ミニ新幹線
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ミニ新幹線(ミニしんかんせん)
在来線から乗り換えなしに列車を新幹線の軌道に乗り入れできるようにしようというプロジェクト。日本の在来線の軌間は,新幹線の軌間 (標準軌間=1435mm) より狭い軌間 (1067mm) である。そのため,新幹線を乗り入れさせるには,在来線の軌道幅を広げるか,外側にもう1本レールを敷く3線軌道にしなければならない。また,車両高も在来線の高さに合わせる必要がある。そのため,運輸省 (現国土交通省) は建設の条件として,(1) 航空機との競合上,最も有利な3時間を切る区間,(2) 貨物や夜間長距離列車の迂回ルートがある区間,と定めている。 1992年7月開業した山形ミニ新幹線 (福島-山形間) では,標準軌間に作り換え,東北新幹線に連結したミニ車両を福島駅で分離し,福島-山形間を時速 130kmで走る。その結果,東京-山形間は従来より 30分速い2時間 40分となった。 97年3月には盛岡と秋田を結ぶ秋田新幹線が開業した。
脚注