ケーユクス
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ケーユクス(古希: Κήϋξ, Ceyx)は、ギリシア神話の人物である。長母音を省略してケユクスとも表記される。
- ヘーオスポロスの子
- テッサリアーの王
の2人が有名。
ヘーオスポロスの子
明けの明星ヘオースポロスの子で、ダイダリオーンと兄弟。アルキュオネーの夫。
妻と幸福に過ごしていたが、アポロドロスによると互いに自分たちをゼウスとヘラとしばしば呼んでいたため、神々の怒りを招いた。ケユクスが船に乗っている時にゼウスに雷霆を放たれ死んだ。その後妻のアルキュオネの枕元に亡霊となって現れ、彼の死を知らぬ妻にそのことを告げた。アルキュオネは悲しみのあまり海に身を投げ、哀れに思った神々は二人を鳥に変えた。
テッサリアー王
テッサリア地方を流れるスペルケイオス川の南岸のトラキス地方の王。アムピトリュオーンの甥で、ヘラクレスの継父。 ヘラクレスと仲が良く、しばしばエウリュステウスから彼を匿った。ケーユクスの息子ヒッパソスはヘラクレスと共にオイカリア王エリュトスと戦争をした際に殺された。ケーユクスの娘のテミストノエはキュクノスと結婚した。