三和化学研究所
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株式会社三和化学研究所（さんわかがくけんきゅうしょ）は、糖尿病・腎疾患の治療薬を中心とした医薬品、診断薬の研究開発と製造販売、また医薬品の受託製造を行う名古屋市の企業。医薬品卸大手のスズケンの子会社である。
概要
糖尿病、腎疾患領域を主軸とする新薬開発型の製薬会社。[1] 2017年3月31日をもってニュートリション事業を停止、同年4月1日をもって三井製糖子会社のニュートリー株式会社に事業譲渡[広報 1]。
創立60周年プロジェクトの一環として2015年より、社員の有志から集めた募金で車椅子を寄贈する社会貢献活動を行っている。2015年は福島県。[2]2016年は愛知県。[3] 2017年は熊本県に寄贈。[4]
主な製品
医療用医薬品
- スイニー® (2型糖尿病治療薬、選択的DPP-4阻害剤)
- セイブル® (2型糖尿病治療薬、糖尿病食後過血糖改善剤)
- ウリアデック® (高尿酸血症治療剤、非プリン型選択的キサンチンオキシターゼ阻害剤)
- ダイアート® (持続型ループ利尿剤)
- アーガメイト® (高カリウム血症改善剤)
- カルナクリン® (循環障害改善剤)
診断薬
- グルテストNeoアルファ (自己検査用グルコース測定器、自己血糖測定器)
- グルテストNeoセンサー (自己検査用グルコースキット、自己血糖測定器専用電極)
- グルテストミント (グルコース分析装置)
- ミントセンサー (血液検査用グルコースキット)
- ジェントレット (採血用穿刺器具)
- ジェントレットⅡ (採血用穿刺器具)
- A1c iGear Quick S (グリコヘモグロビン分析装置)[7]
- A1c iGear S (グリコヘモグロビン分析装置)
- ファインビジョンInfluenza(インフルエンザウイルスキット)
- アイピットミニ(ディスポーザブル穿刺針)[8]
製剤技術
- OSDrC®(オスドラック)技術
- ワンステップ製造プロセスと可変式二重構造杵を持つ革新的な打錠機
- 内核を2つ有する分割型有核錠や、3つ有するパルス放出錠、新たな口腔内速崩壊錠など、様々なタイプの製剤の開発が可能
事業所
- 本社
- 研究所・オフィス
- 営業支社・支店
- 北海道支店、東北支店、関越支店、埼玉支店、千葉支店、東京支社、横浜支店、東海支社、京滋北陸支店、大阪支社、神戸支店、中国支店、四国支店、九州支店[広報 2]
- 工場
- 北海道工場（北海道勇払郡むかわ町）[広報 2]
- FUKUSHIMA工園（福島県会津若松市）[広報 2]
- 熊本工場（熊本県宇土市）[広報 2] - 糖尿病の治療薬を主力として製造。熊本地震のため、2016年（平成28年）4月15日に操業を停止。[9]6月初旬より稼動再開。[10]同年7月1日より全面稼動。[広報 3]
詳細は公式ウェブサイト「事業所一覧」を参照。
脚注
出典
- ↑ “製薬トップに聞く－糖尿病周辺分伸ばす－”. 日刊工業新聞 (日刊工業新聞社): p. 11. (2016年3月15日)
- ↑ “車椅子50台送る”. 福島民友新聞 (福島民友新聞社): p. 10. (2015年3月29日)
- ↑ “車椅子寄贈”. 中日新聞 (中日新聞社): p. 25. (2016年3月10日)
- ↑ “宇土市車いす贈呈”. 熊本日日新聞 (熊本日日新聞社): p. 21. (2017年3月28日)
- ↑ “使いやすい血糖値測定器”. 日刊工業新聞 (日刊工業新聞): p. 13. (2017年5月25日)
- ↑ “血糖自己測定器の新製品発売”. 化学工業日報 (化学工業日報): p. 4. (2017年5月24日)
- ↑ “HbA1c分析装置 軽量で持ち運び容易”. 化学工業日報 (化学工業日報): p. 6. (2018年5月22日)
- ↑ “痛み少ない穿刺針三和化学が発売・ホルダー一体の安全構造”. 日刊工業新聞 (日刊工業新聞): p. 11. (2018年6月26日)
- ↑ “熊本地震 九州のトヨタ系にも打撃 中部の企業も対応追われる”. 中日新聞 (中日新聞社): p. 朝刊 7. (2016年4月16日)
- ↑ “熊本工場の稼動再開”. 中部経済新聞 (中部経済新聞): p. 3. (2016年5月24日)
広報資料・プレスリリースなど一次資料
外部リンク
- 株式会社三和化学研究所 （日本語） （英語）
- OSDrC(オスドラック) （日本語） （英語）
- 高尿酸血症・痛風 （日本語）
- 糖尿病ニコニコ学校 （日本語）
- 目と健康 （日本語）