ポルピュリオーン
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ポルピュリオーン(古希: Πορφυρίων, Porphyriōn)は、ギリシア神話の巨人、あるいは人物。長母音を省略してポルピュリオンとも表記される。
ポルピュリオーン(Πορφυρίων, Porphyriōn)は、ギリシア神話の巨人族、ギガースの1人である。ポルピュリオーンはアルキュオネウスと並んで特に強大な力を持っていた[3]。
ギガントマキアーのさいには、ポルピュリオーンはオリュンポスの神々を苦しめたので[4]、ゼウスは奸計を用いた。すなわちポルピュリオーンがヘーラー、ヘーラクレースと戦ったときに、ゼウスはポルピュリオーンの心をヘーラーへの欲情で満たした。このためポルピュリオーンはヘーラーに夢中になり、襲いかかってヘーラーの衣服を裂いた。ヘーラーは叫んで助けを呼んだが、このすきにゼウスはポルピュリオーンに雷を投げつけ、ヘーラクレースは矢を射て討ち果たした。[5]。
なお、ポルピュリオーンはアプロディーテーに討たれたとも[6]、アポローンに討たれたともいわれる[7]。