三日月湖
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三日月湖(みかづきこ)とは、河川の自然堤防帯(扇状地から三角州へ至る区間)における蛇行の進行の結果、河道が切断され短絡化し形成された旧流路のことである[1][2]。典型例として石狩川の中流が挙げられる[2]。河跡湖(かせきこ)とも呼ばれる。
Contents
三日月湖が現存する主な河川
日本
- 北海道:石狩川、天塩川、釧路川、標津川、雨竜川、幌別川、夕張川、千歳川、真勲別川(河川自体が三日月湖)
- 東北:田名部川、大畑川、雄物川、阿武隈川、最上川、北上川
- 関東:利根川、渡良瀬川、荒川、小貝川
- 中部:阿賀野川、関川、狩野川、栃山川
- 近畿:加古川、猪名川、大日川
- 九州:緑川、加勢川、浜戸川、黒川、七瀬川、石崎川
脚注
参考文献
- 貝塚爽平、「川のつくる堆積地形」、貝塚爽平・太田陽子・小疇尚・小池一之・野上道男・町田洋・米倉伸之編 『写真と図でみる地形学』 東京大学出版会、1985年、46-57頁。ISBN 978-4-13-062080-2。
- 小池一之、「沖積低地の発達と変化に富んだ海岸線」、太田陽子・小池一之・鎮西清高・野上道男・町田洋・松田時彦編 『日本列島の地形学』 東京大学出版会、2010年、146-153頁。ISBN 978-4-13-062717-7。