ブーゲンビリア

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ブーゲンビリアBougainvillea)は、オシロイバナ科ブーゲンビリア属に属する熱帯性の低木である。和名イカダカズラ(筏葛)、ココノエカズラ(九重葛)である。

概要

原産地は、中央アメリカ及び南アメリカの熱帯雨林。ブーゲンビリアという名前は1768年ブラジルで木を見つけたフランス人の探検家ブーガンヴィルに由来する。花の色は赤から白まで変化に富み、ピンクやマゼンタ、紫、橙、黄のものもあるように見える。しかし、実際の花はいわゆる花の中央部にある小さな3つの白い部分である(写真では2つしか見えない)。色づいた花びらに見える部分は花を取り巻く葉(包葉)であり、通常3枚もしくは6枚ある。

ファイル:2015-03-16 Lumbini(Sri Lanka temple)ルンビニ・スリランカ寺 DSCF1259.jpg
釈迦の生誕地、ネパール・ルンビニに咲くブーゲンビリア(スリランカ寺)

俗に魂の花とも呼ばれている。

代表的な種として、Bougainvillea buttianaBougainvillea glabraBougainvillea peruvianaBougainvillea spectabilis がある。

インドのアーユルヴェーダでは、ブーゲンビリアの葉に含まれるピニトール糖尿病に効果が有るとされ民間療法に用いられていた。[1]

2015年、宮崎県宮崎市の宮崎空港ビルで栽培されているブーゲンビリアに従来品種よりも一回り大きい新品種が見付かり、同社の初代社長岩切章太郎にちなみ、「エリザベスアンガス章太郎」と名付けられた[2]

画像

文献

  1. Narayanan, 1987 Pinitol - A new Anti-Diabetic compound from the leaves of Bougainvillea Spectabilis - Indian Drugs Research Laboratory
  2. “ブーゲンビリア新品種 宮崎空港ビルで発見” (ja-JP). 宮崎日日新聞社 Miyanichi e-press. http://www.the-miyanichi.co.jp/chiiki/category_8/_13748.html . 2018閲覧.