ニノイ・アキノ国際空港

提供: miniwiki
移動先:案内検索


ニノイ・アキノ国際空港の位置 別地図
<div style="position: absolute; z-index: 2; top: 構文エラー: 認識できない区切り文字「[」です。%; left: 構文エラー: 認識できない区切り文字「[」です。%; height: 0; width: 0; margin: 0; padding: 0;">
ニノイ・アキノ国際空港の位置 別地図
MNL/RPLL
ニノイ・アキノ国際空港の位置 別地図

ニノイ・アキノ国際空港(ニノイ・アキノこくさいくうこう、英語: Ninoy Aquino International Airport、略称: NAIA ナイア)は、フィリピンマニラ首都圏内のパサイ市とパラニャーケ市の境界上にある国際空港である。フィリピン航空およびセブパシフィック航空ハブ空港になっている。

概要

かつては「マニラ国際空港」(英語: Manila International Airport, MIA)と呼ばれていたが、亡命先のアメリカ合衆国から帰国した1983年8月21日に、空港内で射殺されたベニグノ・アキノ・ジュニア上院議員(愛称 ニノイ:コラソン・アキノ元大統領の夫、ベニグノ・アキノ3世前大統領の父親)を記念して改称された。

利用客に対し、550ペソ空港使用料を、航空券の発券の際に徴収している[1]。なお、2014年9月30日以前に発券された航空券の場合は、チェックイン後の出国審査所前に、搭乗客がペソ建て現金で支払う必要があった。 フィリピン国籍保持者の場合、出国時に旅行税1,620ペソを現金、クレジットカード又はデビットカードにて、出国審査場そばのブースで支払う必要がある[2]

旅客ターミナル

ファイル:Ninoy Aquino International Airport Complex Map.png
ニノイ・アキノ国際空港の地図

ニノイ・アキノ国際空港は、下記4つの空港ターミナルビルがある。ターミナルビル間は連接性も全く考慮されておらず、それぞれ離れており、各ターミナルビル間の移動も、一度空港敷地外の一般道路に出なくてはならず、スムーズに移動・乗り継ぎ出来ないため、空港到着時・出発時には、利用する航空会社コードシェア便のターミナルビルを間違えない様に注意する必要がある。なお、航空連合ごとにターミナルは分かれていない。

  • ターミナル1(国際線専用)
  • ターミナル2(フィリピン航空および子会社PAL エクスプレス専用)
  • ターミナル3(国際線・国内線)
  • ターミナル4(国内線専用)

就航航空会社と就航都市

第1ターミナル

ファイル:Manila NinoyAquino InternationalAirport Check-in.jpg
第1ターミナル チェックインカウンター付近
ファイル:Manila NinoyAquino InternationalAirport DutyFree.jpg
第1ターミナル 改装前の免税店エリア

1981年供給開始の国際線専用空港ターミナルビルであるが、2010年時点て老朽化が著しく、施工とメンテナンス管理の悪さが際立って目立つターミナル施設であった。2015年に、供給開始以来の大規模な改装リニューアル工事が終了した。

航空会社 就航地 &#13;
フィリピンの旗 フィリピン航空 アブダビダンマームドーハジェッダクウェートリヤド
日本の旗 日本航空 成田国際空港成田市
日本の旗 ジェットスター・ジャパン 成田国際空港(成田市)、関西国際空港大阪府)、中部国際空港愛知県
台湾の旗 チャイナエアライン 台湾桃園国際空港桃園市)、高雄国際空港高雄市
台湾の旗 エバー航空 台湾桃園国際空港(桃園市)
中華人民共和国の旗 中国国際航空 北京首都国際空港北京市
中華人民共和国の旗 中国南方航空 広州白雲国際空港広州市
中華人民共和国の旗 中国東方航空 上海浦東国際空港上海市
中華人民共和国の旗 廈門航空 廈門高崎国際空港廈門市)、泉州晋江空港泉州市
大韓民国の旗 大韓航空 仁川国際空港仁川広域市
大韓民国の旗 アシアナ航空 仁川国際空港(仁川広域市)、金海国際空港釜山広域市
大韓民国の旗 チェジュ航空 仁川国際空港(仁川広域市)
タイ王国の旗 タイ国際航空 スワンナプーム国際空港バンコク
シンガポールの旗 ジェットスター・アジア航空 シンガポール・チャンギ国際空港シンガポール)、関西国際空港(大阪府)
シンガポールの旗 スクート シンガポール・チャンギ国際空港(シンガポール)
マレーシアの旗 マレーシア航空 クアラルンプール国際空港クアラルンプール
ブルネイの旗 ロイヤルブルネイ航空 ブルネイ国際空港バンダルスリブガワン
アラブ首長国連邦の旗 エティハド航空 アブダビ国際空港アブダビ
カタールの旗 カタール航空 ハマド国際空港ドーハ
バーレーンの旗 ガルフ・エア バーレーン国際空港バーレーン
クウェートの旗 クウェート航空 クウェート国際空港クウェート
サウジアラビアの旗 サウディア キング・ハーリド国際空港リヤド)、キング・アブドゥルアズィーズ国際空港ジェッダ)、キング・ファハド国際空港ダンマーム
オマーンの旗オマーン・エア マスカット国際空港マスカット
トルコの旗 ターキッシュ エアラインズ アタテュルク国際空港イスタンブール
パプアニューギニアの旗 ニューギニア航空 ポートモレスビー・ジャクソン国際空港ポートモレスビー
オーストラリアの旗 カンタス航空 シドニー国際空港(シドニー)、ブリスベン空港ブリスベン
アメリカ合衆国の旗 ユナイテッド航空 グアム国際空港グアム)、ロマン・トメトゥチェル国際空港コロール
エチオピアの旗 エチオピア航空 ボレ国際空港アディスアベバ)、スワンナプーム国際空港(バンコク)

第2ターミナル

フィリピン航空および子会社PAL エクスプレス専用空港ターミナルビル。センテニアル・ターミナル(Centennial Terminal)とも呼ばれる。

国際線
航空会社 就航地 &#13;
[[ファイル:テンプレート:Country flag alias PHL|border|25x20px|テンプレート:Country alias PHLの旗]] フィリピン航空 (東アジア) 成田国際空港(千葉県)、東京国際空港東京都)、関西国際空港(大阪府)、中部国際空港(愛知県)、福岡空港福岡県)、仁川国際空港(仁川広域市)、金海国際空港(釜山広域市)、北京首都国際空港(北京市)、上海浦東国際空港(上海市)、広州白雲国際空港(広州市)、泉州晋江空港泉州市)、廈門高崎国際空港(廈門市)、香港国際空港香港)、マカオ国際空港マカオ)、台湾桃園国際空港(桃園市)

(東南アジア) シンガポール・チャンギ国際空港(シンガポール)、クアラルンプール国際空港(クアラルンプール)[3]、スワンナプーム国際空港(バンコク)、スカルノ・ハッタ国際空港ジャカルタ)、ングラ・ライ国際空港デンパサール)、タンソンニャット国際空港ホーチミン市
(太平洋・オセアニア) ホノルル国際空港ホノルル)、グアム国際空港(グアム)、サイパン国際空港サイパン)、シドニー国際空港(シドニー)、メルボルン空港メルボルン)、ブリスベン空港(ブリスベン)、ダーウィン国際空港ダーウィン)、パース空港パース)、ケアンズ国際空港ケアンズ)、オークランド国際空港オークランド)、ポートモレスビー・ジャクソン国際空港(ポートモレスビー)
(北米) バンクーバー国際空港バンクーバー)、トロント・ピアソン国際空港トロント)、サンフランシスコ国際空港(サンフランシスコ)、ロサンゼルス国際空港ロサンゼルス)、ジョン・F・ケネディ国際空港ニューヨーク
(中東) ドバイ国際空港(ドバイ)
(ヨーロッパ) ロンドン・ヒースロー空港ロンドン

国内線
航空会社 就航地 &#13;
[[ファイル:テンプレート:Country flag alias PHL|border|25x20px|テンプレート:Country alias PHLの旗]] フィリピン航空

(ルソン) ラワグ
(ヴィサヤ) セブ、バコロド、イロイロ、タグビララン
(ミンダナオ) ダバオ、ジェネラルサントス

[[ファイル:テンプレート:Country flag alias PHL|border|25x20px|テンプレート:Country alias PHLの旗]] PAL エクスプレス

(ルソン) ラワグ
(ヴィサヤ) セブ、バコロド、イロイロ、ボラカイ(カティクラン)
(ミンダナオ) ジェネラルサントス

第3ターミナル

2008年に開業した、最も新しい空港ターミナルである。第1・第2ターミナルとは、滑走路を隔てた正反対の位置に存在し、徒歩での移動は無理である。この空港ターミナルビルの施工に関しては、日本竹中工務店が受注して施工を行い、2002年には進捗率98%まで完成していたが、供用開始前に天井崩落事故という欠陥工事が発覚し[4]、施工主と空港公団、設計コンサルタント、フィリピン共和国政府などが工事再開の交渉をしていたが決裂した。

更に建設前には、ジョセフ・エストラーダ元大統領により行われた契約が、不法に変更されたと、当時フィリピン共和国大統領だったグロリア・アロヨの告発により、竣工直前の空港ターミナルビルの強制接収と裁判が行われ、建築契約無効との支持を取り付けた後、アロヨ政権により完成されることが出来たが、当初の計画から6年ほど経過してからの部分供用開始、国際線を含めた全面供用開始は、当初の予定から12年後のベニグノ・アキノ3世政権になった2014年8月となった。

国際線
航空会社 就航地 &#13;
[[ファイル:テンプレート:Country flag alias PHL|border|25x20px|テンプレート:Country alias PHLの旗]] セブパシフィック航空 (東アジア) 成田国際空港(千葉県)、関西国際空港(大阪府)、中部国際空港(愛知県)、福岡空港(福岡県)、仁川国際空港(仁川広域市)、金海国際空港(釜山広域市)、北京首都国際空港(北京市)、上海浦東国際空港(上海市)、広州白雲国際空港(広州市)、廈門高崎国際空港(廈門市)、香港国際空港(香港)、マカオ国際空港(マカオ)、台湾桃園国際空港(桃園市)

(東南アジア) シンガポール・チャンギ国際空港(シンガポール)、スワンナプーム国際空港(バンコク)、プーケット国際空港プーケット県)、クアラルンプール国際空港(クアラルンプール)、コタキナバル国際空港コタキナバル)、スカルノ・ハッタ国際空港(ジャカルタ)、ングラ・ライ国際空港(デンパサール)、ブルネイ国際空港(バンダルスリブガワン)、ノイバイ国際空港(ハノイ)、タンソンニャット国際空港(ホーチミン市)、シェムリアップ国際空港シェムリアップ
(中東) ドバイ国際空港(ドバイ)、クウェート国際空港(クウェート)、キング・ハーリド国際空港(リヤド)、ハマド国際空港(ドーハ)
(オセアニア) シドニー国際空港(シドニー)、グアム国際空港(グアム)


[[ファイル:テンプレート:Country flag alias PHL|border|25x20px|テンプレート:Country alias PHLの旗]] エアアジア・フィリピン クアラルンプール国際空港(クアラルンプール)、コタキナバル国際空港(コタキナバル)、タンソンニャット国際空港(ホーチミン市)、香港国際空港 (香港)、マカオ国際空港(マカオ)、広州白雲国際空港(広州市)、スカルノ・ハッタ国際空港(ジャカルタ)(2018年1月就航)、ングラ・ライ国際空港(デンパサール)(2018年1月就航)
マレーシアの旗 エアアジア クアラルンプール国際空港(クアラルンプール)
日本の旗 全日本空輸 成田国際空港(千葉県)、東京国際空港(東京都)
香港の旗 キャセイパシフィック航空 香港国際空港(香港)
シンガポールの旗 シンガポール航空 シンガポール・チャンギ国際空港(シンガポール)
アメリカ合衆国の旗 デルタ航空 ホノルル国際空港 (ホノルル)、成田国際空港(千葉県)
アラブ首長国連邦の旗 エミレーツ航空 ドバイ国際空港(ドバイ)
オランダの旗 KLMオランダ航空 スキポール空港(アムステルダム)、台湾桃園国際空港(桃園市)
国内線
航空会社 就航地 &#13;
[[ファイル:テンプレート:Country flag alias PHL|border|25x20px|テンプレート:Country alias PHLの旗]] セブパシフィック航空 (ルソン) コロン(ブスアンガ)、ラワグ、レガスピ、ナガ、トゥゲガラオ、プエルトプリンセサ、サンボアンガ、サンホセ(ミンドロ)、ビラク

(ヴィサヤ) セブ、カリボ、バコロド、カルバヨグ、カタルマン、ボラカイ(カティクラン)、カワヤン、ドゥマゲテ、イロイロ、ロハス、タクロバン、タグビララン
(ミンダナオ) ダバオ、ブトゥアン、カガヤンデオロ、コタバト、ディポログ、ジェネラルサントス、オザミス、パガディアン

[[ファイル:テンプレート:Country flag alias PHL|border|25x20px|テンプレート:Country alias PHLの旗]] フィリピン航空 (ルソン) コロン(ブスアンガ)、レガスピ、ナガ、プエルトプリンセサ、トゥゲガラオ、サンボアンガ、バスコ

(ヴィサヤ) カリボ、カルバヨグ、カタルマン、ボラカイ(カティクラン)、ドゥマゲテ、マスバテ、ロハス、タクロバン
(ミンダナオ) ブトゥアン、カガヤンデオロ、コタバト、ディポログ、オザミス、スリガオ

[[ファイル:テンプレート:Country flag alias PHL|border|25x20px|テンプレート:Country alias PHLの旗]] PAL エクスプレス (ルソン) レガスピ、プエルトプリンセサ、サンボアンガ

(ヴィサヤ) ドゥマゲテ、タクロバン
(ミンダナオ) ブトゥアン、カガヤンデオロ、コタバト、オザミス

第4ターミナル

国内線専用ターミナルビル(Manila Domestic Passenger Terminal)。現在は一部のフィリピン系格安航空会社の国内線が発着している。

航空会社 就航地 &#13;
[[ファイル:テンプレート:Country flag alias PHL|border|25x20px|テンプレート:Country alias PHLの旗]] エアアジア・フィリピン (ルソン) プエルトプリンセサ

(ヴィサヤ) セブ、カリボ、タクロバン、タグビララン
(ミンダナオ) ダバオ

[[ファイル:テンプレート:Country flag alias PHL|border|25x20px|テンプレート:Country alias PHLの旗]] セブゴー (ルソン) プエルトプリンセサ、レガスピ

(ヴィサヤ) セブ、バコロド、ダバオ、イロイロ、ロハス
(ミンダナオ) ブトゥアン、カリボ、カガヤン・デ・オロ、ジェネラル・サントス

就航都市一覧

東アジア
東南アジア
中東・アフリカ
北米
ヨーロッパ
オセアニア・太平洋

市内へのアクセス

空港の位置は、マカティボニファシオ・グローバルシティなどの都心から約5kmと好立地であるのにも関わらず、空港連絡鉄道がなく、公共交通機関の乗り入れも限られており、ロハス通り・エドゥサ通りの慢性的な道路交通渋滞があり、空港と市街地の利便性はアジア最悪クラスである[5]

タクシー
  • クーポンタクシー
行き先別定額運賃で、空港内のカウンターで申し込む。一般タクシーの数倍高い。
  • エアポートタクシー(イエロータクシー)
車両全体に黄色い塗装を施したタクシー。初乗り60ペソで、距離に応じて加算される。到着階で乗り場周辺にあるカウンターで行き先を告げ、車体ナンバー、ドライバー名、行き先の書かれたレシートを受け取る。
  • 一般タクシー
初乗り30ペソで、距離に応じて加算される。到着階には乗り入れていないため、出発階または空港敷地外より利用できるが、ぼったくりや強盗に遭う可能性もある。
バス


その他
  • ジープニー: 空港敷地内に直接乗り入れていないが、各ターミナル前から以下路線のジプニーを利用することができる。初乗り8ペソ。
  • ホテル送迎
    • 空港周辺の治安や悪質ドライバーを考慮して身辺の安全を優先する場合、宿泊予定のホテルへ専用車で移動できる。ホテルごとに待機所を兼ねた事務所を構えている場合がある。

ターミナル間の移動が必要な乗り継ぎの場合は、上記シャトルバス(ルート1)、またはエアポートタクシーの利用となる。ターミナル1とターミナル2は徒歩での行き来が可能だか、ターミナル3とターミナル4はそれぞれ離れた場所にあり、一旦空港の敷地外に出て、一般道経由でエアポートタクシーによる移動で、渋滞が無い場合は、約10分ほど掛かる。

空港の評価

  • CNNの観光ガイド「CNNGo」によると、「世界で最もムカつく空港ワースト10」に、第5位にニノイ・アキノ国際空港がランクインという、不名誉な賞を与えられた[4]
  • 2011年から2013年まで、Sleeping in Airportsの国際空港に関する利用者投票で「世界最悪空港ワースト1位」を3年連続で獲得している。ハード面に関しては、1981年の竣工後32年経過した第1空港ターミナルビルが槍玉に挙げられ、施工と保守管理の悪さ(動かないエスカレーターエレベーター)もあって陳腐化が激しく、椅子の少なさ、建物の雨漏り、臭気が漂い水が流れない公衆便所などが悪評価の対象となった。また、ソフト面に関しては、入国審査係員の賄賂要求対応、ポーターやタクシー運転手の法外なボッタクリが指摘されており、官民揃って空港の評判を落としている[8]
    • これを受けて、フィリピン政府が13億ペソをかけて、第1空港ターミナルビルの改修工事を実施し、2015年版ではワーストテンから外れたが、4つの空港ターミナルビルに連結性が全く無く、既に空港ターミナルビルの受け入れ可能人数を超えており、離着陸便の遅延が常態化、レーダーなどの空港管制施設も老朽化しているため、ハード・ソフト両面を総合勘案して「東南アジア最悪の国際空港」と批評されている[9]
  • 空港職員が、銃弾を乗客の手荷物にわざと仕込み、保安職員が「銃弾が見つかった」と恐喝して、空港利用客から現金を詐取していたことが、Facebookユーザーの投稿により、2015年9月28日に発覚し[10]、同年10月1日に空港職員25人が停職処分を受けている[11]
    • 2015年版の Sleeping in Airports による「世界最悪空港ワースト10」にランクインしなかったものの[12]、ニノイ・アキノ国際空港を利用する際は、係員による恐喝事件を防ぐために、ボディーチェックをする係員と手荷物を検査する係員は犯行時に組んでいる可能性があるため、手荷物からは決して目を離さずに、怪しい動きをする係員を牽制させるよう自衛する必要であると、注意喚起していると同時に[13]、停職処分後も相変わらず空港職員による利用客に対する恐喝が続いている事から、ニノイ・アキノ国際空港が再び『世界一最悪な空港』の称号を受けるのは確実である、と評論している[14]
  • 空港とマニラ首都圏各所を結ぶ空港連絡鉄道が無く、空港に直結する高速道路も存在しないため、慢性化している道路交通渋滞のせいで、空港まで辿り着くまで大幅に時間が掛かる。搭乗手続き前までに充分な時間余裕を見積もらないと、搭乗便を乗り過ごす「ノーショウ」に陥る羽目になるため、利用時に注意が必要である[5]

今後の予定

同空港では利用客の急増に伴い、3本目の滑走路建設を予定している[15]。総事業費は約24億ペソ(約5,500万ドル)。06/24滑走路の南側に隣接するクロースパラレルで、長さは2100m[16]エアバスA320機の着陸が可能になる[17]。これにより、離着陸可能回数が現状の1時間当たり40回から1時間あたり60回 - 70回に引き上げられる予定である。

この他に、新空港を建設する計画が複数ある[18]

脚注

  1. マニラ ニノイ・アキノ国際空港 国際線施設使用料 徴収方法の変更について フィリピン航空 2014年8月22日、以前は750ペソを支払う必要があった
  2. Travel Tax Tourism infrastructure and enterprise zone authority
  3. フィリピン航空、6月からマニラ/クアラルンプール線を3年ぶりに再開
  4. 4.0 4.1 Jordan Rane (2011年11月9日). “10 of the world's most hated airports” (英語). CNN GO. オリジナル2012年4月29日時点によるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20120429113946/http://www.cnngo.com/explorations/life/10-most-hated-airports-324645?page=0,1 . 2015閲覧. 
  5. 5.0 5.1 柴田直治 (2016年2月8日). “アジアの病・渋滞 最悪のマニラ” (日本語). ハフィントン・ポスト. http://www.huffingtonpost.jp/naoji-shibata/trafic-jam-of-manila_b_9184818.html . 2016閲覧. 
  6. Premium airport bus service now available - フィリピン政府 2016年2月17日
  7. Gov’t launches premium airport bus service - philstar.com 2016年2月17日
  8. “【汚名】マニラ国際空港第1ターミナル 今年も世界最悪空港に”. フィリピン・インサイド・ニュース (フィリピン・インサイド・ニュース). (2013年10月30日). http://www.ph-inside.com/news/board.php?board=news03&command=body&no=289 . 2015閲覧. 
  9. 柴田直治 (2016年2月15日). “こちらも最悪、マニラ国際空港” (日本語). ハフィントン・ポスト. http://www.huffingtonpost.jp/naoji-shibata/ninoy-aquino-international-airport_b_9233932.html . 2016閲覧. 
  10. “空港職員の恐喝が横行”. Viewpoint (世界日報). (2015年9月28日). https://vpoint.jp/world/asia/49948.html . 2015閲覧. 
  11. “【唾棄】空港のX線検査で乗客手荷物に銃弾を入れて恐喝する手口発覚”. フィリピン・インサイド・ニュース. (2015年10月2日). http://www.ph-inside.com/news/board.php?board=news03&command=body&no=340&command=body&no=336 . 2015閲覧. 
  12. “Worst Airports in the World 2015” (英語). Sleeping in Airport. (2015年10月17日). http://www.sleepinginairports.net/2015/worst-airports-world.htm . 2015閲覧. 
  13. “Manila NAIA Airport: The World’s Best Bullet Detector?” (英語). Sleeping in Airport. (2015年10月28日). http://blog.sleepinginairports.net/2015/10/28/manila-naia-airport-the-worlds-best-bullet-detector/ . 2015閲覧. 
  14. “【最悪】マニラ国際空港の職員による『恐喝』相変わらず続く”. フィリピン・インサイド・ニュース. (2015年10月28日). http://www.ph-inside.com/news/board.php?board=news03&command=body&no=289&command=body&no=340 . 2015閲覧. 
  15. フィリピン、マニラの国際空港に第3滑走路建設へ 2014年8月22日 19:18 JST ロイター通信
  16. http://www.philippineflightnetwork.com/2014/05/new-runway-ninoy-aquino-airport.html
  17. http://www.philippineflightnetwork.com/2014/05/new-naia-runway-construction-begins.html
  18. マニラの新空港建設、サンミゲルが日本に対抗案 ウォールストリート・ジャーナル日本語版 2014年8月4日
  19. サンミゲル、マニラに新空港建設 総事業費1兆円 - 日本経済新聞 2014年3月24日
  20. フィリピンのサンミゲル、新空港を計画 政府「インフラ整備阻害」 - SankeiBIZ 2014年4月3日

関連項目

外部リンク