ノーベル化学賞
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ノーベル化学賞 | |
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受賞対象 | 化学 |
主催 | スウェーデン王立科学アカデミー |
国 | スウェーデン |
授賞式会場 | ストックホルム |
初回 | 1901年 |
最新回 | 2017年 |
最新受賞者 |
ジャック・ドゥボシェ ヨアヒム・フランク リチャード・ヘンダーソン |
公式サイト | www.nobelprize.org |
ノーベル化学賞(ノーベルかがくしょう、スウェーデン語: Nobelpriset i kemi)はノーベル賞の一部門。アルフレッド・ノーベルの遺言によって創設された6部門のうちの一つ。化学の分野において重要な発見あるいは改良を成し遂げた人物に授与される。
ノーベル化学賞のメダルは、表面にはアルフレッド・ノーベルの横顔(各賞共通)、裏面には宝箱を持ち雲の中から現れた自然の女神のベールを科学の神が持ち上げて素顔を眺めている姿(物理学賞と共通)がデザインされている[1]。
Contents
歴代受賞者
1900年代
年度 | 受賞者名 | 国籍 | 受賞理由 | |
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1901年 | 75px | ヤコブス・ヘンリクス・ファント・ホッフ Jacobus Henricus van 't Hoff |
オランダ | 化学熱力学の法則、溶液の浸透圧の発見 |
1902年 | 75px | エミール・フィッシャー Hermann Emil Fischer |
ドイツ帝国 | 糖類およびプリン誘導体の合成 |
1903年 | 75px | スヴァンテ・アレニウス Svante August Arrhenius |
スウェーデン | 電解質溶液理論の研究 |
1904年 | 75px | ウィリアム・ラムゼー Sir William Ramsay |
イギリス | 空気中の希ガス元素の発見と周期律におけるその位置の決定 |
1905年 | 75px | アドルフ・フォン・バイヤー Johann Friedrich Wilhelm Adolf von Baeyer |
ドイツ帝国 | 有機染料およびヒドロ芳香族化合物の研究 |
1906年 | 75px | アンリ・モアッサン Henri Moissan |
フランス共和国 | フッ素の研究と分離、およびモアッサン電気炉の製作 |
1907年 | 75px | エドゥアルト・ブフナー Eduard Buchner |
ドイツ帝国 | 化学・生物学的諸研究および無細胞的発酵の発見 |
1908年 | 75px | アーネスト・ラザフォード Ernest Rutherford |
テンプレート:GBR5 ( ニュージーランド) |
元素の崩壊、放射性物質の化学に関する研究 |
1909年 | 75px | ヴィルヘルム・オストヴァルト Friedrich Wilhelm Ostwald |
ドイツ帝国 | 触媒作用、化学平衡および反応速度に関する研究 |
1910年代
年度 | 受賞者名 | 国籍 | 受賞理由 | |
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1910年 | 75px | オットー・ヴァラッハ Otto Wallach |
ドイツ帝国 | 脂環式化合物の先駆的研究 |
1911年 | 75px | マリ・キュリー Marie Skłodowska-Curie |
フランス共和国 | ラジウムおよびポロニウムの発見とラジウムの性質およびその化合物の研究 |
1912年 | 75px | ヴィクトル・グリニャール François Auguste Victor Grignard |
フランス共和国 | グリニャール試薬の発見 |
75px | ポール・サバティエ Paul Sabatier |
フランス共和国 | 微細な金属粒子を用いる有機化合物の水素化法の開発 | |
1913年 | 75px | アルフレート・ヴェルナー Alfred Werner |
スイス | 分子内原子の結合研究 |
1914年 | 75px | セオドア・リチャーズ Theodore William Richards |
アメリカ合衆国 | 原子量の精密測定に関する研究 |
1915年 | 75px | リヒャルト・ヴィルシュテッター Richard Martin Willstätter |
ドイツ帝国 | 植物色素物質(クロロフィル)に関する研究 |
1916年 | 該当者なし | |||
1917年 | 該当者なし | |||
1918年 | 75px | フリッツ・ハーバー Fritz Haber |
ドイツ帝国 | アンモニア合成法(ハーバー・ボッシュ法)の開発 |
1919年 | 該当者なし |
1920年代
年度 | 受賞者名 | 国籍 | 受賞理由 | |
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1920年 | 75px | ヴァルター・ネルンスト Walther Hermann Nernst |
テンプレート:DEU1919 | 熱化学の研究 |
1921年 | 75px | フレデリック・ソディ Frederick Soddy |
イギリス | 放射性物質の化学に関する研究 |
1922年 | 75px | フランシス・アストン Francis William Aston |
イギリス | 非放射性元素における同位体の発見と質量分析器の開発 |
1923年 | 75px | フリッツ・プレーグル Fritz Pregl |
オーストリア | 有機化合物の微量分析法の開発 |
1924年 | 該当者なし | |||
1925年 | リヒャルト・ジグモンディ Richard Adolf Zsigmondy |
テンプレート:DEU1919 | コロイド溶液の研究およびコロイド化学の確立 | |
1926年 | 75px | テオドール・スヴェドベリ Theodor Svedberg |
スウェーデン | 分散系に関する研究 |
1927年 | 75px | ハインリッヒ・ヴィーラント Heinrich Otto Wieland |
テンプレート:DEU1919 | 胆汁酸とその類縁物質の構造研究 |
1928年 | 75px | アドルフ・ヴィンダウス Adolf Otto Reinhold Windaus |
テンプレート:DEU1919 | ステリン類の構造およびそのビタミン類との関連性についての研究 |
1929年 | 75px | アーサー・ハーデン Arthur Harden |
イギリス | 糖類の発酵研究 |
75px | ハンス・フォン・オイラー=ケルピン Hans Karl August Simon von Euler-Chelpin |
スウェーデン |
1930年代
年度 | 受賞者名 | 国籍 | 受賞理由 | |
---|---|---|---|---|
1930年 | 75px | ハンス・フィッシャー Hans Fischer |
テンプレート:DEU1919 | ヘミンとクロロフィルの構造研究、特にヘミンの合成 |
1931年 | 75px | カール・ボッシュ Carl Bosch |
テンプレート:DEU1919 | 高圧化学的方法の発明と開発 |
75px | フリードリッヒ・ベルギウス Friedrich Bergius |
テンプレート:DEU1919 | ||
1932年 | 75px | アーヴィング・ラングミュア Irving Langmuir |
アメリカ合衆国 | 界面化学の研究 |
1933年 | 該当者なし | |||
1934年 | 75px | ハロルド・ユーリー Harold Clayton Urey |
アメリカ合衆国 | 重水素の発見 |
1935年 | 75px | フレデリック・ジョリオ=キュリー Frédéric Joliot-Curie |
フランス | 人工放射性元素の発見 |
75px | イレーヌ・ジョリオ=キュリー Irène Joliot-Curie |
フランス共和国 | ||
1936年 | 75px | ピーター・デバイ Peter Joseph William Debye |
オランダ | 双極子モーメントおよびX線、電子線回折による分子構造の研究 |
1937年 | 75px | ウォルター・ハース Walter Norman Haworth |
イギリス | 炭水化物およびビタミンCの構造研究 |
75px | パウル・カラー Paul Karrer |
スイス | カロテノイド類、フラビン類、ビタミンAおよびB2に関する研究 | |
1938年 | 75px | リヒャルト・クーン Richard Kuhn |
ドイツ国 | カロテノイド類、ビタミン類についての研究 |
1939年 | 75px | アドルフ・ブーテナント Adolf Friedrich Johann Butenandt |
ドイツ国 | 性ホルモンの研究 |
75px | レオポルト・ルジチカ Leopold Ružička |
スイス | ポリメチレン類およびテルペン類の研究 |
1940年代
年度 | 受賞者名 | 国籍 | 受賞理由 | |
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1940年 | 該当者なし | |||
1941年 | 該当者なし | |||
1942年 | 該当者なし | |||
1943年 | 75px | ゲオルク・ド・ヘヴェシー George de Hevesy |
テンプレート:HUN1920 | 化学反応研究におけるトレーサーとしての同位体の応用研究 |
1944年 | 75px | オットー・ハーン Otto Hahn |
ドイツ国 | 原子核分裂の発見 |
1945年 | 75px | アルトゥーリ・ヴィルタネン Artturi Ilmari Virtanen |
フィンランド | 農業化学および栄養化学における研究と発明、特に飼料保存法の開発 |
1946年 | 75px | ジェームズ・サムナー James Batcheller Sumner |
アメリカ合衆国 | 酵素の結晶化の発見 |
75px | ジョン・ノースロップ John Howard Northrop |
アメリカ合衆国 | 酵素とウイルスタンパク質の結晶化 | |
75px | ウェンデル・スタンリー Wendell Meredith Stanley |
アメリカ合衆国 | ||
1947年 | 75px | ロバート・ロビンソン Sir Robert Robinson |
イギリス | アルカロイドの研究 |
1948年 | 75px | ウィルヘルム・ティセリウス Arne Wilhelm Kaurin Tiselius |
スウェーデン | 電気泳動装置の考案および血清タンパクの複合性に関する研究 |
1949年 | ウイリアム・ジオーク William Francis Giauque |
アメリカ合衆国 | 化学熱力学への貢献、特に極低温における物性の研究 |
1950年代
1960年代
年度 | 受賞者名 | 国籍 | 受賞理由 | |
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1960年 | ウィラード・リビー Willard Frank Libby |
アメリカ合衆国 | 炭素14による年代測定法の研究 | |
1961年 | 75px | メルヴィン・カルヴィン Melvin Calvin |
アメリカ合衆国 | 植物における光合成の研究 |
1962年 | 75px | マックス・ペルーツ Max Ferdinand Perutz |
イギリス | 球状タンパク質の構造研究 |
75px | ジョン・ケンドリュー John Cowdery Kendrew |
イギリス | ||
1963年 | 75px | カール・ツィーグラー Karl Ziegler |
西ドイツ | 新しい触媒を用いた重合法の発見とその基礎的研究 |
75px | ジュリオ・ナッタ Giulio Natta |
イタリア | ||
1964年 | ドロシー・ホジキン Dorothy Crowfoot Hodgkin |
イギリス | X線回折法による生体物質の分子構造の決定 | |
1965年 | 75px | ロバート・ウッドワード Robert Burns Woodward |
アメリカ合衆国 | 有機合成化学に対する顕著な貢献 |
1966年 | 75px | ロバート・マリケン Robert Sanderson Mulliken |
アメリカ合衆国 | 分子軌道法による化学結合および分子の電子構造に関する研究 |
1967年 | 75px | マンフレート・アイゲン Manfred Eigen |
西ドイツ | 短時間エネルギーパルスによる高速化学反応の研究 |
75px | ロナルド・ノーリッシュ Ronald George Wreyford Norrish |
イギリス | ||
75px | ジョージ・ポーター George Porter |
イギリス | ||
1968年 | 75px | ラルス・オンサーガー Lars Onsager |
アメリカ合衆国 | 不可逆過程の熱力学の研究 |
1969年 | デレック・バートン Derek Harold Richard Barton |
イギリス | 分子の立体配座概念の確立 | |
75px | オッド・ハッセル Odd Hassel |
ノルウェー |
1970年代
年度 | 受賞者名 | 国籍 | 受賞理由 | |
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1970年 | 75px | ルイ・ルロワール Luis Federico Leloir |
アルゼンチン | 糖ヌクレオチドの発見と糖生合成におけるその役割についての研究 |
1971年 | 75px | ゲルハルト・ヘルツベルク Gerhard Herzberg |
カナダ | 遊離基の電子構造と幾何学的構造の研究 |
1972年 | 75px | クリスチャン・アンフィンセン Christian Boehmer Anfinsen |
アメリカ合衆国 | リボヌクレアーゼ分子のアミノ酸配列の決定 |
スタンフォード・ムーア Stanford Moore |
アメリカ合衆国 | リボヌクレアーゼ分子の活性中心の構造に関する研究 | ||
ウィリアム・スタイン William Howard Stein |
アメリカ合衆国 | |||
1973年 | エルンスト・フィッシャー Ernst Otto Fischer |
西ドイツ | サンドイッチ構造を持つ有機金属化合物の研究 | |
75px | ジェフリー・ウィルキンソン Geoffrey Wilkinson |
イギリス | ||
1974年 | ポール・フローリー Paul John Flory |
アメリカ合衆国 | 高分子化学の理論、実験両面にわたる基礎研究 | |
1975年 | ジョン・コーンフォース John Warcup Cornforth |
イギリス ( オーストラリア) |
酵素による触媒反応の立体化学的研究 | |
75px | ウラジミール・プレローグ Vladimir Prelog |
スイス | 有機分子および有機反応の立体化学的研究 | |
1976年 | 75px | ウィリアム・リプスコム William Nunn Lipscomb, Jr. |
アメリカ合衆国 | ボランの構造研究 |
1977年 | イリヤ・プリゴジン Ilya Prigogine |
ベルギー | 非平衡熱力学、特に散逸構造の研究 | |
1978年 | ピーター・ミッチェル Peter Dennis Mitchell |
イギリス | 生体膜におけるエネルギー転換の研究 | |
1979年 | ハーバート・ブラウン Herbert Charles Brown |
アメリカ合衆国 | 新しい有機合成法の開発 | |
ゲオルク・ウィッティヒ Georg Wittig |
西ドイツ |
1980年代
1990年代
2000年代
2010年代
脚注
- ↑ “ノーベル賞のメダル”. アワードプレス. . 2017閲覧.
- ↑ “The Nobel Prize in Chemistry 2012”. Nobel Foundation. . 2013閲覧.
- ↑ “The Nobel Prize in Chemistry 2013”. Nobel Foundation. . 2013閲覧.
- ↑ “The Nobel Prize in Chemistry 2014”. Nobel Foundation. . 2014閲覧.
- ↑ “The Nobel Prize in Chemistry 2015”. Nobel Foundation. . 2015閲覧.
- ↑ “The Nobel Prize in Chemistry 2016”. Nobel Foundation. . 2016閲覧.
- ↑ “The 2017 Nobel Prize in Chemistry - Press Release”. www.nobelprize.org (2017年10月4日). . 4 October 2017閲覧.
- ↑ “Nobel Prize in Chemistry Awarded for Cryo-Electron Microscopy”. The New York Times. (2017年10月4日) . 4 October 2017閲覧.