サントリーミュージアム
大阪文化館・天保山(おおさかぶんかかん・てんぽうざん)は、大阪市港区の天保山ハーバービレッジにある美術館。「サントリーミュージアム」は旧称であり、2011年以降サントリーは運営に関与していない。
概要
1994年(平成6年)11月3日、サントリーミュージアム[天保山]の名称でサントリー創業90周年事業によって開設された。東京のサントリー美術館が日本古来の美術・工芸品を収集しているのに対して、モネやボナール、ロートレック、ミュシャ、カッサンドル、ホックニーの作品や世界各国の秀作ポスターなど、近現代美術の収集・展示を行っていた。
映像美術の展示施設として20×28mのIMAXスクリーンを擁する世界最大級の立体映像劇場「アイマックスシアター」があった。
2009年(平成21年)8月21日にサントリーホールディングスは、入館者の低迷・東西での美術館維持が困難を理由に、同ミュージアムを2010年(平成22年)12月26日に閉館することを決めた[1]。なお土地・建物や展示物などは大阪市に無償で寄贈された。サントリー運営時代に展開していた展示会は83企画・シアターは57企画・来館数は1100万人だった。
2012年3月17日から7月16日の期間、当施設(施設名称は「大阪天保山特設ギャラリー」)で「ツタンカーメン展」が、2012年11月24日から2013年2月17日には漫画『ONE PIECE』の展示会「尾田栄一郎監修 ONE PIECE展~原画×映像×体感のワンピース」が開催された。
2013年2月8日、施設の新名称は「大阪文化館・天保山」とすることが発表された[2]。同年4月1日から、オリックス不動産が大阪市と定期建物賃貸借契約を締結し、運営を開始した(ギャラリー部分は大阪シティドームが運営)。
施設
- ギャラリー4F・5F
- レクチャールーム
- アイマックスシアター(446人収容)
- ミュージアムショップ
- カフェレストラン
- ラウンジ
- マーメイド広場(親水広場)
建築概要
- 竣工― 1994年
- 設計― 安藤忠雄
- 規模― 地上9階、一部10階、地下1階
- 構造― SRC造
- 延床面積― 13,491m2
- 所在地― 〒552-0022 大阪府大阪市港区海岸通1-5-10
- 周辺施設― 天保山ハーバービレッジを参照。
交通アクセス
脚注
- ↑ サントリー、天保山ミュージアム休館 22年末で 産経新聞 2009年8月21日
- ↑ 旧サントリーミュージアム〔天保山〕の新しい名称が決まりました 大阪市 港湾局 平成25年2月8日
関連項目
外部リンク
- サントリーミュージアム
- 大阪文化館・天保山 現行サイト。