中村梅之助 (4代目)
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よだいめ なかむら うめのすけ 四代目 中村 梅之助 | |
屋号 | 成駒屋 |
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定紋 | 左巻三藤巴 50px |
生年月日 | 1930年2月18日 |
没年月日 | 2016年1月18日(85歳没) |
本名 | 三井鐵男 |
襲名歴 | 1. 四代目中村梅之助 |
出身地 | 東京都 |
活動内容 | 映画・テレビ時代劇、舞台劇、前進座歌舞伎 |
主な作品 | |
『遠山の金さん捕物帳』 『伝七捕物帳』 大河ドラマ『花神』 | |
四代目 中村梅之助(よだいめ なかむら うめのすけ、1930年2月18日 - 2016年1月18日[1])は、東京生まれの俳優・歌舞伎役者。本名は三井 鐵男(みつい てつお、新字体:鉄男)。屋号は成駒屋。定紋は左巻三藤巴、替紋は裏梅。
人物
劇団前進座代表。同座を創設した三代目中村翫右衛門は父、母は落語家の二代目談洲楼燕枝の娘。かつて同座の俳優だった二代目中村梅雀は長男。『真田太平記』では家康を梅之助、秀忠を梅雀と役の上でも親子役を演じ話題になった。
時代劇俳優としても広く活躍、『遠山の金さん捕物帳』、『伝七捕物帳』、大河ドラマ『花神』などの主演作品がある。
戦前から子役として舞台だけでなく映画にも出演しており、当時のフィルムも現存する。旧制松本市立中学校(現・長野県松本美須々ヶ丘高等学校)中退[2]。20代の頃、結核を患う。
2016年1月18日、肺炎のため死去[1]。85歳没。2015年5月の前進座国立劇場公演、『人情噺文七元結』の家主甚八役で出演したのが最後の舞台となった。
出演作品
太字は長男・中村梅雀と共演した作品。
テレビドラマ
- 仇討選手(1963年、テレビ朝日)
- 大奥(1968年、フジテレビ) - 大岡忠光 役
- 三人の母(1968年 - 1969年、TBS) - 新聞屋の主人 役
- 大河ドラマ(NHK)
- 遠山の金さん捕物帳(1970年 - 1973年、テレビ朝日) - 遠山金四郎 役
- 大忠臣蔵 第37回「天野屋利兵衛は男でござる」(1971年、テレビ朝日) - 本多和泉守 役 ※父・中村翫右衛門と出演
- 伝七捕物帳(1973年 - 1977年、日本テレビ) - 黒門町の伝七、遠山左衛門尉 役(二役)
- 達磨大助事件帳(1977年、テレビ朝日) - 達磨大助 役
- 若さま侍捕物帳(1978年、テレビ朝日) - 矢部駿河守 役
- 伝七捕物帳(1979年、テレビ朝日) - 黒門町の伝七 役
- そば屋梅吉捕物帳(1979年、テレビ東京) - 梅吉 / 梅村源之丞、遠山左衛門尉景元 役(二役)
- 必殺シリーズ(朝日放送) - ナレーション
- 必殺仕事人III(1982年)
- 必殺仕事人IV(1983年)
- 必殺仕事人V(1985年)
- 必殺橋掛人(1985年)
- 必殺仕事人V・旋風編(1986年)
- 必殺仕事人V・風雲竜虎編(1987年)
- 真田太平記(1985年) - 徳川家康 役
- ノンちゃんの夢(1988年、NHK) - 結城市太郎 役
- 女たちの百万石(1988年、日本テレビ) - 徳川家康 役
- 銭形平次(1991年、フジテレビ) - 並木藤兵衛 役
- 忠臣蔵 風の巻・雲の巻(1991年、フジテレビ) - 垣見五郎兵衛 役
- 運命峠(1993年、フジテレビ) - 天海大僧正 役
- 忠臣蔵(1996年、フジテレビ) - 土屋主税 役
- 物書同心いねむり紋蔵(1998年、NHK) - 蜂屋鉄五郎 役
- 盤嶽の一生 第7話「じゃじゃ馬馴らし」(2002年、フジテレビ) ‐ 早坂玄蕃
- 天花(2004年、NHK) - 鈴木昭三 役
映画
- 元禄忠臣蔵 前篇(1941年) - 大石吉千代 役
- 風林火山(1969年) - 荻原弥右衛門 役
- 新選組(1969年) - 山南敬助 役
- 落陽(1992年) - 劉宗仁 役
- 釣りバカ日誌9(1997年) - 八城建設社長 役
- ユメ十夜(2007年) - 僧 役
- 母べえ(2008年) - 藤岡久太郎 役
脚注
- ↑ 1.0 1.1 “中村梅之助さん、肺炎で死去”. デイリースポーツ online (株式会社デイリースポーツ). (2016年1月20日) . 2016閲覧.
- ↑ 『読売年鑑 2016年版』(読売新聞東京本社、2016年)p.552