ベルン
ベルン Bern Berne | |
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位置 | |
ベルンの位置の位置図 ベルンの位置 | |
座標 : 東経7度27分0秒北緯46.95度 東経7.45度 | |
行政 | |
国 | スイス |
州 (Kanton) | ベルン州 |
区 (Amtsbezirk) | ベルン区 |
基礎自治体(Einwohnergemainde) | ベルン |
地理 | |
面積 | |
基礎自治体(Einwohnergemainde)域 | 51.6 km2 (19.9 mi2) |
標高 | 542 m (1,778 ft) |
人口 | |
人口 | (2015年現在) |
基礎自治体(Einwohnergemainde)域 | 140,567[1]人 |
人口密度 | 2,724人/km2(7,064人/mi2) |
公式ウェブサイト : http://www.bern.ch/ |
ベルン(標準ドイツ語:Bern [bɛrn]、アレマン語(ベルン方言):Bärn [b̥æːrn](ベァールン)、フランス語:Berne [bɛʁn](ベルヌ)[2]、イタリア語:Berna [ˈbɛrna](ベルナ)、ロマンシュ語:Berna [ˈbɛrnə](ベルナ)、英語:Bern、Berne [bərn]、[bɛrn] (バーン、ベアン)は、スイス連邦の首都[3]。
ベルン州の州都でもある。人口は140,567人(2015年)[1]で、チューリッヒ、ジュネーヴ、バーゼルに次ぐ4番目の規模の都市である。「ベルン」の語源は伝承によれば熊であるとされ、熊が市の紋章にもなっている。スイス連邦議会議事堂の所在地であるほか、万国郵便連合などの国際機関も置かれている。ドイツ語圏に属する。
歴史
1191年、街はツェーリンゲン大公のベルトルト5世によってアーレ川沿いに創設された。伝承では市名は熊(独: Bär)に由来し、公爵が殺した熊に因んで名づけられたとされる。 ベルトルト5世が世継ぎの無いまま亡くなり、ツェーリンゲン家が断絶した後の1218年、神聖ローマ皇帝フリードリヒ2世によって街は帝国自由都市となり、積極的に周辺領域を購入して都市国家を形成してゆく。
1339年、西スイス貴族層の反発を「ラウペンの戦」での勝利で退け、1353年、初期のスイス連邦に加入し、新しい国家の主導的なメンバーとなった。1415年に他の小さな領地と共にアールガウに、1536年にヴォーに侵攻し、それによってアルプス以北で最も大きな都市国家となった。1798年のフランス革命中は、フランス軍によって占領され、この時にほとんどの領土を奪われた。1831年、街はベルン州の州都となり、1848年にスイス連邦の首都となった。
街はアーレ川によって形成された半島の西の境の方向に成長していった。1191年から1256年までの間、時計塔(Zytglogge)が、市の西境を表していた。1345年までは、牢獄塔(Käfigturm)が西境の役目を引き継ぎ、その後1622年までクリストフフェル塔(Christoffelturm)がその役目を引き継いだ。三十年戦争の間、大シャンツェ、小シャンツェと呼ばれる2つの新しい城壁が半島地域全体を防御するために建てられた。城壁による防御によって、19世紀に至るまで市街は順調に成長した。
社会主義者による第一インターナショナル、第二インターナショナルの数多くの会議が、特にスイスが中立を保った第一次世界大戦の間に、当地で開かれた。
地理
国土の中央からやや西寄り、ベルナーアルプスの20km北方に位置する。市の周囲は、氷河期の氷河によって形成された。 アーレ川が形作る半島の小高い丘が市の発祥地であるが、19世紀以降は、多くの橋が建設され、市域は川を越えて拡大した。市域は平坦ではなく、かなりの高低差がある。市の面積の20.2%は農業用地、33.5%は森林である。
近隣の都市として、約80キロ南西にローザンヌ、95キロ北東にチューリヒ、65キロ北にバーゼルが位置している。
人口
2015年12月31日時点での人口は140,567人[1]。 2008年の統計では、人口は129,265人であったが、この内、 21.7 %は外国籍である。 言語別には、
気候
ベルンの平均気温 | |||||||||||||
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月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年 |
平均最高気温 °C (°F) | 2.2(36) | 4.6(40) | 8.5(47) | 12.6(55) | 17.2(63) | 20.6(69) | 23.5(74) | 22.7(73) | 19.4(67) | 13.7(57) | 7.1(45) | 3(37) | 12.9(55) |
平均最低気温 °C (°F) | -3.7(25) | -2.4(28) | -0.1(32) | 3(37) | 6.9(44) | 10.1(50) | 12.1(54) | 11.7(53) | 9(48) | 5.3(42) | 0.5(33) | -2.6(27) | 4.2(40)
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文化
アインシュタインが特殊相対性理論他の論文を執筆したアインシュタイン・ハウス、時計塔、大聖堂などが有名。またヨーロッパ最長(約6キロ)といわれるアーケードもある。 旧市街地の中心の一角には、市の名称・市の紋章の由来となった熊(ヒグマ)が飼育されている「クマ公園」があったが、現在は旧市街地の東側の川を挟んだ対岸に移されている。
19世紀末に活躍し、世紀末芸術の巨匠と呼ばれる画家フェルディナント・ホドラーの出身地である。
ベルン州立歌劇場は新古典主義建築風様式で1903年9月25日に設立され、初演にはリヒャルト・ワーグナーのオペラ、タンホイザーが公演された。 ホセ・カレーラスやレナート・ブルゾン、プラシド・ドミンゴやジェシー・ノーマンなどが歌っている。
芸術家パウル・クレーが半生を過ごした町で、2005年6月にクレー作品の大規模美術館「ツェントルム・パウル・クレー(パウル・クレー・センター)」がオープンした。
世界遺産
1983年に旧市街が「ベルン旧市街」の名でユネスコの世界遺産(文化遺産)として登録されている。
交通
- トラム、Sバーンがある。
- ベルン中央駅は、スイス有数の規模を誇り、国際列車も多く発着する。チューリヒ国際空港駅から直通特急が1時間に2本程度、所要約1時間15分。ジュネーブ国際空港駅からも直通特急が1時間に2本程度、所要約1時間半。
- ケーブルカーMarzilibahnはヨーロッパで2番目に短いものである。
- ベルン空港Bern Belpが郊外にある。国内の都市、及びパリ・オルリー空港、ミュンヘン国際空港などからのフライトがある。
スポーツ
スタッド・ドゥ・スイス・バンクドルフは、2005年に立て直されたサッカー球技場で、BSCヤングボーイズの本拠地であり、サッカースイス代表の主な試合会場でもある。
注釈
関連項目
- 世界遺産の一覧 (ヨーロッパ)
- ベルヌ条約(1886年に成立した著作権保護に関する条約)
- 在スイス日本国大使館
出身者
- ウルスラ・アンドレス:女優、初代ボンドガール
- エードゥアルト・フィッシャー:菌類学者、元ベルン大学学長
- エミール・テオドール・コッハー:外科学者、ノーベル生理学・医学賞受賞者
- オットー・ヘス:野球選手、メジャーリーガー
- ゴットフリート・フォン・アイネム:作曲家
- グエリーノ・ゴッタルディ:サッカー選手
- サルヴァトーレ・リチートラ:テノール歌手
- ズドラヴコ・クズマノヴィッチ:サッカー選手、セルビア代表
- セルゲイ・アシュワンデン:柔道選手、銀メダリスト
- ターニャ・フリーデン:スノーボーダー、金メダリスト
- ダニエル・バーンハード:俳優
- ディートロン:DJ、プロデューサー
- パウル・クレー:画家
- ファビアン・カンチェラーラ:プロ自転車ロードレース選手、金メダリスト
- フェルディナント・ホドラー:画家
- ペーター・グリュッター:フィギュアスケート選手、コーチ
- マーク・ホドラー:法律家、元国際スキー連盟会長
- マルクス・リューフェル:陸上競技選手、銀メダリスト
- ミリアム・オット:女子カーリング選手、銀メダリスト
- リゼロッテ・プルファー:女優
外部リンク
- 公式
- ベルン市公式サイト (ドイツ語)
- 日本政府
- 在スイス日本国大使館 (日本語)
- 観光
- ベルン観光局 (ドイツ語)(英語)
- スイス政府観光局 ベルン (日本語)
- ベルン・ベルプ空港 (ドイツ語)
- ベルン・ベルプ空港 - ベルン中央駅 空港連絡バス (ドイツ語) 334系統のバスが直行する