ニールス・アーベル

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アーベル(ゴルビッツ作,リトグラフ,1826).jpg

ニールス・ヘンリック・アーベル(Niels Henrik Abel、1802年8月5日 - 1829年4月6日

ノルウェーの数学者。近代数学の先駆者の一人で,貧困や病弱と闘いながら多大な研究成果を残した。1821~23年クリスチャニア大学で学び,1823年,5次以上の代数方程式は一般に代数的には解けないことを証明した(代数的解法)。1825年からヨーロッパ各地を旅行しながら数学の研究を続け,1826年,アーベル積分,アーベル関数の理論的基礎となった代数関数の積分理論などを発表。しかし正しく評価されず,借金と病気のため 1827年帰国。家庭教師などで生計を立てながら,方程式論楕円関数論の研究に没頭し,1828年いわゆるアーベルの方程式(代数方程式のガロア群がアーベル群であるような方程式)を発見した。存命中には業績は認められなかったが,死後の 1830年,フランス科学アカデミー大賞を受けた。また 2002年,数学の分野で傑出した科学的業績に対して贈られる国際的な賞としてアーベルの名を冠したアーベル賞が創設された。(アーベルの定理



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