ペルソナ (クレジットカード)
株式会社ペルソナ(Persona Co., Ltd.)は、エイチ・ツー・オーリテイリング株式会社(以下「H2O」)の子会社で、クレジットカード (日本)の会員募集、会員サービスその他の事業を行う株式会社である。
1985年9月30日に設立。その後、株式会社阪急百貨店(現・H2O)の子会社となり、2003年8月1日に株式会社阪急東宝クレジットサービスから現在の商号に変更した。
現行カード
現行のクレジットカードは、2003年から取り扱っているものであり[1]、それまでのものから置き換えられた。また、翌2004年には、株式会社阪急カード(現・株式会社阪急阪神カード)と提携し[2]、株式会社スルッとKANSAIのPiTaPaを搭載した提携カード(2007年に現在のものにリニューアル[3])の取扱も開始している。
阪急百貨店・阪神百貨店での前年度の利用額に応じて次年度に5%から最大10%の優待が受けられる。また、阪急阪神東宝グループの店舗を中心に優待加盟店での様々な特典が受けられる。ペルソナSTACIA アメリカン・エキスプレスカードは阪急百貨店・阪神百貨店での優待はないが、同店では利用額に関係なく常に10%(一部5%もしくは対象外あり)のSポイント(旧STACIAポイント)が加算される。
種類
現行のクレジットカードは、次表の通りである。2014年9月から現在の赤カードに移行した。赤カードは、利用額に応じて最大で10%のSポイントが貯まる(阪急百貨店・阪神百貨店各店での購入時。他の阪急阪神グループでは率が異なり、VISA加盟店では0.5%)。ソレーナSTACIAカードは3%固定の代わりにイズミヤでの特典が追加されており、2017年5月1日以降発行分はイズミヤ・阪急オアシス・阪急百貨店(うめだ本店・メンズ大阪・千里・川西・宝塚・西宮)・阪神梅田本店で使える電子マネー「Litta」にも対応している[4]。いずれも国際ブランドはVISAが付帯となる。
名称 | カード発行会社 | 提携会社 | PiTaPa | iD |
---|---|---|---|---|
ペルソナSTACIA PiTaPaカード | ペルソナ | なし[5] | あり | なし |
ペルソナSTACIAカード(iD) | ペルソナ | なし[5] | なし | あり |
ペルソナSTACIA アメリカン・エキスプレスカード | アメリカン・エキスプレス | なし | なし | なし |
博多阪急エメラルドカード | ペルソナ | 三菱UFJニコス・阪急阪神カード | なし | なし |
ソレーナSTACIAカード | ペルソナ | なし[5] | なし | なし |
過去に扱っていた種類
カードが青色のカードは、2014年8月31日を以て新規申し込みを終了した。
名称 | カード発行会社 | 提携会社 | PiTaPa |
---|---|---|---|
ペルソナJCBカード | ジェーシービー(※1) | (なし) | なし |
ペルソナVISAカード | 三井住友カード(※2) | ||
ペルソナSTACIA PiTaPa JCBカード | ジェーシービー | 阪急阪神カード | あり |
ペルソナSTACIA PiTaPa VISAカード | 三井住友カード |
※1 ジェーシービー及びジェーシービーの指定するカード発行会社がカード発行会社となる場合がある。
※2 近畿しんきんカード、関西クレジット・サービス、りそなカード、みなとカード又はブイアイがカード発行会社となる場合がある。
ペルソナカード
株式会社ペルソナは、かつて「ペルソナカード」と呼ばれるクレジットカードを自社で発行していた。一般タイプの白いカードと、赤い「タカラヅカレビューペルソナカード(宝塚友の会会員証)」とがあり、それぞれ、プロパーカード・VISA付き・JCB付きがあった。当初のCMには元・宝塚歌劇団の麻実れいが出演していた。阪急東宝グループ(当時)各社の特典を前面に押し出していたが、白の一般カードについては2003年11月以降現行カードへの切り替えを推進し、宝塚友の会会員証については2004年12月から新規発行および既存会員への更新発行を打ち切り(代わりに三井住友カードが「タカラヅカレビューHANA PLUS」を発行するようになった)、2006年1月31日をもって、カードに刻印されている有効期限にかかわらず取り扱いを終了した。
2014年8月29日に、ペルソナを発行会社(プロセシングは三井住友カードに委託)とする新ペルソナカードの発行を発表。同カードの特典は優待では無くSTACIAポイントに変更になった[6]。カードの色はこれまでの青から赤に変更になる。ただし、自動的に青カードから赤カードへは変更されず、改めて赤いペルソナカードへの申し込みが必要になる[7]。
関連項目
脚註
- ↑ ペルソナカードが新しく生まれ変わります。 (PDF)
- ↑ スルッとKANSAIのICカード決済サービス「PiTaPa」搭載阪急電鉄グループICカード「HANA PLUSカード」8月1日デビュー (PDF)
- ↑ 10月1日 新グループカード『STACIA』デビュー (PDF)
- ↑ 電子マネーlitta(リッタ) - ペルソナ (2017年11月23日閲覧)
- ↑ 5.0 5.1 5.2 プロセシングは三井住友カードに委託。
- ↑ 新ペルソナカードの発行とカード事業の再構築について (PDF) - ペルソナ・阪急阪神カード 2014年8月29日
- ↑ 青いペルソナカードをお持ちの方へ - ペルソナ 2014年10月19日閲覧
外部リンク
- 株式会社ペルソナ
- ペルソナJCBカード(株式会社ジェーシービー)
- ペルソナVISAカード(三井住友カード株式会社)
- ペルソナSTACIA PiTaPa JCBカード(株式会社ジェーシービー)
- ペルソナSTACIA PiTaPa JCBカード(株式会社阪急阪神カード)
- ペルソナSTACIA PiTaPa VISAカード(三井住友カード株式会社)
- ペルソナSTACIA PiTaPa VISAカード(株式会社阪急阪神カード)
- ペルソナSTACIA アメリカン・エキスプレス・カード(アメリカン・エキスプレス・インターナショナル・インコーポレイテッド)
- 博多阪急エメラルドカード(三菱UFJニコス株式会社)