フジクラ
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株式会社フジクラは、東京都江東区に本社を置く通信ケーブルや電線、ワイヤーハーネスを製造する非鉄金属メーカーである。
電線御三家(住友電工・古河電工・フジクラ)の一角。 携帯電話・デジタルカメラ等に使われるフレキシブルプリント基板で世界2位。光ファイバーで世界3位。電線では国内3位。海外でも特にタイに主力工場を置き、タイで一番多く雇用している日系企業である。
オフィスビルを中心とした複合施設である深川ギャザリアも運営している。
三井グループの月曜会に属しており、三井業際研究所及び綱町三井倶楽部の会員企業である。
Contents
主力製品・事業
- 各種通信電子機器材料の製造及び販売
- 光ファイバーケーブルの製造及び販売
- 通信システムの製造及び販売
- 電子材料の製造及び販売
- 電力システムの製造及び販売
- 被覆線の製造及び販売
- マグネットワイヤの製造及び販売
- 各種機器電材、金属材料の製造及び販売
事業所所在地
- 本社 - 東京都江東区木場1-5-1
- 佐倉事業所 - 千葉県佐倉市六崎1440
- 鈴鹿事業所 - 三重県鈴鹿市岸岡町1800
- 沼津事業所 - 静岡県沼津市双葉町9-1
- 石岡事業所 - 茨城県石岡市柏原4-2(柏原工業団地)
- 東京研究所 - 東京都江東区木場1-5-1(フジクラ 東京R&Dセンター)
- 佐倉研究所 - 千葉県佐倉市六崎1440
- 支店 / 営業所 - 大阪、名古屋、福岡、広島、仙台、札幌、富山、高松、沼津
- 海外事業所 - アメリカ、メキシコ、ブラジル、イギリス、シンガポール、マレーシア、タイ、中国、ベトナム、ルーマニア、インド、ロシア、モロッコ、
沿革
- 1885年(明治18年) - 創業。
- 1910年(明治43年)3月 - 藤倉電線株式会社を東京・千駄ヶ谷に設立。
- 1923年(大正12年)1月 - 本社・工場を現在地に移転。
- 1949年(昭和24年)5月 - 東証・大証に上場。
- 1968年(昭和43年)4月 - 霞が関ビルに本社事務所を設置。
- 1977年(昭和52年)10月 - 五反田藤倉ビルに本社事務所を移転。
- 1984年(昭和59年)8月 - タイに現地法人のFujikura(Thailand)Ltd.を設立。
- 1985年(昭和60年) - 創業100周年を機にFをモチーフにしたシンボルマークを導入。
- 1987年(昭和62年)1月 - マレーシアにFujikura Federal Cables Sdn. Bhd.を合弁で設立。
- 1987年(昭和62年)2月 - シンガポールに現地法人のFujikura International Management(Singapore)Pte Ltd.(後のFujikura Asia Ltd.)を設立。
- 1988年(昭和63年)6月 - イギリスに現地法人のFujikura Europe Ltd.を設立。
- 1990年(平成2年) 3月 - 深川本社工場跡に現本社ビル竣工。五反田より本社事務所を移転統合。
- 1992年(平成4年)10月 - 株式会社フジクラと改称。
- 1998年(平成10年)2月 - タイにFujikura Management Organization(Thailand)Ltd.を設立。
- 2000年(平成12年)6月 - シンガポールにFujikura Technology Singapore Pte. Ltd.を設立。
- 2000年(平成12年)7月 - ベトナムにFujikura Fiber Optics Vietnam Ltd.を設立。
- 2001年(平成13年)4月 - 中国に藤倉電子(上海)有限公司を設立。
- 2003年(平成15年)5月 - 中国に藤倉亨通光電有限公司を設立。
- 2003年(平成15年)7月 - 中国に藤倉貿易(上海)有限公司を設立。
- 2004年(平成16年)3月 - 中国に藤倉(無錫)有限公司を設立。
- 2005年(平成17年)1月 - 株式会社ビスキャスに電力事業を譲渡、古河電気工業株式会社との電力事業の統合を完了。三菱電線工業株式会社と西日本電線株式会社との三社で統合・合弁で株式会社フジクラ・ダイヤケーブルを設立。
- 2005年(平成17年)3月 - フジデン株式会社を子会社化。アメリカにAmerica Fujikura Ltd.を設立。
- 2005年(平成17年)12月 - タイにFujikura SHS Ltd.を設立。
- 2006年(平成18年)10月 - スペインのAuxiliar de Componentes Electricos, S.A.の株式60%を取得。
- 2012年(平成24年)12月21日 - 株式会社ケーブルネット鈴鹿の保有株式全部をMSOの株式会社CCJに売却[1]。
- 2013年(平成25年)10月 - 簡易株式交換によりフジクラ電装を完全子会社化[2]。
関係会社
2014年3月現在、子会社120社及び関連会社19社が存立する[3]。
国内グループ企業
- 製造
- 藤倉航装
- フジクラコンポーネンツ
- 西日本電線
- 第一電子工業
- 協栄線材
- フジクラ電装
- フジクラソリューションズ
- 東北フジクラ
- 青森フジクラ金矢
関連会社
など。
かつてのグループ企業
- サンワコムシスエンジニアリング
- ケーブルネット鈴鹿
- ビスキャス(古河電工と共同出資)
野球部
藤倉電線時代の1923年から1963年にかけては野球部を所有し、都市対抗野球大会の強豪として勇名を馳せた。また、東京の実業団野球選手が集まった連合チーム「東京倶楽部」の中心として練習グラウンド・世話人・費用・選手を提供し、11年連続出場・優勝3回・準優勝4回の成績を挙げた。出征によって連合チームの編成が難しくなると、単独チームとして出場し第12回(1938年)、第13回(1939年)に大会連覇を果たした。第二次世界大戦後も第25回(1954年)で準優勝するなど活躍したが、1963年に休部した。
主な所属メンバー
脚注
- ↑ 株式会社ケーブルネット鈴鹿(CNS)の株式売却について
- ↑ “簡易株式交換による連結子会社の完全子会社化に関するお知らせ (PDF)”. 株式会社フジクラ (2013年8月19日). . 2014-8-27閲覧.
- ↑ 株式会社フジクラ 有価証券報告書 ‐ 第166期
関連項目
- 深川ギャザリア - 深川工場跡地にオフィスビルを中心とした複合施設をフジクラ開発が手掛ける。
- 宇宙船サジタリウス - テレビアニメ番組。番組開始当初は同社の一社提供番組だった。
- 小林多喜二 - 作品『党生活者』に登場する「倉田工業」のモデルが藤倉工業にあたる。