ヤコポ・ダ・ポントルモ
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ヤコポ・ダ・ポントルモ(Jacopo da Pontormo, 1494年5月24日 - 1557年1月2日)は、マニエリスム期のイタリアの画家。本名はヤコポ・カルッチ。エンポリ付近のポントルメに生まれる。
アンドレア・デル・サルトに師事。マニエリスムの画家らしく、ミケランジェロやデューラー、ボッティチェリなどの作品から影響を受け、自作の中に巧みに摂取している。画風は技巧的かつ繊細優美であるが、どことなく憂鬱な気分をたたえている。
参考文献
- 『ルネサンスの画家 ポントルモの日記』
- 中嶋浩郎訳、宮下孝晴解説 (白水社、新版2001年)
- 『ポントルモ、ロッソ・フィオレンティーノ 神聖な構図と運動の表現』 紹介の冊子
- エリザベッタ・マルケッティ・レッタ、ロベルト・パオロ・チャルディ、甲斐教行訳
- (イタリア・ルネサンスの巨匠たち21、東京書籍、1995年)
代表作
- 受胎告知(フィレンツェ、サンタ・フェリチタ聖堂)
- 十字架降下(フィレンツェ、サンタ・フェリチタ聖堂)
- 聖母のエリサベツ訪問(カルミニャーノ、サン・ミケーレ教区聖堂)