ユトランド沖海戦
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ユトランド沖海戦(ユトランドおきかいせん、英語: Battle of Jutland、ドイツ語: Schlacht von Jütland、デンマーク語: Søslaget ved Jylland)
ジャットランド海戦,スカゲラク海戦とも呼ばれる。第1次世界大戦中の 1916年5月 31日から6月1日にかけてデンマークのユラン (ユトラント) 半島の西方,スカゲラク海峡に近い北海で,R.シェール提督の率いるドイツ艦隊と,J.ジェリコー提督の率いるイギリス艦隊が戦った海戦。第1次世界大戦唯一の主要艦隊による海戦。ドイツ側は,当時イギリスのもっていた北海制海権の奪取をはかり,戦艦 22,巡洋艦 16などで,優勢なイギリス艦隊 (戦艦 28,巡洋艦 43など) に対したが,決戦にはいたらずに終った。損害はドイツ側艦艇11隻6万t,兵員 3000,イギリス側艦艇 14隻 11万 7000t,兵員 7000で,イギリス側のほうが大きく,ドイツ側は大勝利としながらも制海権は奪えず,このためドイツは海上封鎖を破る無制限潜水艦戦に突入していくことになる。