バイエル (企業)

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バイエル: Bayer AG

ドイツの総合化学会社。 1863年 F.バイエルが創業した染料工場が始りで,81年にフリードリヒ・バイエルとして会社設立。各種合成染料の製造のほか,88年フェナセチン,99年アスピリンなどの医療品開発と,有力関連企業の吸収などにより発展。 1925年ドイツの化学会社統合によってバスフ (BASF) ,ヘキストなどとともにイー・ゲー・ファルベンに吸収されたが,第2次世界大戦後に解体され,51年西ドイツでファルベンファブリーケン・バイエルとして再発足。 50年代後半には石油化学,合成ゴム分野にも進出して多角化を推進,肥料を除く全化学製品を手がける。 71年現社名に変更。また系列グループにアグファ・ゲバルトがあり,写真機,フィルムを製造する。国外進出も積極的で,57年カナダに持株会社バイエル・フォーリン・インベストメントを設立,ヨーロッパを中心にアメリカ,南アメリカ,トルコ,イラン,インドなど世界各国の子会社・関連会社を統轄している。

86年に診断装置メーカーのクーパー・テクニコンを買収。 90年にはカナダのアルベルタ・ノバ社のポリサーゴム事業を買収。アスピリンをはじめとする大衆薬のほか,血友病治療薬,感染症防止薬,心臓疾患治療薬,糖尿病治療薬などが好調である。



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