ブルガリア人
総人口 | |
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世界中において 約1100万人 | |
居住地域 | |
トルコ | 351,000–600,000 テンプレート:Smallsup[2] |
ギリシャ | 300,000 テンプレート:Smallsupテンプレート:Lower |
ウクライナ | 204,574–500,000テンプレート:Lower |
ドイツ | 263,320テンプレート:Lower |
スペイン | 133,427–350,000テンプレート:Lower |
アメリカ | 99,642–300,000テンプレート:Lower |
アルゼンチン | 70,000テンプレート:Lower |
イギリス | 65,000–150,000テンプレート:Lower |
ブラジル | 62,000テンプレート:Lower |
イタリア | 56,576–120,000テンプレート:Lower |
カナダ | 30,485–70,000テンプレート:Lower |
フランス | 30,000–50,000テンプレート:Lower |
ロシア | 24,038–330,000テンプレート:Lower |
オーストリア | 22,436テンプレート:Lower |
オランダ | 23,308テンプレート:Lower |
言語 | |
ブルガリア語 | |
宗教 | |
オーソドックス・(ブルガリア正教会)が主流だが、カトリック教会も存在する |
ブルガリア人(テンプレート:Lang-bg)は、以下の2つの意味を持つ呼称。
Contents
「国民」としてのブルガリア人
8割以上が後述のブルガリア民族からなる。
ブルガリア最大の少数派であるトルコ系は国民の約10分の1を占め、ロドピ山脈の北東と東側のさまざまな地域に集中している。
ロマも相当数が暮らす。在ブルガリアマケドニア人は「民族としてのブルガリア人」に分類されることも多いが、ひとつの少数派集団として認めるよう求めている事例もある。その他、都市部にはアルメニア人、ロシア人、ギリシャ人、農村部にはルーマニア人やタタール人も居住している。[3]
ブルガリアの国籍取得においては、他のブルガリア国民と同じ言語を用い、同じ民族的価値観を有する事が有利となるが、それらは必須要件ではない。困難さはあるが、そうした要件を満たさずとも帰化自体は可能である。
ただその間口の広さ故に、多数派のブルガリア民族から排撃運動の対象にされる外国人も少なくない。
「民族」としてのブルガリア人
この場合の「ブルガリア人」は自らが「ブルガリア民族」に属していると自認する人々、つまり自らの民族的ルーツが「ブルガリア民族」にあると考える人々を指す。
概要
当初ブルガリアの領域に暮らしていたのはトラキア人とされる。6世紀になるとスラヴ人がバルカン半島の東部に定住し、土着のトラキア文化にかなりの程度まで同化した。その後テュルク系遊牧民とされるブルガール人が7世紀頃までにボルガ川中流域に移住し、681年にブルガリア帝国を形成。それらスラブ人、トラキア人とブルガール人が同化した結果、現在知られるブルガリア人となったとされる。[4]
ブルガール人とブルガリア人に直接の民族的共通性はない。ブルガール人は一時イスラム教であったとされるが、スラブ化とともにキリスト教化していったと考えられ、現在のブルガリア人はおおむねブルガリア正教会に属する。
またブルガール語がテュルク諸語に属すると考えられている一方で、ブルガリア語はスラヴ語の一種である。ただしブルガリア語にはブルガール語の影響を受けているとされる。