中点
提供: miniwiki
中点(ちゅうてん、midpoint)は、ある2点を両端とする線分上にあり、その両端から等しい距離にある点のことである。
座標
二次元ユークリッド空間に対してデカルト座標を導入すると、2点[math] (x_{1}, y_{1})[/math], [math](x_{2}, y_{2})[/math] の中点は
- [math]\left(\frac{x_1 + x_2}{2}, \frac{y_1 + y_2}{2}\right)[/math]
で表すことができる。
一般に n 次元ユークリッド空間上の2点 A, B を直交座標系であらわし、それぞれを[math] (a_{0}, ..., a_{n-1}), (b_{0}, ..., b_{n-1})[/math] とするとその中点は
- [math]\left(\frac{a_{0} + b_{0}}{2},\ldots,\frac{a_{n-1} + b_{n-1}}{2}\right)[/math]
である。
中点の作図
ユークリッド幾何学では、与えられた2点の中点は、以下の様に作図することができる。
- 2点を結ぶ線分を引く。
- 2点を中心とし、同じ半径(ただし、2点の距離の半分より大きくなくてはならない)の円を描く。
- 2.で描いた2円の2つの交点を結ぶ直線(この線分の垂直二等分線)を引く。
- 1.と3.の交点が求める中点となる。