フアン・デ・ラ・シエルバ

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フアン・デ・ラ・シエルバ(Juan de la Cierva y Codorníu、1895年9月21日 - 1936年12月19日)は、スペイン生まれの航空技術者。オートジャイロの発明者であり、スペイン人で初めて人が乗ることのできる自作の飛行機を飛ばした。

生い立ち

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Pitcairn PCA-2。フアン・デ・ラ・シエルバの特許を基にアメリカで製造されたオートジャイロ

南スペインのムルシアという地方都市の大地主の家に生まれたが、1910年バルセロナでの飛行機の大衆向け飛行を見てから航空機に興味を持ち、翌年、マドリード技術大学に入学し、複葉機の制作に没頭した。1912年には複葉機を完成させ、1919年に卒業した。卒業後、1919年から1924年までスペイン議会の議員を務めたが、1920年からオートジャイロの製作を始め、1923年には満足した性能を備えるオートジャイロの試験飛行を成功させた。

1936年に勃発したスペイン内戦では、反乱軍の側に協力した。しかし、41歳にして旅客機事故で死んでしまった。

彼の死後も、彼の開拓した技術はヘリコプターの開発などに生かされた。