一等三角点百名山
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一等三角点百名山(いっとうさんかくてんひゃくめいざん)は、一等三角点研究会により日本全国の一等三角点が設置されている山より選定された名山百選である[1]。
Contents
概要
三角点は一般的に眺望の利く場所に設置され一等三角点は970点余りに上るが、その中で風格のある山容、優れた眺望、高い知名度、さらに概ね標高1,000m以上で登りがいのある山が選定された[1]。一等三角点の最高峰は、標高3,121 mの南アルプスの赤石岳である[2][3]。
三角点がその山の最高峰とは限らず、山頂に三角点より高い場所があり、その地点すなわち標高点や測定点を以て山の高さとしている例も少なくない[4](例:早池峰、御獄山、金剛山)。また連山を形成している場合、最高峰でないピークに一等三角点が設置されている例もある(例:赤城山、穂高岳、阿蘇山)。特殊な例としては雲仙普賢岳のように、噴火により一等三角点が最高峰でなくなった事例もある。利尻岳中腹の長官山のように全く山頂とは離れた地点に一等三角点が設置されている例もある(山頂は二等三角点「利尻絶頂」)[5]。
一等三角点百名山一覧
脚注
- ↑ 1.0 1.1 一等三角点研究会 『一等三角点百名山』 山と溪谷社、1988年11月。ISBN 9784635330008。
- ↑ “標高値を改定する山岳一覧 資料1”. 国土地理院 . 2014閲覧.
- ↑ GNSS測量等の点検・補正調査による2014年4月1日の国土地理院『日本の山岳標高一覧-1003山-』における改定値。なお、旧版での標高は3,120m。
- ↑ “九州の最高峰宮之浦岳の最高標高を改訂”. 国土地理院. . 2011閲覧.
- ↑ “基準点成果等閲覧サービス”. 国土地理院. . 2011閲覧.