ジム・ビーム

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ジム・ビーム
種類 バーボン・ウイスキー
製造元 ビーム サントリー
発祥国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
販売開始 1795年
プルーフ 80または86
公式サイト http://www.jimbeam.com/
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ジム・ビームJim Beam)は、ケンタッキー州クラーモントで蒸留製造されているバーボン・ウイスキーの銘柄である。この銘柄のウイスキーは、1795年以来、蒸留製造されている。ジム・ビーム銘柄を所有するビーム社は2014年に全株がサントリーホールディングスに総額160億ドルで買収され[1]、2014年5月には社名を現在のビーム サントリーに変更した。

蒸留製造者

祖先のヨハネス・ヤーコプ・ベーム(Johannes Jakob Böhm)はドイツからケンタッキー州に移り住み、その後蒸留製造所を開いた。ビーム一族出身の七世代に渡るアルコール蒸留製造者がいる。

  • ヨハネス・ヤーコプ・ベーム(1770年 - 1834年)※後に英国風にジェイコブ・ビームに改名。
  • デヴィッド・ビーム(1802年 - 1854年
  • デヴィッド・M・ビーム(1833年 - 1913年
  • カーネル・ジェイムズ(ジム)・B・ビーム(1864年 - 1947年
  • T・ジェレマイア・ビーム(1899年 - 1977年
  • F・ブッカー・ノー II世(ジェイムズ・B・ビームの孫、1929年 - 2004年
  • フレッド・ノー(1957年 - 現在)

現在のマスター・ディスティラーのジェリー・ダルトン(1998年 - 現在)は、このバーボン銘柄において、ビーム一族出身でない最初のマスター・ディスティラーである。ビーム一族出身者たちが、なおヘヴン・ヒルの蒸留製造所にあってマスター・ディスティラーでもある。

バーボンの種類

同様にビームの名で広く知られる、何種類かのジム・ビームが入手可能である:

  • ジム・ビーム 白ラベル(熟成 4年、80プルーフ)
  • ジム・ビーム 白ラベル(熟成 7年、80プルーフ、ラベルのトップに君臨する「プレミアム・エイジド・セヴン・イヤーズ・オールド」、ケンタッキー州外では入手不能と伝えられているが、米国の他の多数の州でも購入できる)
  • ジム・ビーム 緑ラベル(熟成 5年、80プルーフ、「ジム・ビームズ・チョイス」)
  • ジム・ビーム 黒ラベル(熟成 8年、86プルーフ)
  • ジム・ビーム 黄色ラベル(ライ麦ウイスキー、熟成 4年、80プルーフ)

ジム・ビームはまた、4種類のプレミアム・スモール・バッチ・バーボンを製造している:「ノブ・クリーク」、「ベイシル・ヘイディン」、「ベイカーズ」、そしてブッカー・ノーに因んで名づけられた「ブッカーズ」である。

2005年2月14日に、ジム・ビームは、1000万樽目のバレルを熟成用ラックに格納した。

ジム・ビームは、バーボンとされる必要条件に適っている。マッシュトウモロコシが51%を越えており、新しい、焦がしたオークのバレル(樽)のなかで、米国の必要基準である 2年以上の長い期間貯蔵される(「ストレート・バーボン」の呼称が許可されるのに必要な熟成期間は 2年である。単なる「バーボン」には、このような必要熟成期間はない)。ジム・ビームは、グレインを膨らませるのにライ麦大麦を使用している。

他のバーボンと同様に、ジム・ビームは、新しい発酵過程におけるイーストにとって良好な環境を生み出すため、前回の発酵のポーション(廃液の一部)を使用する。これは、サワードウ・ブレッドを作るとき使われるプロセスと非常によく似ているので、「サワー・マッシュ」(醸造仕込み液)として知られる。標準の白ラベルのジム・ビーム・ウイスキーは明るい琥珀色を呈する。

ジム・ビームの蒸留製造所は、アメリカン・ウイスキー・トレイル(American Whiskey Trail、EN)の一部である。

その他のジム・ビーム関係の製品

食品

2004年7月26日に、タナシー・フッズ・LLC(Thanasi Foods LLC、ref)は、ジム・ビームに浸したスナック菓子製品である、ビーム・ソークド・サンフラワー・シーズ(註:「ビーム浸透のひまわり」の意味)を発売すると発表した。これは、オリジナル、バーベキュー、そしてハラペーニョの三種類の風味がある。2004年10月18日には、ジム・ビーム・ソークド・ビーフ・ジャーキーをこのシリーズに追加すると発表した。

モーター・レーシング

  • ロビー・ゴードン(Robby Gordon、EN)は、NASCARネクステルカップにおいて、7番ジム・ビームを運転した(ジム・ビームはゴードンのスポンサーであった)。
  • スティーヴン・ジョンソンとウィル・デヴィソンは、ジム・ビームがスポンサーとなった、17番と18番のディック・ジョンソン・レーシング(EN)チーム・カーを運転した。

日本における輸入元の変遷

日本ではニッカウヰスキーが1989年から取り扱っていた[2][3]が、2013年よりサントリー酒類(新)が輸入販売を手掛けている[4](逆にジャックダニエルアーリータイムズなどの輸入権がサントリーからアサヒビールに移った)[5]

関連項目

脚注

外部リンク


translation : en:Jim Beam 14:11, 20 June 2007 より翻訳
contributors : Wifki, Sidp, Kennstinson, Matt Adore, Mm1978 et al.