メディアファクトリー

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メディアファクトリー
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英文名称 MEDIA FACTORY
前身 株式会社メディアファクトリー
種類 KADOKAWAブランド
設立日 2013年10月1日
本社郵便番号 102-0071
本社所在地 東京都千代田区富士見2-13-12
外部リンク http://mediafactory.jp/
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メディアファクトリーMEDIA FACTORY)は、日本出版社・株式会社KADOKAWAブランドの1つ。雑誌書籍の出版のほか、トレーディングカードゲームゲームソフトなどの製作も行っている。また映像ソフトのうち、アニメを製作委員会に参加する形で多数製作しているほか、近年は往年のアニメ・子供向け教育番組をパッケージソフト化することに力を注いでいる。

本項では、当ブランドの前身となる株式会社メディアファクトリー及び同社が吸収合併されて発足したKADOKAWA・メディアファクトリーブランドカンパニーについても解説する。

歴史

株式会社メディアファクトリー

1986年昭和61年)12月1日株式会社リクルートの書籍出版部門より株式会社リクルート出版として分離・独立。1991年平成3年)4月1日株式会社メディアファクトリーMEDIA FACTORY,INC.)に社名変更。

1998年(平成10年)、パイオニアLDC(現NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン)と合弁でレコードレーベル「factoryorumok」を立ち上げたが、後に提携を解消している。

2011年(平成23年)、角川グループホールディングス(現在のKADOKAWA)が株式会社リクルートより80億円で買収し、11月15日付で完全子会社化した[1][2][3]。それに伴い、登記上の本店住所を、東京都中央区銀座8丁目4番17号にあるリクルート所有のビルから渋谷のNBF渋谷イーストへ移転。

元代表取締役社長の芳原世幸はリクルート時代にカーセンサーの創刊編集長、エイビーロードゼクシィの編集長を務めていた。

株式会社KADOKAWA メディアファクトリー

2013年(平成25年)10月1日、KADOKAWAに吸収合併され、ブランドカンパニーとなった[4]。また、2015年3月には事業所を渋谷からKADOKAWAグループの本拠地である富士見に移している[5]

映像事業およびキャラクターグッズ事業において、前者の場合は主にメディアファクトリーブランドとしてKADOKAWAが製作に関わったアニメ作品の映像ソフト(BD/DVD)の発売・販売を「KADOKAWA メディアファクトリー」名義で行っている。ただし、旧メディアファクトリーおよび現在のメディアファクトリーブランドのKADOKAWA作品のインターネット配信のうち、特にブランド別ソートを採用しているバンダイチャンネルにおける提供元の名義は、他のブランドカンパニー(角川書店アスキー・メディアワークスエンターブレインなど)が関わった作品のようにドコモ・アニメストアに一本化されておらず、メディアファクトリーのまま通している[6]。後者もKADOKAWAの子会社であるキャラアニと一部重複・競合する事業内容ではあるものの、同様に継続している。

また、製品のCMの最後に挿入されるサウンドロゴも、旧メディアファクトリー時代の物が継続して使われていたが、2014年作品からは新KADOKAWA時代の物を使用している。

この頃は怪談誌の編集が角川書店ブランドカンパニー(当時)に変更されたり、メディアファクトリー新書が角川新書に吸収されている。

2015年4月にブランドカンパニー制が廃止。メディアファクトリーはブランドとして辛うじて残る。

これ以降、更にKADOKAWA色が強まる。メディアファクトリーが販売する映像ソフトや所属アーティストのCMでは画面上部にMFのロゴが表示されていたが、2016年1月に鈴木このみがリリースした『Beat your Heart』を最後に消滅。以後はKADOKAWAのロゴが表示されている。また、株式会社メディアファクトリー時代から製作・配布してきたアニメのパンフレット『メディファクマガジン(MEDIA FACTORY MAGAZINE)』も2016年を以って終了している。

YouTubeチャンネル「メディアファクトリーTV」も「KADOKAWAanime」へ統合されつつあり、2017年10月を最後にチャンネルの更新が一旦停止していたが、2018年2月に再開している[注 1]

主な雑誌・書籍

休廃刊・移行した雑誌・書籍

コンピュータゲーム

トレーディングカード

音楽レーベル

  • FABTONE RECORDS
  • RADTONE MUSIC
  • XTAL Records
  • GOONTRAX
  • B.A.D RECORDS

廃止された音楽レーベル

所属アーティスト

過去に所属していたアーティスト

アニメ

あ行

か行

さ行

た行

な行

は行

ま〜わ行

韓国ドラマ

ネットラジオ

公式サイト内でネットラジオが配信されている。

脚注

注釈

  1. 2018年2月は「新妹魔王の契約者 DEPARTURES」の映像ソフト販売CMが公開されているが、同作品は角川書店ブランドの販売となっている。
  2. 8巻以降はオーバーラップ文庫より刊行
  3. 2016年2月の創刊時よりメディアファクトリーの表記・ロゴは一切掲載されていないが、カドカワストアではメディアファクトリーのタグが入っていることが確認できる。

出典

  1. 【重要】株主の異動に関するお知らせ”. メディアファクトリー (2011年10月12日). . 2011閲覧.
  2. 角川、メディアファクトリーを80億円で買収=リクルートから全株取得”. 時事ドットコム (2011年10月12日). . 2011閲覧.
  3. 株式会社メディアファクトリーの株式の取得(子会社化)完了のお知らせ”. 角川グループホールディングス (2011年11月15日). . 2011閲覧.
  4. 【東証開示】連結子会社の吸収合併並びに商号及び定款の一部変更に関するお知らせ (PDF)”. 角川グループホールディングス (2013年3月28日). . 2013閲覧.
  5. オフィス移転のお知らせ (PDF)”. 株式会社KADOKAWA メディアファクトリーブランドカンパニー (2015年3月5日). . 2015閲覧.
  6. niconico(ニコニコアニメチャンネル)への配信作品も、2013年秋放送開始の作品までは同様だったが、同年末よりメディアファクトリーやドコモ・アニメストアも含めてほぼ全作品の提供が運営元のニワンゴに譲渡された。
  7. 『人生ゲーム』や『桃太郎電鉄』の人気にあやかり、いわゆる「二匹目のドジョウ」を狙ったボードゲーム作品。プレイヤーはサイコロを振って双六を進んでいき、食材を手に入れシェフに調理してもらうという内容だが、サイコロの出目やバトルなどがCPUにとって異常に有利に働く仕様なので難易度は非常に高く、このことからゲームとしての評価は低い。
    株式会社QBQ編 『プレイステーションクソゲー番付』マイウェイ出版発行、2018年。ISBN 9784865118346 p48

外部リンク