ハーマン・インターナショナル

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ハーマン・インターナショナル・インダストリーズ(Harman International Industries, Incorporated)は、オーディオ機器などを製造、販売するアメリカ合衆国に本拠を置く、韓国のサムスン電子傘下の多国籍企業である。オーディオ・ブランドとして、JBLharman/kardonInfinityMark LevinsonLexiconAKGStuderSoundcraftCROWNdbxなどを所有する[2]。2016年11月にサムスン電子がハーマンインターナショナルを約80億米ドルで買収することに合意したと発表[3]し、2017年3月10日に買収作業を完了、サムスン電子に合併された。

概要

ハーマンインターナショナルの本社はコネチカット州スタンフォードに置かれ、アメリカヨーロッパアジアなどに子会社を持っている。事業は4つの戦略事業ユニット「Connected Car事業(車載機器事業)」「Lifestyle Audio事業(コンシューマー事業)」「Professional Solution事業(業務用事業)」、「Connected Service事業(接続サービス事業)」に分かれる[4]

Connected Car事業(車載機器事業)

コネクテッドカー事業部門では、ダイムラートヨタレクサス向けも含む)、BMWゼネラルモーターズ富士重工業などをはじめとした自動車メーカー向けに、ハーマン傘下オーディオブランドでの車載オーディオ機器を提供している。2015年にバング&オルフセンの車載事業を買収し、「バング&オルフセン」「B&O PLAY」ブランドでの車載機器の開発・販売も行っている。現在、4事業部門中最大の販売規模を持っている。

Lifestyle Audio事業(コンシューマー事業)

ライフスタイル・オーディオ事業部門では、JBL、harman/kardon、Infinityなどのブランドでスピーカー、CDプレイヤー、DVDプレイヤー、アンプなどのオーディオ機器の製造・販売を行っている。

Professional Solution事業(業務用事業)

プロフェッショナル・ソリューション事業部門では、スタジオモニター、アンプ、マイク、ミキシングコンソールなどの業務用の音響機器を製造販売を行っている。レコーディングスタジオ、映画館、コンサートツアーなどで使用されている。

Connected Service事業(接続サービス事業)

接続サービス事業部門では、BMWマイクロソフトPSAグループリライアンスJio向けにネット接続ソフト及びOTAサービスの提供を通じて、ポルシェプジョー・シトロエンスバルなどの自動車への接続サービスを提供している。

歴史

シドニー・ハーマンSidney Harman)とバーナード・カードン(Bernard Kardon)によって、1953年ハーマン・カードンが設立された。

脚注

外部リンク