トマス・モア

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トマス・モア英語: Thomas More1478年2月7日 - 1535年7月6日

イギリスの人文主義者,政治家。裁判官の子に生れ,オックスフォード大学に学んだのち,ロンドンで法律を修めた。裁判官,次いで政治家として活動するかたわら,古典を研究し,エラスムスらルネサンス期の人文主義者と親交を結び,エラスムスの『痴愚神礼賛』はモアの家で執筆された。国王ヘンリー8世の信任厚く,1529年大法官となったが,国王の離婚問題に関して教会の側に立ったため,王の不興を買い 32年辞任。のち反逆罪に問われ処刑された。 1935年カトリック教会によって聖人の列に加えられた。共産的理想社会を描いたラテン語の著作『ユートピア』 Utopia (1516) が代表作。ほかに『リチャード3世の生涯』 The History of Richard III (14頃) ,カトリックの立場からする宗教論争書がある。イギリス・ルネサンス黎明期の中心人物。




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