三木谷浩史
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みきたに ひろし 三木谷 浩史 | |
---|---|
生誕 |
1965年3月11日(59歳) 日本 兵庫県神戸市 |
出身校 |
一橋大学商学部 ハーバード大学経営大学院 |
職業 |
実業家 慈善活動家 FCバルセロナ取締役 |
配偶者 | あり |
受賞 |
ハーバード大学経営大学院卒業生功績賞 フランス共和国レジオンドヌール勲章 ルクセンブルク大公国メリット勲章 |
三木谷 浩史(みきたに ひろし、1965年3月11日 - )は、兵庫県神戸市出身の日本の実業家、慈善活動家。楽天株式会社の創業者で代表取締役会長兼社長でもある。新経済連盟代表理事。
コボ社取締役、楽天ブックス会長、東北楽天ゴールデンイーグルス会長兼球団オーナー、Jリーグヴィッセル神戸オーナー、楽天証券ホールディングス会長、楽天Edy(旧ビットワレット)会長、東京フィルハーモニー交響楽団理事長、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会顧問等も務める。
人物
- プロフィール
- 父は三木谷良一神戸大学名誉教授。1983年兵庫県立明石高等学校を卒業後、1984年一橋大学商学部に入学。一橋大では父と同じく金融論が専門の花輪俊哉教授のゼミナールに所属した。卒業論文は「企業の資金調達と資本の最適構成」[1]。卒業後、日本興業銀行(現みずほ銀行)に入行。1993年にハーバード大学経営大学院を修了、MBAを取得して帰国。1995年に興銀を退社し、楽天を創業し会長に就任した。松濤幼稚園の跡地に居宅を構えている。2011年、東日本大震災に際し、個人として10億円強の寄付を行い、会社からも3億円の寄付を行った[2][3]。2015年、京都大学iPS細胞研究所の基金に2億5000万円を寄付[4]。
経歴
- 1965年
- 1972年 7歳の時に父がイェール大学研究員に就任したため家族で渡米、アメリカで2年余り過ごしたのち、帰国しアメリカ合衆国の小学校から明石市立松が丘小学校へ転入[5]。
- 1977年 岡山県の岡山白陵中学校に入学、実家から離れ寮生活を送った。
- 1980年 明石市立朝霧中学校卒業、兵庫県立明石高等学校入学。
- 1983年 兵庫県立明石高等学校卒業。
- 高校卒業後は1年間の浪人生活を送った。
- 1984年 一橋大学商学部入学。花輪俊哉ゼミナール所属。
- 1988年 一橋大学商学部を卒業し、当時の日本興業銀行(現みずほ銀行)に入行。名古屋支店を経て、本店外国為替部配属。
- 1991年 銀行の1年後輩と結婚。同期で初めてハーバード大学に留学。滞米生活で企業家への夢が芽生えた。
- 1993年 MBA取得。
- 1995年
- 1996年
- 2月 株式会社クリムゾングループ代表取締役社長。
- 1997年
- 2002年
- アメリカの経済誌『フォーチュン誌』の若手富豪ランキング6位に選ばれる。この当時から3000億円近い資産を有していた。
- 5月 株式会社ネクスト取締役
- 6月26日 カルチュア・コンビニエンス・クラブ取締役
- 8月 楽天トラベル株式会社代表取締役
- 2003年
- 2004年 日本イノベーター大賞受賞。
- 2005年
- 2006年
- 3月 楽天ブックス会長。
- 4月 株式会社クリムゾンフットボールクラブ代表取締役会長。
- 9月 楽天証券ホールディングス株式会社 会長。
- 2007年
- 8月10日 楽天が傘下に収めることとなったフュージョン・コミュニケーションズ代表取締役社長兼執行責任者に就任した。
- 11月1日 フュージョン・コミュニケーションズ代表取締役会長となる。
- 2008年
- 2009年
- 2010年
- フォーブス誌の日本人富豪ランキング6位にランクイン、47億ドル(約4277億円)保有していると報じられた。
- 1月21日 ビットワレット株式会社代表取締役社長就任[16]。
- 2月 一般社団法人eビジネス推進連合会会長。
- 7月 企業家大賞受賞[17]。
- 8月 ビットワレット株式会社代表取締役会長に就任する。
- 2011年
- 3月 東日本大震災発生時、三木谷社長自身が阪神・淡路大震災の影響を受けた経緯から推定10億円もの義援金を寄付したと報じられた。なお、東日本大震災の日(3月11日)は奇しくも三木谷社長の誕生日でもあった。
- 6月 日本経団連を脱退。
- 10月 財団法人東京フィルハーモニー交響楽団理事長。
- 2012年 ハーバード大学経営大学院卒業生功績賞受賞(史上最年少)[18][19]
- 2013年1月 内閣日本経済再生本部産業競争力会議メンバー(第2次安倍内閣)
- 2014年 フォーブスでアジアの慈善事業家として日本人では3人、福武總一郎、花沢菊香とともに選ばれる[22]。
- 1月 フランス共和国外務省でローラン・ファビウス外務大臣よりレジオンドヌール勲章シュバリエを受けた[23]。
- 2月 文部科学省英語教育の在り方に関する有識者会議委員[24]。
- 6月 公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会顧問[25]。
- 12月 経済界大賞受賞[26]。
- 2015年3月 Lyft, Inc. Director。
- 2017年
- 2018年
英語教育
文部科学省の英語教育の在り方に関する有識者会議で委員を務め、大学入学共通テストでの民間試験の利用を強く主張し、のちに制度化された[30]。
TBS問題
楽天が東京放送[31]を実質的に買収しようとした問題については三木谷社長はあくまでも株式買い増しを進め、自身のTBS役員就任を求める姿勢を崩していなかった。既にプロ野球団を保有している楽天がTBSを実質買収した場合、TBSがオーナーとなっている横浜ベイスターズをどうするかという問題が生じるが、三木谷社長は「その場合はTBSに横浜球団を売却させる」という姿勢を示していた[32]。結局は東京放送が買収不可能な放送持株会社(あわせて東京放送ホールディングスに商号変更)に移行したために、楽天は「反対株主の株式買取請求権」を行使して全株式を売却することで決着している。
脚注
- ↑ 「楽天創業に至る自由な発想は一橋のキャンパスで育まれた<前編>」 楽天株式会社 三木谷浩史社長 × 商学部長 三隅隆司 一橋大学商学部・大学院商学研究科2014年12月1日
- ↑ 「楽天・三木谷社長、個人として10億円寄付へ」朝日新聞2011年4月1日21時59分
- ↑ 「楽天社長、被災地に10億円超の義援金 」日本経済新聞2011/3/25付
- ↑ 「楽天の三木谷社長、iPS研究に2億5000万円寄付」日本経済新聞2015/4/9付
- ↑ [1]
- ↑ 「広がるネット大手の実店舗進出、楽天とウォルマートが提携」日経コンピュータ2018/02/01
- ↑ 「五輪組織委の新広報官に 外務省女性キャリアの“前途多難”」日刊ゲンダイ2015年12月20日
- ↑ 「1年で地球を6.2周 海外を飛び回る外交官ママ 」日経DUAL2014.07.25
- ↑ AERA2009年5月18日
- ↑ AERA2009年5月18日
- ↑ 「「安心・安全な情報経済社会」について」経済産業省
- ↑ 「1 東京オリンピック基本構想懇談会の設置 」
- ↑ 「医薬品新販売制度の円滑施行に関する検討会構成員名簿(PDF:21KB)」厚生労働省
- ↑ “新理事就任のお知らせ” (2009年11月26日). . 2012年5月19日閲覧.
- ↑ ソムリエ・ドヌール - 日本ソムリエ協会
- ↑ “取締役および監査役の異動について” (2010年1月22日). . 2010年1月22日閲覧.
- ↑ [2]企業家倶楽部
- ↑ 「三木谷 浩史」新経済サミット
- ↑ [3]Harvard Business School
- ↑ 「経済同友会 2012年度 教育改革による国際競争力強化PT会合「議事サマリー」の一般公開と意見募集の試験的な実施について」公益社団法人経済同友会
- ↑ 三木谷氏がオーナー復帰へ 球団社長には立花氏が就任 スポーツニッポン 2012年7月24日閲覧
- ↑ フォーブス
- ↑ [4]
- ↑ 「英語教育の在り方に関する有識者会議 委員名簿」文部科学省
- ↑ 「顧問会議」公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会
- ↑ 。[5]経済界
- ↑ 楽天・三木谷氏が出資先の米医療ベンチャー会長に就任 国内企業との合弁視野に日本経済新聞
- ↑ [6]
- ↑ 『官報』7301号、平成30年7月9日
- ↑ 「大学入試これでいいのか!日本の英語 2020年度・大学入試改革の“真実」毎日新聞2018/06/11
- ↑ 放送局としては、TBSテレビ・TBSラジオ。
- ↑ “TBSに勝ったら楽天“横浜ベイ売却””. スポーツニッポン (2007年6月28日). . 2007年6月28日閲覧.
関連項目
外部リンク
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典拠レコード: