ジェームズ2世 (スコットランド王)
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ジェームズ2世(英語: James II、1430年10月16日 - 1460年8月3日)は、スコットランド王(在位:1437年 - 1460年)。ジェームズ1世とジョウン・ボーフォート(サマセット伯ジョン・ボーフォートの娘)の子。
生涯
ジェームズ1世が暗殺されて6歳で王位に就いたが、実権はダグラス伯爵一族に握られた[1][2]。1449年、ジェームズ2世は自ら統治する年齢に達すると、ダグラス家と対決して、1452年2月22日には8代ダグラス伯ウィリアムをスターリング城で刺殺[3]、ブレッチンの戦いなどで勝利した後、1455年のアーキンホームの戦いで決定的打撃を与えた[4]。その後ジェームズ2世は、スコットランドの地位向上や軍隊の強化に努めた。1460年、イングランドに占領されていたロクスバラ(Roxburgh)城の包囲戦のさなかに、大砲の暴発により命を落とした[5][6]。
子女
1449年7月3日、ホリールード寺院でゲルデルン公アルノルト・ファン・エフモントの娘メアリーと結婚した[7]。
- 息子(1450年、夭折)
- メアリー(1451年 - 1488年) - 1.1467年頃にアラン伯トマス・ボイドと結婚、2.1474年に初代ハミルトン卿ジェームズと結婚
- ジェームズ3世(1453年 - 1488年)
- アレグザンダー(1454年 - 1485年) - オールバニ公
- デイヴィッド(1455年 - 1457年) - マリ伯
- マーガレット(1455年頃 - ?) - 3代クライトン卿ウィリアム・クライトンと結婚
- ジョン(1459年 - 1479年) - マー伯
脚注
参考文献
- 森護 『スコットランド王室史話』 大修館書店、1988年
- ナイジェル・トランター 『スコットランド物語』 大修館書店、1997年
典拠レコード: