上中里駅
上中里駅(かみなかざとえき)は、東京都北区上中里一丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅である。駅番号はJK 35。
乗り入れている路線は、線路名称上は東北本線である(詳細は路線記事および鉄道路線の名称参照)が、当駅には電車線を走る京浜東北線電車のみが停車し、旅客案内では「東北(本)線」とは案内されていない。また、JRの特定都区市内制度における「東京都区内」に属する。
田端信号場駅と東京新幹線車両センターの北端部に隣接している。
歴史
- 1933年(昭和8年)7月1日 - 鉄道省の駅として開業。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、JR東日本の駅となる。
- 2001年(平成13年)11月18日 - ICカード「Suica」の利用が可能となる。
- 2006年(平成18年)3月31日 - 改札前のKIOSKが閉鎖。
- 2007年(平成19年)4月1日 - 直営駅から委託駅となる(管理駅は王子駅)。
- 2013年(平成25年)6月4日 - 近隣の西ケ原研修合同庁舎建設地において2013年3月4日に発見された、旧日本軍の高射砲弾の不発弾の爆破処理のため、上中里駅付近を通る各線が日中の11時頃から14時頃にかけて運休となる[1][2]。
駅構造
島式ホーム1面2線を持つ地上駅で、橋上駅舎を有している。ホーム中程に駅長事務室(忘れ物取扱い)があるが、久しく使われていない。忘れ物の取り扱いなどは全て改札口での対応となる。
ホームと線路は全体的に王子寄りに向かって下り勾配となっている。北行(大宮方面)電車は当駅を出ると下り勾配から上り勾配に変わる。
みどりの窓口は設置されていないが、指定席券売機で指定席特急券、定期券などを購入することが可能である。
改札(自動改札機設置)とホームを連絡するエスカレーター・エレベーター、および多機能トイレが設置されている。運営はJR東日本ステーションサービスに委託されている。王子駅管理。
かつてはホームからよく見える場所にアジサイが多く植えられ、当駅の名物となっていたが、1981年(昭和56年)に新しい駅舎を建設する際に撤去され、一部は近所にある寺院などへ移された[3]。
のりば
番線 | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | 京浜東北線 | 北行 | 赤羽・浦和・大宮方面 | |
2 | 南行 | 上野・東京・横浜方面 | 横浜駅から 根岸線へ直通 |
(出典:JR東日本:駅構内図)
利用状況
駅の立地が台地の斜面部分にあり、駅前は切り立った地形で平地面積が狭く、駅前にある施設は限られたものとなっている。また、路線南に位置する西ヶ原側の駅周辺は閑静な住宅地、路線北側の尾久側も住宅地ではあるが、尾久車両センターと京浜東北線などの線路に囲まれた特殊な立地となっており、付近に大きな商店街やまとまった商業地区はなく、京浜東北線・根岸線の駅では最も乗車人員が少ない。東京23区のJR駅の中では越中島駅に次いで2番目に利用客数が少ない。
近年の推移は下記の通り。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
出典 |
---|---|---|
1992年(平成 | 4年)11,268 | [* 1] |
1993年(平成 | 5年)11,121 | [* 2] |
1994年(平成 | 6年)10,608 | [* 3] |
1995年(平成 | 7年)10,344 | [* 4] |
1996年(平成 | 8年)10,000 | [* 5] |
1997年(平成 | 9年)9,693 | [* 6] |
1998年(平成10年) | 9,115 | [* 7] |
1999年(平成11年) | 8,790 | [* 8] |
2000年(平成12年) | [JR 1]8,574 | [* 9] |
2001年(平成13年) | [JR 2]8,471 | [* 10] |
2002年(平成14年) | [JR 3]8,300 | [* 11] |
2003年(平成15年) | [JR 4]8,241 | [* 12] |
2004年(平成16年) | [JR 5]7,948 | [* 13] |
2005年(平成17年) | [JR 6]7,624 | [* 14] |
2006年(平成18年) | [JR 7]7,531 | [* 15] |
2007年(平成19年) | [JR 8]7,654 | [* 16] |
2008年(平成20年) | [JR 9]7,646 | [* 17] |
2009年(平成21年) | [JR 10]7,339 | [* 18] |
2010年(平成22年) | [JR 11]7,052 | [* 19] |
2011年(平成23年) | [JR 12]6,983 | [* 20] |
2012年(平成24年) | [JR 13]6,973 | [* 21] |
2013年(平成25年) | [JR 14]7,094 | [* 22] |
2014年(平成26年) | [JR 15]7,244 | [* 23] |
2015年(平成27年) | [JR 16]7,409 | [* 24] |
2016年(平成28年) | [JR 17]7,640 | [* 25] |
2017年(平成29年) | [JR 18]7,708 |
駅周辺
- 国立印刷局滝野川工場
- 花と森の東京病院
- 旧古河庭園
- 西ヶ原一里塚(日本橋から岩槻街道2里目)
- 東京都北区防災センター(地震の科学館)
- 滝野川消防署
- 滝野川公園
- 北区滝野川体育館
- 滝野川警察署
- 北区滝野川会館
- 北区滝野川文化センター
- 北区立滝野川図書館
- 北区役所 滝野川区民事務所
- 北区滝野川福祉保健センター
- 北区滝野川地域包括支援センター
- 西ヶ原郵便局
- 瀧野川女子学園中学校・高等学校
- 七社神社
- 平塚神社
- 東京ゲーテ記念館
- 東京地下鉄(東京メトロ)南北線 西ケ原駅
- 宇都宮線・高崎線 尾久駅
バス路線
駅前には直接乗り入れていないが、北区コミュニティバス王子・駒込ルートが付近の本郷通りを経由している。最寄り停留所は旧古河庭園または花と森の東京病院である。
隣の駅
脚注
出典
- JR東日本の2000年度以降の乗車人員
- ↑ 各駅の乗車人員(2000年度) - JR東日本
- ↑ 各駅の乗車人員(2001年度) - JR東日本
- ↑ 各駅の乗車人員(2002年度) - JR東日本
- ↑ 各駅の乗車人員(2003年度) - JR東日本
- ↑ 各駅の乗車人員(2004年度) - JR東日本
- ↑ 各駅の乗車人員(2005年度) - JR東日本
- ↑ 各駅の乗車人員(2006年度) - JR東日本
- ↑ 各駅の乗車人員(2007年度) - JR東日本
- ↑ 各駅の乗車人員(2008年度) - JR東日本
- ↑ 各駅の乗車人員(2009年度) - JR東日本
- ↑ 各駅の乗車人員(2010年度) - JR東日本
- ↑ 各駅の乗車人員(2011年度) - JR東日本
- ↑ 各駅の乗車人員(2012年度) - JR東日本
- ↑ 各駅の乗車人員(2013年度) - JR東日本
- ↑ 各駅の乗車人員(2014年度) - JR東日本
- ↑ 各駅の乗車人員(2015年度) - JR東日本
- ↑ 各駅の乗車人員(2016年度) - JR東日本
- ↑ 各駅の乗車人員(2017年度) - JR東日本
- 東京都統計年鑑
- ↑ 東京都統計年鑑(平成4年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成5年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成6年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成7年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成8年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成9年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成10年) (PDF)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成11年) (PDF)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成12年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成13年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成14年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成15年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成16年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成17年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成18年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成19年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成20年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成21年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成22年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成23年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成24年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成25年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成26年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成27年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成28年)
関連項目
外部リンク
- ■ 京浜東北線・根岸線
- (大宮 - 東京間 : 東北本線、東京 - 横浜間 : 東海道本線、横浜 - 大船間 : 根岸線)
大宮 - さいたま新都心 - 与野 - 北浦和 - 浦和 - 南浦和 - 蕨 - 西川口 - 川口 - 赤羽 - 東十条 - 王子 - 上中里 - 田端 - 西日暮里 - 日暮里 - 鶯谷 - 上野 - 御徒町 - 秋葉原 - 神田 - 東京 - 有楽町 - 新橋 - 浜松町 - 田町 - 品川 - 大井町 - 大森 - 蒲田 - 川崎 - 鶴見 - 新子安 - (八王子方面<<)東神奈川 - 横浜 - 桜木町 - 関内 - 石川町 - 山手 - 根岸 - 磯子 - 新杉田 - 洋光台 - 港南台 - 本郷台 - 大船