サンティアゴ (チリ)
サンティアゴ・デ・チレ Santiago de Chile | |
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位置 | |
の位置図 | |
座標 : 西経70度40分0秒南緯33.45度 西経70.66667度 | |
歴史 | |
建設 | 1541年2月12日 |
行政 | |
国 | チリ |
州 | [[ファイル:テンプレート:Country flag alias Metropolitana|border|25x20px|テンプレート:Country alias Metropolitanaの旗]] 首都州 |
県 | サンティアゴ県 |
市 | サンティアゴ・デ・チレ |
地理 | |
面積 | |
市域 | 641 km2 |
標高 | 520 m |
人口 | |
人口 | (2015年現在) |
市域 | 615万8080人 |
人口密度 | 8470人/km2 |
市街地 | 510万人 |
都市圏 | 720万人 |
公式ウェブサイト : www.municipalidaddesantiago.cl/ |
サンティアゴ・デ・チレ (Santiago de Chile、チレのサンティアゴ)、通称サンティアゴ (Santiago) は、チリの首都。チリ中央の盆地に位置し、首都機能を有するが国会はバルパライソにある。南アメリカ有数の世界都市でもある。
Contents
歴史
植民地時代
サンティアゴは、1541年2月12日にスペイン人の征服者ペドロ・デ・バルディビアによりサンティアゴ・デ・ヌエバ・エクストレマドゥーラ (Santiago de Nueva Extremadura) 市として建設された。起工式はウエレン・イル (Huelén Hill) (現サンタ・ルシア・イルで行われた。バルディビアがこの場所に都市を建設した理由は、穏やかな気候と市中央部を横断するマポチョ川がマプーチェ族からの防衛線になるためであったといわれる。
最初の建築物は、チリ中部に居住していたインディオの部族の一つピクンチェ族の人々の協力で作られた。
マポチョ川の南部にある湿地は水が抜かれ、アラメダ (Alameda)(現アベニーダ・アラメダ・リベルタドール・ベルナルド・オイヒンスという遊歩道に変えられた。
独立後
1810年から1818年のチリ独立戦争の結果、1818年にベルナルド・オイギンス、ホセ・デ・サン・マルティンらの活躍によりチリが解放されると、市南西部であったマイプーの戦いで若干の被害を受けたものの、サンティアゴは正式にチリ共和国の首都に指名された。
太平洋戦争に勝利すると、1880年代はペルー、ボリビアから併合したチリ北部で硝石が産出され、国が繁栄したことにより、首都サンティアゴも発展した。1930年代には、サンティアゴの近代化が始まり、チリ各地から人々が集まり、人口も増加した。1973年9月に起きたクーデターは映画「サンチャゴに雨が降る」 (1975年) でアジェンデ大統領誕生からの顛末が描かれる。1985年に地震が発生し、中心部の歴史的建造物が破壊された。1990年には、国会議事堂が約120km離れたバルパライソに移転している。
行政区分
サンティアゴは、以下の32区(首都州と一致)で構成される。各区には4年おきの選挙で選ばれる区長(スペイン語: alcalde)がいる。
- サンティアゴ区 (Santiago)
- セリージョス区 (Cerrillos)
- セーロ・ナビア区 (Cerro Navia)
- コンチャリー区 (Conchalí)
- エル・ボスケ区 (El Bosque)
- エスタション・セントラル区 (Estación Central)
- ウエチュラーバ区 (Huechuraba)
- インデペンデンシア区 (Independencia)
- ラ・システルナ区 (La Cisterna)
- ラ・フロリーダ区 (La Florida)
- サン・ラモン区 (San Ramón)
- ラ・グランハ区 (La Granja)
- ラ・ピンターナ区 (La Pintana)
- ラ・レイナ区 (La Reina)
- ラス・コンデス区 (Las Condes)
- ロ・バルネチェア区 (Lo Barnechea)
- ロ・エスペホ区 (Lo Espejo)
- ロ・プラード区 (Lo Prado)
- マクル区 (Macul)
- マイプー区 (Maipú (Chile))
- ニュニョーア区 (Ñuñoa)
- ペドロ・アギーレ・セルダ区 (Pedro Aguirre Cerda)
- ペニャロレン区 (Peñalolén)
- プロビデンシア区 (Providencia)
- プダウエル区 (Pudahuel)
- キリクーラ区 (Quilicura)
- キンタ・ノルマル区 (Quinta Normal)
- レコレータ区 (Recoleta)
- レンカ区 (Renca)
- サン・ホアキン区 (San Joaquín)
- サン・ミゲル区 (San Miguel)
- タラガンテ区 (Talagante)
- ビタクーラ区 (Vitacura)
気候
サンティアゴは地中海性気候で、夏(10月から3月)は比較的暖かく乾燥し、最高気温が35度まで上がる日もある。冬(6月から8月)は湿度が高く、普段は最高気温は15度くらいだが、低い日は0度近くまで下がる。年間降水量は約360mm。
降水は冬季に集中し、サンティアゴ市内でも雪が降ることもあり、周辺の山々は豊富な積雪量を誇る南半球最大のスキーリゾートとなっている。
盆地に位置するためスモッグや大気汚染がひどく、冬の数ヶ月間はサンティアゴに溜まることがある。政府は大気汚染を減らすために、重工業の工場を盆地から出ていくよう誘導したが、失敗に終わった。
サンティアゴ (1971–2000年)の気候資料 | |||||||||||||
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月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年 |
最高気温記録 °C (°F) | 36(97) | 37(99) | 34(93) | 31(88) | 31(88) | 27(81) | 27(81) | 29(84) | 31(88) | 33(91) | 36(97) | 37(99) | 37(99) |
平均最高気温 °C (°F) | 29.7(85.5) | 29.1(84.4) | 26.9(80.4) | 23.3(73.9) | 18.7(65.7) | 15.2(59.4) | 14.9(58.8) | 16.7(62.1) | 19.0(66.2) | 22.3(72.1) | 25.4(77.7) | 28.4(83.1) | 22.47(72.44) |
平均最低気温 °C (°F) | 13.0(55.4) | 12.4(54.3) | 10.7(51.3) | 8.0(46.4) | 6.3(43.3) | 4.3(39.7) | 3.9(39) | 4.8(40.6) | 6.1(43) | 8.2(46.8) | 10.1(50.2) | 12.0(53.6) | 8.32(46.97) |
最低気温記録 °C (°F) | 6(43) | 6(43) | 3(37) | 1(34) | -3(27) | -5(23) | -7(19) | -6(21) | -2(28) | -1(30) | 2(36) | 2(36) | -7(19) |
降水量 mm (inches) | 0.4(0.016) | 0.8(0.031) | 3.2(0.126) | 10.4(0.409) | 42.2(1.661) | 70.4(2.772) | 86.6(3.409) | 51.8(2.039) | 22.0(0.866) | 13.4(0.528) | 9.2(0.362) | 2.1(0.083) | 312.5(12.303) |
% 湿度 | 54 | 59 | 63 | 68 | 75 | 79 | 76 | 75 | 72 | 67 | 58 | 53 | 66.6 |
平均降雨日数 | 1 | 1 | 2 | 2 | 6 | 7 | 8 | 6 | 4 | 2 | 2 | 1 | 42 |
日照時間 | 322.4 | 279.7 | 263.5 | 186.0 | 117.8 | 90.0 | 108.5 | 139.5 | 159.0 | 207.7 | 267.0 | 322.4 | 2,463.5 |
出典#1: World Meteorological Organization[1] | |||||||||||||
出典#2: BBC Weather[2] for record highs, lows and humidity |
交通
空港
サンティアゴの表玄関となる空港はアルトゥーロ・メリノ・ベニテス国際空港で、南米では設備の整った空港である。
鉄道
サンティアゴの鉄道は、中央駅 (Estación Central)をターミナルに、チリ国鉄によって近郊電車と中長距離列車が走っている。かつてはチリ南部のプエルトモントまで寝台列車が運行されていたが現在は運休中である。
- メトロトレン・・・近郊電車。130km離れたサンフェルナンドまで運行。
- メリトレン・・・近郊電車。建設中。メリピージャまで運行予定。
- テラスール・・・長距離電車。チリ中部のタルカを経由し約400km南のチジャンや約670km南のテムコまで運行。
- サンティアゴ-バトゥコ線・・・近郊電車。サンティアゴ地下鉄のキンタ・ノルマル駅とBatuco間を結ぶ。2019年開通予定。
地下鉄
サンティアゴには、フランスの協力で建設された5路線の地下鉄(メトロ)があり、数年以内に新たに2路線の開通が予定されている。比較的安全な交通機関として信頼されている。
トラム
トラム路線のラス・コデス・トラムが建設中である。
タクシー
サンティアゴのタクシーは、通りで拾って乗ることができ、普通は黒いボディーに黄色い屋根をしている。他にコレクティーボ (Colectivos) と呼ばれる乗り合いタクシーがあり、固定料金で決められた道を走る。
高速道路
サンティアゴ市内と空港を結ぶ大規模な有料高速道路が2005年に開通した。
文化
遺産やモニュメント
サンティアゴの首都圏には、歴史的・考古学的建造物やなどが多数位置している。エルプローモ (El Plomo)、教会、サンフランシスコの修道院、ラ·モネダ宮殿のインカの聖域、サンティグイノモニュメントはユネスコ世界遺産候補として提案されている。
スポーツ
市内から30~50㎞程度の場所のアンデス山脈中にバジェ・ネバド、パルバ、ファレジュネス等の中南米最大級のスキーリゾートがあり、標高3000m~5000m地点に滑走コースが作られている。これらのスキーリゾートでは国際大会が開かれており、サンティアゴは冬季オリンピックの招致活動の動きもある。
ATPツアーのベルサウス・オープンが1993年から2000年まで、モビスター・オープンが2010年から同地で新たに開催されている。
ギャラリー
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景観
姉妹都市
- 東京、日本国
- ブエノスアイレス、アルゼンチン
- グアヤキル、エクアドル
- サンパウロ市、ブラジル
- ケレタロ、メキシコ
- マイアミ、アメリカ合衆国
- ミネアポリス、アメリカ合衆国
- パリ、フランス
- マドリード、スペイン
- リガ、ラトビア
- アンカラ、トルコ
- チュニス、チュニジア
- ロンドン、イギリス
- 北京、中華人民共和国
- メキシコシティ、ブラジル
関連項目
- エーリッヒ・ホーネッカー(旧東ドイツ国家評議会議長。失脚後、亡命しこの地で死去)
脚註
- ↑ “Weather Information for Santiago”. . Feb 2010閲覧.
- ↑ “BBC Weather – Santiago”. BBC News . 23 July 2011閲覧.
外部リンク
- サンティアゴ・デ・チリ市公式ウェブサイト テンプレート:Ref-es
- サンティアゴ・シティ・ガイド (英語)
- ウィキボヤージュには、サンティアゴ(スペイン語)に関する旅行情報があります。
- ウィキボヤージュには、サンティアゴ(英語)に関する旅行情報があります。