ロッキー山紅斑熱

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ロッキー山紅斑熱(ロッキーさんこうはんねつ、Rocky Mountain spotted fever)とはRickettsia richettsiiを原因とするヒトのリケッチア感染症の一種。同義語として斑点熱ダニ熱ダニチフスなどがある。

特徴

1930年代アメリカ合衆国ロッキー山脈周辺で見つかった症状のため、この名があるが、北アメリカで広く症例が見られ日本紅斑熱に似た症状を呈する。潜伏期間は3〜12日で発症すると皮膚に赤い発疹が生じる。

ファイル:Life cycle of ticks family ixodidae.PNG
ロッキーマダニのライフサイクル

カクマダニ、チマダニなどのマダニによって媒介され、齧歯類鳥類などで感染環が成立する。マダニの活動期である春から夏にかけて発生しやすい。

治療にはドキシサイクリンなどの抗生物質が用いられる。

ダニ熱としてロッキー山紅斑熱の登場する作品

出典

関連項目

参考文献

  • 獣医学大辞典編集委員会編集 『明解獣医学辞典』 チクサン出版 1991年 ISBN 4885006104

外部リンク