ユリイカ (雑誌)
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『ユリイカ』(Eureka)は、青土社から刊行されている月刊誌である[1]。詩および批評を中心に文学、思想などを広く扱う芸術総合誌である。なおユリイカとは「見つけた」を意味する「Eureka」から来ている。
沿革
1956年に、伊達得夫が書肆ユリイカを設立し発行し始めたのに始まる。これは伊達が死去する1961年まで発刊された。その後1969年に、清水康雄が青土社を設立し再度創刊。数年目に大幅にページ数を増やし今日まで毎月発行されている。編集長には三浦雅士(1972年―1975年)、小野好恵(1975年―1977年)、西館一郎、歌田明弘(1985年―1992年)、西口徹(1993年―1996年)、須川善行(1996年―2000年)、岡本由希子、郡淳一郎(2004年―2005年)、山本充(2006年―2014年)らがいる。
注目すべきキーワードを特集に、毎号特定の作家(詩人、小説家、漫画家、アニメーション作家、芸術家など)の作品、ジャンルを取り上げている。近年は、作家・作品論を総特集した臨時増刊号も多く発行されている。
ユリイカの新人
新鋭詩人の発掘に力を入れており、毎号コーナー(『今月の作品』)を設け投稿作品を受け付けている。年間でもっとも優秀な投稿者を「ユリイカの新人」として顕彰している。過去の受賞者には、城戸朱理、倉石信乃、早坂類、田中庸介、宋敏鎬、峯沢典子、カニエ・ナハ、小野絵里華、大崎清夏、うにまる(林木林)、岩倉文也など。
脚注
参考文献
- 田中栞著『書肆ユリイカの本』(青土社、2009年) ISBN 978-4-7917-6465-5