ベルサイユのばら
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『ベルサイユのばら』は、池田理代子による漫画作品。通称「ベルばら」。フランス革命前から革命前期のベルサイユを舞台に、男装の麗人オスカルとフランス王妃マリー・アントワネットらの人生を描く、史実を基にしたフィクション作品。
この項目では、集英社のマーガレットコミックス第1巻から第10巻までを「本編」、第10巻の『外伝』を「黒衣」、第11巻以降の『新エピソード(エピソード編)』を「新」、実業之日本社の『外伝』を「外伝」、朝日新聞出版の『ベルばらKids』を「Kids」と記述する。
概要
1972年21号から1973年まで『週刊マーガレット』(集英社)にて連載。フランス・ブルボン朝後期、ルイ15世末期からフランス革命でのアントワネット処刑までを描いている。前半はオスカルとアントワネットの2人を中心に描き、中盤以降はオスカルを主人公として、フランス革命に至る悲劇を描いた。
宝塚歌劇団による舞台化の大成功が作品のヒットに拍車をかけ、テレビアニメ、劇場版アニメなどが制作されて社会現象化した。2010年現在も新作劇場版アニメの制作が進行しており、パイロットフィルムが公開されている。
オーストリアの作家・シュテファン・ツヴァイク[注釈 2]の小説『マリー・アントワネット』に感銘を受けた池田が、同小説を(史実部分の多くは訳文から)参考にして描いた作品。作中で描かれたオスカルのフランス衛兵隊ベルサイユ常駐部隊長時代の軍服は、フランス革命期のものではなく、より豪華絢爛なナポレオン帝政期のものを基にしたとされている[1]。
新書版・文庫版・愛蔵版など多くの単行本が発売され、現在は2005年から2006年にかけて刊行された完全版コミックスが発売中。
2014年8月25日に集英社から40年ぶりに新エピソードの単行本が発売される[2][注釈 1]。『新エピソード』ではアンドレ編を15ページ加筆[3]。更に2014年7月1日にマーガレットコミックス1 - 10巻を復刻発売した[3]。
脚注
外部リンク
ベルサイユのばら | |
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ジャンル | 歴史フィクション 政治・軍事 ブルボン朝 フランス革命 (フランス史) ラブロマンス サスペンス ストーリー漫画 少女漫画 |
漫画 | |
作者 | 池田理代子 |
出版社 | 集英社 |
掲載誌 | マーガレット |
レーベル | マーガレットコミックス |
発売日 | 1972年11月30日 |
発表期間 | 1972年 - 1973年 |
巻数 | 旧版単行本全10巻[注釈 1] 新エピソード=全4巻[注釈 1] 外伝 - 上・下巻 集英社漫画文庫全10巻 コンビニ版全6巻 コンビニ版全4巻 愛蔵版全2巻+外伝全1巻 文庫版全5巻 完全版全9巻 完全復刻版全10巻 Kids全7巻 |
その他 | 不定期掲載 |
アニメ | |
原作 | 池田理代子 |
総監督 | 長浜忠夫(第1話 - 第13話) 出崎統(第19話 - 第40話) |
脚本 | 篠崎好、山田正弘、杉江慧子 |
キャラクターデザイン | 荒木伸吾、姫野美智 |
音楽 | 馬飼野康二 |
アニメーション制作 | 東京ムービー新社 |
放送局 | 日本テレビ系列 |
放送期間 | 1979年10月10日 - 1980年9月3日 |
話数 | 全40話+総集編1話 |