中華人民共和国憲法
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中華人民共和国憲法(ちゅうかじんみんきょうわこくけんぽう、中国語簡体字:中华人民共和国宪法)
中国の基本法。現行憲法は1982年に制定されたものである。82年憲法は、国家の性格について「労働者階級が指導し、労農同盟を基礎とする人民民主独裁の社会主義国家である」(1条)と規定し、これを前提とした公民の基本的権利や国家機構について定めている。条文は82年以後も、88年、93年、99年、2004年の4回にわたり、計画経済から市場経済への変化に合わせた部分的な改正を経て、04年の憲法改正では私有財産の保護規定が挿入された。13年1月、『南方週末』紙が憲政の必要を説く社説を出そうとしたところ、差し止め措置となり、その後も党中央宣伝部を中心に憲政を批判する左派寄りの言論が多くみられた。習近平はこの前後から「依法治国」「依憲治国」を語り始めてはいたが、それも尻すぼみとなった。結局、中国の場合、憲法より党が実質的に上位にある。