コールドドリンク (カクテル)

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コールドドリンクとは、カクテルを完成時の温度によって分類した時に、比較的温度が低いカクテル群を指す分類である。また、完成時の温度が比較的低いカクテル自体のことも、コールドドリンクと言う。対義語は、ホットドリンク。なお、コールドドリンクは、コールド・ドリンク、コールドドリンクス、コールド・ドリンクスとも書かれる。また書籍によっては、コールドカクテル、コールド・カクテル、コールドカクテルズ、コールド・カクテルズなどと書かれることもある。さらに、サマー・ドリンク(夏の飲み物)などと書かれることもあるが、このカクテル群を夏に飲まなければならないという規則は存在しない。

概説

カクテルには、様々な分類の仕方が存在するが、コールドドリンクもその1つである。カクテル完成時の温度という軸で分類した時に、カクテル完成時の温度が比較的低いカクテルが、このコールドドリンクに分類される。コールドドリンクは、予め冷蔵庫などで酒などの材料自体を下げておくことによって温度を下げる方法か、シェーカーを使って氷と共にシェークしたり、ミキシング・グラスを使って氷と共にステアしたりして急速に冷却する方法、もしくは、それらを併用することで作られる。なお、温度の上昇を少しでも防ぐために、カクテルを作るグラス自体を、予め冷やしておくこともある。さらに、コールドドリンクに分類されるロングドリンクを作る場合で、グラスに氷を入れる時は、先に氷をグラスに入れてから酒などを注ぐのが原則である。ちなみに、コールドドリンクには基本的に氷を使用するため、このカクテル群が広まるには、製氷機の登場と普及が不可欠であった。

代表的なコールドドリンク

コールドドリンクは、その数が非常に多く、有名なコールドドリンクを挙げただけでも、カクテル名の羅列が長々と続くだけなので、ここでは特に紹介しない。

参考文献

  • 日本バーテンダー協会 『ザ・カクテルブック』 1991年12月10日発行 ISBN 4-388-05666-9