テゲバジャーロ宮崎
テゲバジャーロ宮崎 | |
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原語表記 | テゲバジャーロ宮崎 |
呼称 | テゲバジャーロ宮崎 |
愛称 | テゲバジャーロ |
クラブカラー | 白、 ピンク[1] |
創設年 | 1965年 |
所属リーグ | 日本フットボールリーグ |
ホームタウン | 宮崎県宮崎市 |
ホームスタジアム |
250px延岡市西階総合運動公園陸上競技場[1] KIRISHIMAハイビスカス陸上競技場[1] 小林総合運動公園陸上競技場[1] 都農町藤見総合運動公園陸上競技場[1] 串間市総合運動公園陸上競技場[1] |
収容人数 |
15,000(延岡西階) 20,000(ハイビ陸) 3,300(宮崎小林) 1,000(都農) 940(宮崎串間) |
運営法人 | 株式会社テゲバジャーロ宮崎 |
代表者 | 柳田和洋 |
公式サイト | 公式サイト |
■テンプレート |
テゲバジャーロ宮崎 (テゲバジャーロみやざき、Tegevajaro Miyazaki) は、宮崎県宮崎市を本拠地とするサッカークラブである。旧クラブ名称は「MSU FC」。Jリーグ加盟を目指すクラブの1つである。
概要
1965年に創設された「門川クラブ」が前身[2]。2004年に「Andiamo門川1965」へ、2007年に「MSU FC」(Miyazaki Sportsman Unitedの略称)へチーム名を各々変更した[3][4]。
2015年、クラブ名を現在の「テゲバジャーロ宮崎」に変更[2][5]。チーム名の「テゲバジャーロ」は宮崎弁で「すごい」という意味の「てげ」、スペイン語のvaca (牛の意味) およびpájaro (鳥の意味) を組み合わせた造語である[2]。エンブレムには「宮崎牛」(左上)「輝く太陽」(右上)「宮崎神宮の鳥居」(左下)「みやざき地頭鶏」(右下)が描かれる。
歴史
前史
2003年に宮崎県サッカーリーグへ昇格。2008年に宮崎県リーグ1部で初優勝。2009年に宮崎県リーグ1部を2年連続で優勝、九州各県リーグ決勝大会で準優勝の成績を収めた。また、2009年8月3日に運営法人となる特定非営利活動法人MSUが認証された[6]。2010年に九州サッカーリーグへ昇格した。
2012年に入れ替え戦で中津クラブに敗れ、宮崎県リーグ1部へ降格。2013年の九州各県リーグ決勝大会で準優勝の成績を収め、2014年から九州リーグへ再昇格した[2]。
2014年 - 2017年(九州リーグ)
2015年1月20日、クラブ名を現在の「テゲバジャーロ宮崎」に変更し、2017年にJ3リーグ参入を目標にすることを発表した[2][7]。また、クラブの運営法人が、2015年3月に設立された『株式会社テゲバジャーロ宮崎』に変更された[1]。
2017年、Jリーグ監督最多出場記録を持つ石崎信弘が監督に就任。同年2月28日に行われた記者会見では、「1年で(アマチュア最高峰の)JFLに昇格できるチームにし、その先のJリーグを目指して一丸となって頑張る」と決意を述べた。またこの記者会見で、赤ベースであったチームカラーとエンブレムを、今季のスローガン「真摯しんし」を象徴し、県民に親しまれる色とした白へ変更した[8][9]。3月3日には、磐田を退団した元日本代表のFW森島康仁と、岐阜を退団したDF高地系治の加入が発表された。九州サッカーリーグでは、第9節から12連勝し、20戦18勝1PK勝1敗の圧倒的成績で優勝。その後、全国地域サッカーチャンピオンズリーグ2017に出場し、Cグループで3勝し1位で決勝ラウンドに進出。初戦のコバルトーレ女川戦では、PK負けを喫したものの、続く2試合を1勝1PK勝で決め、女川に次ぐ2位となったことで、12月6日、2018年度JFLへの昇格が認められた[10]。
2017年シーズンのオフには、リーグ戦、そして全国地域サッカーチャンピオンズリーグ2017での戦いを牽引してきた森島康仁、髙地系治らの契約満了による退団が発表された[11][12]。
戦績
Andiamo門川1965/MSU FC
年度 | 所属 | 順位 | 勝点 | 試合 | 勝 | PK勝 | 分 | PK負 | 敗 | 得点 | 失点 | 得失 |
2005 | 宮崎県2部 | - | - | |||||||||
2006 | 5位 | 4 | 6 | 1 | - | 1 | - | 4 | 21 | 27 | -6 | |
2007 | 2位 | 16 | 7 | 5 | - | 1 | - | 1 | 27 | 10 | +17 | |
2008 | 宮崎県1部 | 優勝 | 20 | 8 | 6 | - | 2 | - | 0 | 39 | 8 | +31 |
2009 | 優勝 | 22 | 8 | 7 | - | 1 | - | 0 | 45 | 8 | +37 | |
2010 | 九州 | 7位 | 16 | 16 | 3 | 3 | - | 1 | 9 | 30 | 56 | -26 |
2011 | 9位 | 12 | 18 | 2 | 3 | - | 0 | 13 | 20 | 82 | -62 | |
2012 | 9位 | 11 | 18 | 3 | 0 | - | 2 | 13 | 21 | 61 | -40 | |
2013 | 宮崎県1部 | 優勝 | 25 | 9 | 8 | - | 1 | - | 0 | 38 | 11 | +27 |
2014 | 九州 | 7位 | 17 | 18 | 3 | 3 | - | 2 | 10 | 23 | 54 | -31 |
テゲバジャーロ宮崎
年度 | 所属 | 順位 | 勝点 | 試合 | 勝 | PK勝 | 分 | PK負 | 敗 | 得 | 失 | 差 | 天皇杯 | 監督 |
2015 | 九州 | 2位 | 41 | 18 | 11 | 4 | - | 0 | 3 | 47 | 13 | 34 | 県予選敗退 | 柳田和洋 |
2016 | 2位 | 22 | 9 | 7 | 0 | - | 1 | 1 | 26 | 5 | 21 | 山口直大 | ||
2017 | 優勝 | 56 | 20 | 18 | 1 | - | 0 | 1 | 70 | 12 | 58 | 石崎信弘 | ||
2018 | JFL | 30 | - | - | 2回戦敗退 | 石崎信弘(-6月) 倉石圭二(6月-) |
タイトル
クラブ
個人
- 九州サッカーリーグ MVP
- 森島康仁:2017年
- 九州サッカーリーグ 得点王
- 森島康仁:2017年
所属選手・スタッフ
- 2018年
スタッフ
役職 | 氏名 | 前職 | 備考 |
監督 | 倉石圭二 | テゲバジャーロ宮崎 ヘッドコーチ | 昇格 |
フィジカルコーチ | 牧野大輝 | 高知ユナイテッドSC フィジカルコーチ |
選手
Pos | No. | 選手名 | 前所属 | 備考 |
GK | 1 | 上野山裕己 | デッツォーラ島根 | |
27 | 村尾龍矢 | J.FC MIYAZAKI | 再加入 | |
38 | 福田稜 | 大阪学院大学 | 新加入 | |
61 | 石井健太 | カマタマーレ讃岐 | ||
DF | 2 | 水島有斗 | 佐賀大学 | |
3 | 井原伸太郎 | J.FC MIYAZAKI | ||
4 | 川上典洋 | SC相模原 | ||
5 | 山下宏輝 | いわきFC | 新加入 | |
16 | 黒瀬純哉 | 福岡大学 | ||
18 | 石川智也 | 日本文理大学 | ||
26 | 中村健志 | 宮崎産業経営大学 | 新加入 | |
28 | 山村欣也 | J.FC MIYAZAKI | 新加入 | |
30 | 羽田昇平 | 大阪体育大学 | 新加入 | |
MF | 6 | 米田兼一郎 | FC KAGOSHIMA | |
7 | 手塚昌希 | 日本体育大学 | ||
8 | 近藤貴耶 | 九州国際大学 | ||
13 | 三島勇太 | アビスパ福岡 | 新加入 | |
15 | 内薗大貴 | 鹿児島ユナイテッドFC | 新加入 | |
17 | 樽谷誠司 | ライダルメア・ライオンズFC | ||
21 | 宮田直樹 | アスルクラロ沼津 | ||
22 | 三嶋雄大 | 豊国学園高校 | 新加入 | |
25 | 安東輝 | 東京国際大学 | 新加入 | |
29 | 山下明日翔 | 東海学園大学 | 新加入 | |
39 | 千布一輝 | ヴェルスパ大分 | 新加入 | |
-- | 沼大希 | 京都サンガF.C. | 新加入、期限付き移籍 | |
FW | 9 | 小林拓弥 | 高知ユナイテッドSC | |
10 | 水永翔馬 | ギラヴァンツ北九州 | 新加入 | |
11 | 藤岡浩介 | ファジアーノ岡山ネクスト | ||
20 | 澤野康介 | アルテリーヴォ和歌山 | 新加入 | |
23 | フィリピーニョ | アル・ムハッラク・クラブ | 新加入 | |
24 | 米澤康太 | J.FC MIYAZAKI | 新加入 |
期限付き移籍加入の選手
Pos | 選手名 | 生年月日 (年齢) | 移籍元 | 移籍期間 | 備考 |
MF | 沼大希 | 1997年4月22日(27歳) | 京都サンガF.C. | 2018年8月5日 - 12月31日 | 京都と対戦する公式戦出場不可 |
他チームに期限付き移籍中の選手
Pos | 選手名 | 在籍年 | 移籍先 | 移籍期間 | 備考 |
MF | 田中英雄 | 2018年 | カマタマーレ讃岐 | 2018年7月23日 - 2019年1月31日 | |
FW | 藤村遼太郎 | 2017年 | デッツォーラ島根 | 未定 |
背番号(2015年以降)
1-10
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | |
2018 | 上野山裕己 | 水島有斗 | 井原伸太郎 | 川上典洋 | 山下宏輝 | 米田兼一郎 | 手塚昌希 | 近藤貴耶 | 小林拓弥 | 水永翔馬 |
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2017 | 日吉雅紀 | ジブリン・アブデュルクアディール | 禿寿秀 | 水島有斗 | 米田兼一郎 | |||||
2016 | 永倉優貴 | 上田悠起 | 水島有斗 | 坪井啓悟 | 堀川隼輔 | 山口直大 | 阪本翔一朗 | 渡邊正嗣 | - | |
2015 | 平山康平 | 寺師大地 | 山下達矢 | 丸本祥生 | 愛甲光 | 山下翔 | 前田将大 | 福田周平 | 東宏樹 | |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 |
11-20
11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | |
2018 | 藤岡浩介 | - | 三島勇太 | 井福晃紀 | 内薗大貴 | 黒瀬純哉 | 樽谷誠司 | 石川智也 | 藤村遼太郎 | 澤野康介 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2017 | 山口愛騎 | 深尾悠斗 | 松田大成 | 山元佑哉 | 宮田直樹 | 藤岡浩介 | 安片政人 | 森康汰 | ||
2016 | 前原徹 | 近藤貴耶 | 小口亮 | 畠山翔太 | 小林雄太 | 深尾悠斗 | ||||
2015 | 麻生大治郎 | 上大田悟 | 神田傑 | 久木田頼彦 | 渡邊正嗣 | 原田一輝 | 原田洋志 | イファラ・チャンバレン | ||
11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 |
21-30
21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 | |
2018 | 宮田直樹 | 三嶋雄大 | フィリピーニョ | 米澤康太 | 安東輝 | 中村健志 | 村尾龍矢 | 山村欣也 | 山下明日翔 | 羽田昇平 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2017 | 中村公治 | 小林拓弥 | 藤村遼太郎 | 井福晃紀 | 樽谷誠司 | 森脇大介 | 黒瀬純哉 | 髙地系治 | 新改拓也 | 岡村宙樹 |
2016 | 上野山裕己 | - | 禿寿秀 | 吉元直希 | リ・ウォヌ | 中川将吾 | 山口愛騎 | ユ・サンヒョン | - | 笠原元気 |
2015 | 村尾龍矢 | 図子晃平 | 柳将太 | 宮路徹 | 神谷亮太 | 柳橋大成 | 阪本翔一朗 片野坂亮 |
堀川隼輔 | ||
21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
31-
31 | 32 | 33 | 34 | 35-37 | 38 | 39 | 40-60 | 61 | |
2018 | - | - | - | 田中英雄 | - | 福田稜 | 千布一輝 | - | 石井健太 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2017 | 森島康仁 | 上田悠起 | ク・ボンヒョク | - | - | - | - | ||
2016 | 米田兼一郎 | 新改拓也 | - | - | |||||
2015 | 求尚乃輔 | 山元佑哉 | |||||||
31 | 32 | 33 | 34 | 35-37 | 38 | 39 | 40-60 | 61 |
ユニフォーム
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| ||||||||||||||||||||
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クラブカラー
- 現在
- 2017年 - 現在 : 白、 ピンク[1]
- 過去
- 2015年 - 2016年 : 赤、 黄、 黒
- 2017年 : 2017年のスローガン「真摯」を象徴し、県民に親しまれる色として、ホームカラーを白に選び、これまでの赤から変更した。アウェー用は「日本のひなた宮崎県」をイメージし、オレンジ色を基調にした。ゴールキーパー用はホーム用が黄色、アウェー用は青とした[8]。
- 2018年 : Jリーグに向かって、「苦難の道のりは覚悟の上」という意志を表す為、一本線をパンツにまで長く引いたデザインを導入。そして、気持ち(ハート)を大切に、熱く戦って行く!という気持ちを込め、エンブレムを通過する「左胸」に一本線を配置した[13]。
ユニフォームスポンサー
掲出箇所 | スポンサー名 | 表記 | 掲出年 | 備考 |
胸 | 無し | - | - | |
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鎖骨 | 無し | - | - | |
背中上部 | 明光社 | 明光社 | 2018年 - | 2016年はパンツ 2017年は袖 |
背中下部 | 矢野興業 | YK 矢野興業 | 2018年3月 - | |
袖 | 宮崎県 | 日本の ひなた 宮崎県 |
2018年 - | |
パンツ | 日伸洗車機 | コインランドリー どるふぃん |
2017年 - | 2015年-2016年は背中上部 |
ユニフォームサプライヤー
- 2015年 - 現在:PENALTY
歴代ユニフォームスポンサー年表
年度 | 胸 | 鎖骨 | 背中上部 | 背中下部 | 袖 | パンツ | サプライヤー |
2015 | BIO MIST JAPAN,CO.LTD |
解禁前 | コインランドリー どるふぃん |
解禁前 | 匠家 | - | PENALTY |
2016 | セントラルシネマ宮崎 | - | 明光社 | ||||
2017 | ‐ | エモテント宮崎 | 明光社 | コインランドリー どるふぃん | |||
2018 | ‐ | 明光社 | -/YK 矢野興業 | 日本の ひなた 宮崎県 |
関連項目
脚注
- ↑ 1.0 1.1 1.2 1.3 1.4 1.5 1.6 1.7 “クラブプロフィール”. テゲバジャーロ宮崎. . 2015-3-13閲覧.
- ↑ 2.0 2.1 2.2 2.3 2.4 “テゲバジャーロに改称 サッカー九州リーグのMSU”. 読売新聞西部本社. (2015年1月22日) . 2015-2-14閲覧.
- ↑ “MSUの挑戦 (前編)”. 照屋の宮崎スポーツblog(略称:てるスポ). (2009年8月23日) . 2015-2-14閲覧.
- ↑ “チーム名称変更!!!”. 公式ブログ. (2007年2月6日) . 2015-2-14閲覧.
- ↑ “テゲバジャーロ宮崎に改称 MSU、17年にJ3目指す”. 共同通信. (2015年1月20日) . 2015-2-6閲覧.
- ↑ “MSU”. 宮崎県NPOポータルサイト. . 2015-2-14閲覧.
- ↑ “テゲバジャーロ宮崎に改称 MSU、17年にJ3目指す”. 共同通信. (2015年1月20日) . 2015-2-6閲覧.
- ↑ 8.0 8.1 “テゲバジャーロ宮崎、新ユニホーム発表”. 読売新聞. . 2017-3-2閲覧.
- ↑ “ユニホーム、エンブレム変更 テゲバ宮崎Jへ一新” (プレスリリース), 宮崎日日新聞, (2017年3月1日) . 2017-3-2閲覧.
- ↑ “お知らせ「第20回日本フットボールリーグ 新入会チーム決定!」” (プレスリリース), 日本フットボールリーグ, (2017年12月6日) . 2017閲覧.
- ↑ “森島康仁選手契約満了のお知らせ” (プレスリリース), 公式サイト, (2017年12月24日) . 2017閲覧.
- ↑ “髙地系治選手契約満了のお知らせ” (プレスリリース), 公式サイト, (2017年12月24日) . 2017閲覧.
- ↑ “2018年ユニフォーム、デザインコンセプトについて” (プレスリリース), 公式サイト . 2018-2-1閲覧.
外部リンク