ルーマニア
- ルーマニア
- România
- 国の標語:なし
公用語 | ルーマニア語 |
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首都 | ブカレスト |
最大の都市 | ブカレスト |
独立 | 連合公国の成立 1859年2月5日 オスマン帝国の宗主権喪失 1877年5月9日 |
通貨 | ルーマニア・レウ (RON) |
時間帯 | UTC +2(DST:+3) |
ISO 3166-1 | RO / ROU |
ccTLD | .ro |
国際電話番号 | 40 |
ルーマニア
ヨーロッパ南東部にある国。ウクライナ,モルドバ,ハンガリー,セルビア,ブルガリアと国境を接し,東は黒海に面する。北部から南南東に延びるカルパート山脈と,その末端から西に延びる南カルパート山脈(トランシルバニアアルプス)とが大きな弧をなして国土の中央を通り,弧の外側にはワラキア平野,モルドバ平野(モルドバ)の二大平野,さらにその東の黒海沿岸にはドブルジャ平野(ドブルジャ)がある。弧の内側にはトランシルバニア盆地(トランシルバニア)があり,その西をかぎるビホール山地などの山地群の西側には,なだらかな起伏をなすハンガリー大平原縁辺部がある。大陸性気候で冬は寒く,夏は暑い。平均気温は 7月平野部で 22℃以上,1月山地で-9℃程度。住民は紀元前からこの地方に居住していたトラキア系のダキア人と,2世紀頃この地を征服したローマ人,7~8世紀頃侵入したスラブ人,9~10世紀に侵入したマジャール人,そのほかトルコ人,ゲルマン人などの混血,同化によって形成された複合民族ルーマニア人が約 9割を占め,一部にマジャール系のセーケイ人,ロマ(ジプシー。ロム)などが居住する。公用語はラテン語起源のルーマニア語。国民の約 9割がギリシア正教の一派であるルーマニア正教徒。古くからの農業国だが,第2次世界大戦後は企業の国有化に続き,多数の工場が新設あるいは増設されて,工業化が急速に進み,工業製品が輸出の大部分を占めるようになった。農業はコムギ,トウモロコシ,オオムギなどの穀物が中心で,ワイン用のブドウの栽培も盛ん。ウシやブタの飼育も行なわれ,牛肉は輸出品としても重要。産油国でもあるが,1947~89年の共産党政権下で産出が伸び悩み,工業,農業ともにマイナス成長となった。1989年の革命でチャウシェスク独裁政権が崩壊し,国名から人民共和国が削除された。北大西洋条約機構 NATO,ヨーロッパ連合 EU加盟国。(ルーマニア史)
脚注
外部リンク
- ルーマニア政府 (ルーマニア語)(英語)
- ルーマニア政府観光局 (日本語)