ローランド・ベルガー

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ローランド・ベルガー(Roland Berger Strategy Consultants)は、ドイツミュンヘンを本拠とする、ヨーロッパで最大の経営戦略コンサルティング会社。現会長のローランド・ベルガーが1967年に設立。現在、世界34カ国に50のオフィスを展開し、2,400人強のコンサルタントを擁している。

概要

1967年にドイツで設立。 創業者のローランド・ベルガーは、ドイツを始めEU経済圏にて最も影響力を持つビジネスパーソンの一人。独シュレーダー首相(1998〜2005)の経済相要請を断り、その後7年間に渡り側近としてアドバイザリーを務めた他、ビジネススクールINSEADのボードメンバーやソニーフィアットドイツ銀行ブラックストーン・グループFCバイエルン・ミュンヘン等、様々な業界でアドバイザリーボードを勤めていることでも知られる。

コーポレイトビジョンとして「Creative strategies that work(結果と実効性を伴う創造的な戦略策定)」を掲げている通り、マネジメントコンサルティングに特化したコンサルティングサービスを提供している。クライアントの業界としては、消費財、自動車などの製造業、再生エネルギー、医薬、化学、金融、流通、運輸、ITなど幅広い業界で実績を保有。プロジェクトのテーマとしては、全社戦略、企業再生、ブランド・マーケティング戦略、BRICs・新興国戦略、営業改革、新規事業戦略等が多いとされる。

また、ヨーロッパを出自としている為、米国系コンサルティングファームとは異なるカルチャーを持つとも言われている。具体的には、短期的な企業価値向上・株主価値向上ではなく長期的な視点での成長を志向する事、経営学のセオリーに偏ったトップダウンアプローチを採るのではなく企業の文化・社員の意思を尊重する事、アントレプレナーシップを尊重する企業文化などが挙げられる。

競合

戦略系コンサルティング会社のマッキンゼーボストン・コンサルティング・グループベインアンドカンパニーA.T.カーニーアーサー・D・リトルなどが主な競合としてあげられる。

日本法人

1991年平成3年)に開設され、現在では約100名のコンサルタントを擁するに至っている。

所在地は、東京都港区赤坂のアークヒルズ、アーク森ビル23階。現在の日本代表は長島聡(2016年現在)である。

主な出版物

主な出身者

脚注

外部リンク