文学科
- 文学専攻
- 歴史専攻
- 社会専攻
- 総合人文学科
- 大学院
- 芸術研究科(博士前期課程・博士後期課程)
- 芸術専攻
- デザイン研究科(修士課程)
- デザイン専攻
- 建築専攻
- マンガ研究科(博士前期課程・博士後期課程)
- マンガ専攻
- 人文学研究科(修士課程)
- 人文学専攻
研究機関
- 京都国際マンガミュージアム
- 国際マンガ研究センター[5]
- ダイバーシティ推進センター
- 伝統産業イノベーションセンター
学外アートスペース
- kara-s[6]
教育
- 特色ある大学教育支援プログラム(特色GP)
- 自立した学習者による社会貢献の実践教育(2004年度採択)
- 伝統産業を軸とした地域連携教育の実践(2005年度採択)
- 考えるための『日本語リテラシー』教育(2006年度採択)
- 大学生の就業力育成支援事業
- クリエイターデビューを目指す表現者のキャリア形成支援(2009年度採択)
- 職業的実践力を有する表現者育成プログラム(2010年度採択)
- 私立大学戦略的研究基盤形成支援事業
- マンガに関する国際的かつ先端的研究拠点の形成(2011年度採択)
- 私立大学等改革総合支援事業
- タイプ1「教育の質的転換」(2015年度採択)
- タイプ2「地域発展」(2014年度、2015年度採択)
施設
キャンパス
学外施設
- 朽木学舎
- 丹後学舎
対外関係
他大学との協定
- CUMULUS(ヨーロッパ美術デザイン大学連合)[7]に加盟。日本では初の加盟校となる。
- 大学コンソーシアム京都に加盟。
- 札幌大学、旭川大学、沖縄大学 (京都精華大学人文学部⇔各大学文系学部の間で国内交換留学協定)
- 京都大学 2008年09月18日京都精華大学は京都大学とでマンガで連携協定を締結。
海外協定校
- クーパー・ユニオン美術学部
- バード大学
- ロードアイランドデザイン大学
- ミシガン大学美術・デザイン学部
- カリフォルニア芸術大学
- 南カリフォルニア建築大学
- リートフェルトアカデミー
- ユトレヒト芸術学校
- トゥルクアーツアカデミー
- アールト大学芸術・デザイン学部
- グラスゴー美術大学
- エジンバラ大学
- コーネル大学
- ロンドン芸術大学
- カッセル芸術大学
- ナントデザイン大学
- パリ建築大学
- パリマラケ国立建築大学
- オーストラリア国立大学 美術学部
- ヘルシンキ芸術デザイン大学
- 弘益大学
- チェンマイ大学
- 大邱大学
- 静宜大学
このほか、留学生の入学前支援のため京都日本語学校と協定を結んでいる[8]。
大学関係者一覧
参考文献
- 『建築家の学校 〜京都精華大学の実験〜』[9] (1997年 住まいの図書館出版局) ISBN 978-4795221260
脚注
- ↑ ダライ・ラマ法王 来日履歴
- ↑ 私立大学学術研究高度化推進事業
- ↑ 京都精華大学表現研究機構
- ↑ 平成27年度 メディア芸術連携促進事業 連携共同事業の募集について
- ↑ 国際マンガ研究センター
- ↑ kara-S
- ↑ CUMULUS(ヨーロッパ美術デザイン大学連合)
- ↑ “2011年度事業報告書”. 京都精華大学. . 2016-12-3閲覧.“京都精華大学との連携”. 公益財団法人京都日本語センター. . 2016-12-3閲覧.
- ↑ 当校創立当初の理想と現実・試行錯誤などについて、現・デザイン学部建築学科の視点から著されている。
関連項目
- 京都精華大学生通り魔殺人事件 - 本学学生が被害者となった殺人事件(2018年現在未解決)。
外部リンク
- 京都精華大学
- seika-sekai:京都精華大学ブログ
- 京都精華大学 芸術学部 映像コース
- 京都精華大学 デザイン学部 ビジュアルデザイン学科 デジクリ
- 京都精華大学 - 公式YouTubeチャンネル
- 京都国際マンガミュージアム
- 京都精華大学ストリートビュー