スザンヌ (タレント)
スザンヌ(Suzanne、1986年10月28日[1][2] - )は、日本のタレント、歌手、元グラビアアイドルである。歌手グループ 『Pabo』・『アラジン』メンバー。株式会社ケイダッシュステージ所属。
熊本県出身[1][2]。第一経済大学付属高等学校(現・第一薬科大学付属高等学校)中退[3]。本名は山本 紗衣(やまもと さえ)[1][2]。
Contents
略歴
1986年(昭和61年)、熊本県鹿本郡植木町(現・熊本市北区)に生まれた[4]。幼稚園の年長の頃に市内の現・中央区域に転居[5]。小さい頃は大人しく手のかからない子供だった。2人姉妹の長女。中学生時代の部活は卓球部[6]。
14歳の頃、同市中心部の下通でモデルのスカウトを受け[5]、CMに出演するなど[7]、既に芸能活動を始めていた。しかし、学力面では不十分な点もあり、本田技研を都道府県の名前だと思い込んでいた[8]。三者面談でも「熊本で確実に合格できる高校はない」と言われ[9]、祖母の知人に紹介された芸能コースのある福岡の高校へ進学することになった[10]。福岡市の第一経済大学付属高等学校を中退後に芸能界デビューし、福岡の芸能事務所に所属。モデル、ローカルタレントとして同地を中心に活動していたが、引っ越しのアルバイト等にも励む日々であったという。
RKB毎日放送の深夜番組 『MTM』に出演した際、同局のプロデューサーから声が掛かり、現在の事務所に移籍するために2006年(平成18年)春に上京した。同年より、TOKYO MXのブログ番組『blog TV』木曜日22:00生放送で「スザンヌのこれ見てネット」コーナー担当。同年末、フジテレビの深夜番組『グラビアトークオーディション』に出演し、短い出演期間ながらハキハキとした明るいキャラクターを見せ、同局プロデューサーに見出されて同局のバラエティ番組に起用された。さらに2007年(平成19年)3月2日より、アイドルグループ 『中野腐女子シスターズ』に健康オタク担当として加入し、2008年3月15日の「卒業」までメンバーを務めた。
2007年(平成19年)5月に初出演したクイズ番組 『クイズ!ヘキサゴンII』での珍解答振りによって常連解答者となりいわゆる「おバカタレント」として大ブレイクし、その後バラエティ番組での出演が増えるようになる。2007年9月には、テレビ番組の企画ユニット 『Pabo』(里田まい・木下優樹菜と参加)のメンバーとしてCDデビュー、さらに2008年4月には連続ドラマ 『無理な恋愛』(関西テレビ制作・フジテレビ系列)への出演で女優デビューするなど、活動の場を広げていった。
2008年11月18日、熊本県を日本全国にPRする「熊本県宣伝部長」に就任した[11]。任命式では「『知事』の仕事に頑張って取り組みたい」と述べ、熊本県知事・蒲島郁夫を前に知事交代を宣言するという一幕もあった[12]。
2010年3月17日発売の写真週刊誌『FRIDAY』(講談社)で、福岡ソフトバンクホークスの投手・斉藤和巳との交際が報じられた。スザンヌはブログで「彼はわたしにとって、とても大切な人」と表明し、斉藤も自身のブログで「彼女は僕にとって特別大事な人」とコメントした。2011年12月1日に二人は結婚[13]。
2013年8月に妊娠したことが明らかとなり[14]、同年10月をもって産休に入る[15]。2014年1月6日、22時39分に第1子となる男児を出産[16]。
2015年3月17日に、斉藤と離婚したことを所属事務所を通して発表した[17][18]。翌日には、会見を開いた。その後は地元である熊本に引っ越した[19]。
人物
家族
母親はかつてはモデルをしていたこともあり、2010年現在は地元の熊本市で「キャサリン's BAR」と称する飲食店を営んでいる。『クイズ!ヘキサゴンII』2008年2月13日放送分では「母が調子に乗って(勝手に)『ザ・ヘキサゴン』というカクテルを作った」と語っていた。「キャサリン」は母親・藤本清美が切り盛りする店の常連であった外国人客が、おそらくは「キヨミ」の「キ」からの連想で清美に付けた名である[20]。
父親(実父ではなく母親の再婚相手なので継父)は元競輪選手の藤本博之[21]。祖母は「ナンシー(本名:山本ナヲミ)」[21]、妹は「マーガリン(本名:山本真央)」[21]で、『テレビタミン』(熊本県民テレビ)のスペシャルゲストリポーターとして活動している。なお、二人の名はスザンヌによる命名ではない。母とは2007年10月10日放送の『ヘキサゴンII・おバカの親はおバカ? 父母参観SP』で共演した。この際に祖母と妹は客席で観戦。番組冒頭で本人が紹介し、司会者が姉同様の知的レベルかどうか妹に尋ね、姉の分まで吸収した旨を返答するやりとりがあった。
その他
『九州青春銀行』(RKB毎日放送)で共演していた小倉優子、相沢まき、『ヘキサゴンII』で共演する里田まい、木下優樹菜と親しく、また中村知世は第一経済大学付属高等学校芸能科の同級生(ただしスザンヌは2年生の途中で中退)である。元いいとも青年隊の植野堀まこととは、同郷の隣の中学校で同じ塾仲間である。さらに競輪選手の合志正臣と同じ小学校に通学していた。
カラオケは大好きと公言しているが、カラオケ以外で歌を歌うことは苦手である[22]。
好きなアーティストに倉木麻衣を挙げている。
読書家であり、自分がその日購入した本や、その本の感想を自身のブログで発表することがある。ミステリーや恋愛小説を好むが、難解な漢字は適当に読むこともある[5]。健康維持のために青汁を飲むのが日課となっている[5]。
ロックバンドTHE イナズマ戦隊の楽曲「Oh!スザンヌ」モデルにもなっており、彼らのイベントにゲストとして登場した[23]。なお「Oh!スザンヌ」はファースト写真集のタイトルにも使われている。
クイズ! ヘキサゴンII
2007年5月2日放送分で初出演。その際「予選ペーパーテスト」では最下位となり、クイズ本編では珍解答を連発した。その後常連出演するようになると里田まい、つるの剛士、木下優樹菜、上地雄輔、野久保直樹とともに「ヘキサゴンおバカ6人組」と呼ばれるようになり、「おバカタレント」の代表格としてバラエティ番組への出演が増えるようになる。
同じバカキャラの里田、木下と共にユニットを結成し夏のキャンペーンソング「恋のヘキサゴン」を歌い、2007年9月12日放送分でユニット名が『Pabo』と発表され同年9月26日にシングルが発売された。その後つるの、上地、野久保のユニット『羞恥心』と合体し新ユニット『アラジン』として新曲「陽は、また昇る」をリリースすることを2008年7月3日にオリコンと『ヘキサゴン』携帯サイトで発表され、同年7月30日にシングルが発売された。その後同年9月17日放送分で「天下無敵の一発屋2008」を発表(Paboはコーラスとして参加)、同年10月8日放送分でPaboとしての2曲目の曲「グリーンフラッシュ伝説」を発表した。いずれも2008年10月22日発売の『WE LOVE ヘキサゴン』に収録されている。2009年4月8日放送分で品川庄司の庄司智春とユニット『トモとスザンヌ』を結成し、同年5月20日にシングル「出会えてよかった」が発売された。2010年には品川庄司のトリプルA面シングルで『スザンヌ×スザンぬ』として参加した。
2008年10月4日に行われたヘキサゴンファミリーコンサート『クイズ!ヘキサゴンII ヒットパレード』では、自身が『ヘキサゴン』出演以前から参加しており同年の3月に卒業したユニット「中野腐女子シスターズ」のメンバーがゲストとして登場し、スザンヌのソロ曲の際に「Go! Fight! 腐女子シスターズ」を披露した。
芸名
芸名の由来については、雑誌『BOMB』(学研パブリッシング)初登場時には「タクシーの運転手に外国人に間違われたので、とっさにスザンヌですと答えてしまい、これがきっかけ」と語っている[6]。
作品
シングル
- 「恋のヘキサゴン」Pabo(2007年)
- 「陽は、また昇る」アラジン(2008年)
- 「WE LOVE ヘキサゴン」ヘキサゴンオールスターズ(2008年)
- 「出会えてよかった/お台場の女」トモとスザンヌ(2009年)
- 「泣いてもいいですか」ヘキサゴンオールスターズ(2009年)
- 「WE LOVE ヘキサゴン2009」ヘキサゴンオールスターズ(2009年)
- 「幸せになろう/恋」Pabo(2010年)
- 「サラリー☆マン/第三の男/レッド・アイ」スザンヌ×スザンぬ(2010年) ※初回盤のみ
- 「僕らには翼がある〜大空へ〜」ヘキサゴンオールスターズ(2010年)
映像作品
- 『九州青春銀行〜スザンヌの水族館でマーメイドショー![24]』(2007年)
出演
テレビ番組
準レギュラー出演
- スクール革命!(日本テレビ)生徒として不定期出演、講師として出演する場合もある。
過去の出演番組
- 汐留イベント部(日本テレビ・関東ローカル、2006年 - 2010年)
- タケミネット(あっ!とおどろく放送局、2006年10月21日 - 2007年10月27日)- レギュラー、(2009年11月28日)-ゲスト
- ピーチーズの@お気に入り(RKB毎日放送) - 準レギュラー
- フリフリ song Book(フジテレビONE・TWO、2006年 - 2008年)- レギュラー
- 九州青春銀行(RKB毎日放送、2006年7月 - 2009年3月)- レギュラー
- グラビアトークオーディション(フジテレビ、2006年12月2日 - 9日、2007年1月20日 - 27日)
- アッコにおまかせ!(TBS)準レギュラー
- 金曜★ロンドンハーツ(テレビ朝日、2007年 - 2017年)準レギュラー
- 業界クイズ ミニキテ!(中京テレビ、2007年10月 - 2008年3月) - レギュラー
- ラジかるッ(日本テレビ・関東ローカル、2008年4月 - 2009年3月) - レギュラー※月曜日、2007年10月 - 2008年3月までは木曜準レギュラー
- 体操の時間。 (フジテレビ、2008年10月 - 2009年3月)※月曜日、相沢まきと共演
- おもいッきりDON! (日本テレビ、2009年4月 - 9月)※月曜日レギュラー(全編出演)
- フェイス(RKB毎日放送、2009年4月 - 2010年3月)
- おもいッきりPON! → PON!(日本テレビ、2009年10月 - 2013年10月)※月曜日→金曜日→木曜日 「タレント」枠 レギュラー
- にうすざんす(TBS・関東ローカル、2009年10月 - 2010年3月)
- スザンヌの「勉強できない!」脱出計画(NHK教育)
- クイズ!ヘキサゴンII(フジテレビ、2007年5月 - 2011年9月)※番組内では「レギュラー・準レギュラー」の概念がなく、不定期出演のため、便宜的に本欄に記載する。
- 爆笑レッドカーペット(フジテレビ)※不定期出演
- さんまのSUPERからくりTV(TBS、2007年 - 2014年)
- 豆ごはん。(RKB毎日放送、2010年5月 - 2017年3月)
- 水野真紀の魔法のレストラン(2016年4月 - 2017年12月、毎日放送)
- 福おかぁさん(RKB毎日放送、2017年4月26日 - 2018年3月14日)
テレビドラマ
映画
- いぬばか(2009年) - 主演・宮内すぐり 役
- ゼブラーマン -ゼブラシティの逆襲-(2010年) - 美咲美香 役
- HOME 愛しの座敷わらし(2012年) - レストランの店員 役
声優
- それいけ!アンパンマン だだんだんとふたごの星(2009年) - キララ 役 母・キャサリン、妹・マーガリンと出演。
CM
- 武田メガネ
- ハウス食品 『うまかっちゃん』
- 三菱電機 『NTTドコモ D903iTV』
- ジョイフル
- ワイドレジャー 『楽市楽座・夢のワンダーランド編』
- ゼンリンデータコム 『ゼンリン地図+ナビ』 [25]
- ハピネット 『ブレイド ブラッド・オブ・カソン』 [26]
- 花王 『エッセンシャル』
- ディー・エヌ・エー 『モバオク』
- キャドバリー・ジャパン 『リカルデント』
- ゼンショー 『すき家』
- 九州旅客鉄道(JR九州) 『くまもと最高ザンス 観光キャンペーン』
- 雪国まいたけ 『雪国もやし』
- ゆめぴりか
その他の主な出演作
- 高田スザンヌ - 携帯電話放送(Bee TV)
- DAMチャンネル(2008年4月 - 2009年4月) - 司会
- 九州産交バス「空港リムジンバス」(2009年5月 - )一部停留所での車内放送アナウンス[27]
- CR大駒駒倶楽部@スザンヌ - 遊戯機(豊丸産業)
- ケイダッシュステージの殴るなら殴れ!! #96(2013/06/11、ニコジョッキー)
PV
書籍
写真集
- Oh!スザンヌ(2008年3月20日、講談社、撮影:宮澤正明)ISBN 978-4063078695
- 22(2008年10月26日、講談社、撮影:宮澤正明)ISBN 978-4063078701
- SECOND SEASON(2011年9月24日、ワニブックス、撮影:宮澤正明)ISBN 978-4847043956[28]
脚注
- ↑ 1.0 1.1 1.2 引用エラー: 無効な
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タグです。 「ns
」という名前の引用句に対するテキストが指定されていません - ↑ 2.0 2.1 2.2 スザンヌ KDash
- ↑ スザンヌ 同窓会で高校中退時に泣いてくれた担任に再会 2011年12月19日 12時23分 アメーバニュース
- ↑ 東京熊本県人会公式ホームページ「熊本出身有名人・芸能関係」
- ↑ 5.0 5.1 5.2 5.3 『熊本日日新聞』 2008年1月1日
- ↑ 6.0 6.1 「スザンヌ」、『BOMB』、学研パブリッシング、2008年7月、 20 - 27頁、. 2017閲覧.
- ↑ キャサリン 2009, p. 27.
- ↑ 高橋克哉 (2008年2月17日). “タレント・スザンヌさんの母、藤本清美さん /熊本”. 毎日jp (毎日新聞社). オリジナルの2008年3月9日時点によるアーカイブ。
- ↑ キャサリン 2009, p. 22.
- ↑ キャサリン 2009, p. 26-27.
- ↑ 「スザンヌさんを「熊本県宣伝部長」に任命!」 - 熊本県庁 2008年11月18日
- ↑ スザンヌ“宣伝部長 県知事にも色気!? - バラエティ・ジャパン 2008年11月18日(2009年2月9日時点のアーカイブ)
- ↑ “スザンヌ結婚! ソフトバンク・斉藤和巳コーチと”. MSN産経ニュース. (2011年12月2日). オリジナルの2011年12月2日時点によるアーカイブ。 . 2011閲覧.
- ↑ スポニチアネックス(2013年8月8日)
- ↑ スポニチアネックス(2013年10月31日)
- ↑ (日本語) “スザンヌ、第1子男児出産「喜びと感動で胸がいっぱい」”. MSN ORICON STYLE (2014年1月9日). . 2014閲覧.
- ↑ スザンヌ、斉藤和巳氏と離婚「思いやりを持つことが出来なかった」シネマトゥデイ(2015年3月17日)2015年3月17日閲覧
- ↑ スザンヌ離婚、斉藤和巳も報告 原因は「すれ違い」オリコンスタイル(2015年3月17日)2015年3月17日閲覧
- ↑ 引っ越し|スザンヌ オフィシャルブログ「Suzanne No Blogzansu」Powered by Ameba
- ↑ キャサリン 2009, pp. 153-154.
- ↑ 21.0 21.1 21.2 ママが明かした“スザンヌ家”の意外な過去… 2009年02月06日 スポニチ
- ↑ ☆レコーディングだよぉ☆ - スザンヌの「ぶろぐザンス☆」
- ↑ スザンヌ「目指せ紅白!」も事務所は歌NG 2008-01-27 21:00 ORICON STYLE
- ↑ 撮影はマリンワールド海の中道
- ↑ 本人出演とは別に、実母・清美(キャサリン名義)出演、実妹・真央(マーガリン名義)出演の2パターンがある。
- ↑ 宣伝部長兼ヴァンパイアとしてTV-CMやWEB用CM記者発表イベント等に参加。
- ↑ 熊本県宣伝部長スザンヌが空港リムジンバスに現る!|空港リムジン|九州産交バス|九州産交グループ(2009年5月6日時点のアーカイブ)
- ↑ スザンヌ写真集「SECOND SEASON」発売記念記者会見 WWSチャンネル 2011-10-30
参考文献
- キャサリン (2009). おバカでも明るい育て方. 主婦と生活社.
外部リンク
- スザンヌ(KDashによる公式プロフィール)
- スザンヌ オフィシャルブログ 「Suzanne No Blogzansu」 - Ameba Blog{{#invoke:WikidataCheck|wikidatacheck|property=P3502|value=suzanneblog|category=Ameba Blog ID|namespaces=0}}(2011年7月26日 - )
- スザンヌの「ぶろぐザンス☆」 - 楽天ブログ( - 2011年7月26日)
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