マチュポウイルス

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マチュポウイルス(Machupo virus) はアレナウイルス科に属するウイルスで、ボリビア出血熱の病原体[1]

日本ではJunin virus、Machupo virus、Guanarito virus、Sabia virusによって引き起こされる、アルゼンチン出血熱、ボリビア出血熱、ベネズエラ出血熱、ブラジル出血熱を総称して南米出血熱と呼ばれている。自然宿主のCalomys callosusはボリビア北部からパラグアイまで分布しているが、患者はボリビア北部に限局している。1959年から1964年のアウトブレイク以後はほぼ患者は報告されていなかったが、2006年より患者数が増加している。致死率は25%-35%と報告されている。マチュポウイルスは、1959年に分離された。米国ではBSL4でのみの使用に限られているカテゴリーA病原体で、研究はほとんどなされていない。

出典

参考文献

  • 厚生労働省-南米出血熱
  • Epidemiology and pathogenesis of Bolivian hemorrhagic fever.Patterson M, Grant A, Paessler S. Curr Opin Virol. 2014 Apr;5:82-90