カルバン
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Calvin, Jean
[生] 1509.7.10. ピカルディ,ノアイヨン
[没] 1564.5.27. ジュネーブ
フランスの宗教改革者。神学,法律,人文学を学び人文主義者として出発,1532年頃回心。宗教改革に加わったため追われてバーゼルに逃れ,36年『キリスト教綱要』 Institutio christianae religionis初版を出す。
同年ジュネーブの宗教改革に参加,実をあげたがあまりに厳格だったので 38年に追われ,シュトラスブルクに移る。 39年の『ローマ人への手紙』を皮切りに旧・新約聖書のほぼ全体の注解を行う。
41年再びジュネーブに迎えられ,神政政治のごとき厳格な改革を断行した。神と聖書の権威を柱とする立場はスイスを中心にカルバン派を形成。『キリスト教綱要』 (1560,決定版) はプロテスタント史上最初の神学的体系である。神の絶対主権を強調し,「ただ神にのみ栄光を」 Deo soli gloriaをモットーとした。