ルキアノス
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ルキアノス(サモサタのルキアノス、ルーキアーノス、 Lucianos, Lucianus, Lucinus, 英語ではLucian of Samosata(ルシアン), 120年乃至125年頃 - 180年以後)
ギリシアの風刺作家。シリアに生れ,ギリシア語を学び,放浪講演者としてイタリアからガリアまで旅行した。 40歳頃アテネに定住し,対話篇の執筆に従事し,晩年にはエジプトで行政官をつとめた。作品は偽作も含めて 80編に及び,多くは対話または手紙の形式で宗教や哲学に鋭い嘲罵を浴びせたり,世の中の愚行や欠陥を滑稽に描いたもので,機知に富んだ饒舌を特徴とする。新喜劇とキュニコス派のメニッポスからの影響が大きい。最もよく知られているのは誇張に満ちた旅行譚『本当の話』Alēthēs Historiā。