マリアナ諸島
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マリアナ諸島(マリアナしょとう、チャモロ語: Islas Mariånas, 英語: Mariana Islands)
西太平洋,ミクロネシア北西部にある火山島およびサンゴ島群。面積 1012km2。富士火山帯の延長上にあり,グアム,アグリハン,アナタハン,パガン,サイパン,ロータ,ティニアンなどの島々から成る。熱帯雨林気候に属し,8月から1月にかけての台風発生地域として有名。先住民はチャモロ族であるが,混血が進んでいる。 1521年 F.マゼラン来航,1668年にスペイン領となった。
1898年のアメリカ=スペイン戦争の結果,グアム島がアメリカ合衆国領となり,ほかの島々はドイツに売却され,第1次世界大戦後は日本の委任統治領。サイパン,ティニアン,グアムなどの島々は,第2次世界大戦末期に日米両軍の激戦地となり,日本軍の敗退後はアメリカ軍の日本本土空襲基地に使用されたことで有名。その後グアムを除く島々は合衆国の太平洋島嶼信託統治領マリアナ地区を構成したが,75年に北マリアナ諸島連邦を結成,合衆国の自治領となった。
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